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日本が中・韓・ロシアとは領土問題、米国とは基地問題、北朝鮮とは拉致、核問題で手詰まりの状況を尻目に、東アジアは中国の大国化、これに対抗する米国の東アジア戦略転換と大きく動いている。相変わらず国内で自分にとって都合のよい言説だけを語っている日本に明日はあるのか? 冷静な分析をもとに日本のこれからの道を探る。
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Posted by ブクログ
気になった言葉のメモ 中国は大国化する アメリカは日本よりも中国を重視する それを見極め日本としてどうするかを考えるのがこの本の目的。 日本の課題は日本人が厳しさを認識できるか。 日本の最も適切な戦略とは。 国際情勢への関心の低さ。 自身への関心が高く 他者への関心が低い 2011年末に書か...続きを読むれた本書の予言は、2015年の今も生きているように見える。 中国のバブル崩壊などと煽っていたメディアの論調もすでに見られない。むしろ、中国経済は大きく成長し続けている。 日本は経済も人口もジリ貧状態。 こういう中で中国とどう付き合っていくか。 戦略的な思考が必要なことは不愉快なほどによーくわかった。 あとは、教育にどう活かしていくべきなのか?
孫崎氏の著書は明快な記述のものが多いが、この本もその1冊。日本の立ち位置について、ASEAN諸国のあり方は参考になることが多いと思う。武力はいくら持ったところで安心が得られるものではないのだから、著者の主張する「複合的相互依存関係」を構築することは解になりうると私も思う。課題は何を、どうやってという...続きを読むところだ。悲しいことに、今の私はノーアイデア…というわけでもないか。
明治以降150年間で経験しなかった中国の大国化に日本はどう向き合うか。2020年には中国のGDPはアメリカを越えるという情況の中で、米国のオバマ政権は同盟国重視からG2戦略へ転換するのか? 中国の戦略等々を踏まえた分析、提言は傾聴に値する。 反米傾向が強いと言われる著者だが、この本ではかなり冷静な分...続きを読む析、提言をしている。
孫崎の日頃の主張通り。ただツイッターを最近フォローし始めてTPP反対とか東アジア共同体についていろいろ言ってる背景を初めて知れたかも。 中国が大国化するなかで米国も東アジアで日本より中国を優先していくだろう、その中で日本はどうやって生き抜くかを考えるとゆう本。 地政学において軍事力の重要性が弱まって...続きを読むいること、今までは金、技術を欲しがっていた中国がマネジメントを欲しがっていること、中国にとってEUや米国との関係が重要であるほど、日本との問題が悪い影響を与えないようにと日本にとっても都合がよくなること、逼迫する財政で手が回らないところを日本の自衛隊との共同を深めていくことで補おうとする米国、中国との関係を強化しつつ、中国との関係が悪化したときに備えて日本やインドとの同盟を強化するザカリアの「ヘッジ戦略」、BIS規制で起こった日本経済への悪影響、どうしようもなくなる日中の軍事バランス、リアリズムより複合的相互依存関係へとゆう主張、中国や韓国が領土問題についてどうゆう認識を持っているか知らない日本人、実質的な複合的依存関係を中韓と深め、EUやASEANのように段階的に東アジア共同体をつくっていこうとゆう主張など、TPP反対や経済についてはともかく、孫崎さんの国家戦略論にはいつも納得させられます。
Posted by 読むコレ
アジアは中国を中心に回り始めてい現実に目覚めよ、ということか。最近の孫崎さんの筆の鋭さは、心配なほどです。
台頭する中国と、それによる日米関係の変化についての本。 タイトルになっている「不愉快な現実」とは、アメリカが日本よりも中国を重視し、日本だけが一方的に取り残されるという事態を指している。 外交やパワーバランスについて、専門書を引用しながら書かれていて、日本を取り巻くアジア問題の入門書としてオスス...続きを読むメ。
知ろうとせずお人好しからの脱皮を。ウィン・ルーズからウィン・ウィンへ、リアリズムから複合的相互依存の関係へ。客観的事実、現実直視。
まさに、タイムリーな一冊。多くの日本国民が、たとえ賛成はしなくとも、著者の提示する事実と主張を読んだうえで日本の外交戦略を考えてほしい。
非常に論理的な持論の組み立てだが、すべては中国が米国に比肩する経済大国になることが前提になっている。日本人がこれを認めたがらないとのことだが、その前提はこれまでの成長トレンドと米国人へのアンケートがベースになっている。が、ちょっと待って欲しい。本当に過去のトレンドがこの先も続くのか? 経済成長率は生...続きを読む産年齢人口の増加率に大きな影響を受けるが、一人っ子政策によるdemographyの歪により2013年には中国のそれは減少に転じたと言われている。またこの数年間の高度経済成長は、経済原理を無視した無理な設備投資に支えられており、全成長率7%の内4%がそうした過剰な投資効果によるとの推計もある。これ以上の無理な投資はさすがの独裁国家でも不可能だ。更に中国には知財の蓄積がほとんどないため、成長鈍化と労務費増加によって外国企業が逃げだせば独自路線での経済成長は困難だ。一方で米国はイノベーションと戦略的外交で益々その影響力を増している。 こういった疑念は不都合な現実から目をそらしているだけなのだろうか?自分にはそうは思えない。
本書の要旨は終章で次のように書かれている… 1 日本の隣国中国は、経済・軍事両面で米国と並ぶ大国になる。 2 この変化の中、米国は中国を東アジアで最も重要な国と位置づける。 3 2020年頃、中国は米国に経済的に追いつくことが予想される。 4 軍事力で米中が接近する状況で、米国が日本を守るために中...続きを読む国と軍事的対決することはない。 では、そうした中、日本はどうあるべきか… それは選択肢のある問題ではない。本書では次のように書く。 ―日本には軍事的解決の選択肢はない。 平和的解決の手段しかない。 …であるならば、従来の対米追随のありかたは、見直されて 然るべきなのだろう…残念ながら現在の日本の政治に、 その萌芽はない。本書で述べられる「東アジア共同体」は、 非現実な理想としても、ボクらは、どこへ向かうべきか考える時だ。
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不愉快な現実 中国の大国化、米国の戦略転換
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孫崎享
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