日本の「情報と外交」

日本の「情報と外交」

850円 (税込)

4pt

なぜ日本は、尖閣問題で厳しい岐路に立たされたのか?政策決定において、論理よりも空気が重んじられる傾向は、「戦艦大和の最後の出撃」と重なるのではないか――。本書は、CIA、旧KGB、MI6等々、数多くの情報機関と交流した著者の実体験を交えて、情報とは何か、情報体制はどうあるべきかを提言する。外務省は、なぜニクソン・ショックを予測できなかったのか? なぜ石油ショックやイラン・イラク戦争の終結、ベルリンの壁崩壊を捉えきれなかったのか?「尖閣問題」こそ日本外交の縮図である。日本では正しい情勢判断がなぜか軽視されてしまう。外務省国際情報局長が国際諜報戦争と外務省の真実を明らかにする。――本書は2009年刊『情報と外交』(PHP研究所)に、あらたに序文とあとがきを加えたものです。

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日本の「情報と外交」 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    以前出版されたハードカバー「情報と外交」の新書版。あらためて一読したが、外務省での国際情報局長、分析課長、ソ連・イラン・イラク大使館での勤務経験を踏まえたインテリジェンス経験論には、説得力抜群です。
    国内のインテリジェンス機関の拡充に関しても、単に拡充するのではなく、国益を考えて目的を明確にすること

    0
    2017年05月07日

    Posted by ブクログ

    ■外務省で情報畑を歩んできた人が書いた日本外交。
    ■また、各国の情報機関の活動の一端もわかる。
    ■著者ご本人の経験と観察に基づく話の展開なので、非常に実践的で興味深い。腹の据わった内容の濃い文献だった。
    ■この著者はツイッターでも積極的に意見を発信。外交の専門家の視点がわかってよい。

    0
    2013年02月09日

    Posted by ブクログ

    元外交官の外崎亨が、日本の「情報と外交」について分析した一冊。

    インテリジェンスとは何かということを含めて、勉強にはなった。

    0
    2019年05月15日

    Posted by ブクログ

    外務省で情報分野を中心に勤務し、駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使を歴任した孫崎享氏が、情報分野をいかに考えるかというテーマを持ちながら執筆した回顧録で、2009年に出版された『情報と外交』を改題したものである。
    著者はまず、外交政策の立案において最も必要とされるのは「外部環境の把握」

    0
    2016年01月16日

    Posted by ブクログ

    ・今日の分析は明日豹変する(イラン・イラク戦争)
    ・現場に行け、現場に聞け(テレビ、小説も含め)
    ・情報のマフィアに入れ、フォーリンアフェアーズを読め
    ・まず大国(米国)の優先順位を知れ
    ・15秒で話せ、1枚で説明せよ
    ・情報グループは政策グループと対立する(しかも通常負ける)
    ・インテリジェンスと

    0
    2013年12月24日

    Posted by ブクログ

    イラン・イラク戦争、オイルショック、ニクソン訪中、9.11、湾岸戦争、日米貿易摩擦等々の事例から、日本のインテリジェンスの弱さに警告を発している。
    著者はアメリカに対しては根強い反米感情が出るが、その他については冷静に情勢分析している。

    0
    2013年05月29日

    Posted by ブクログ

    ●:引用、→:感想

    ●外交政策を立案するにあたっては、情勢判断を基礎とすべきである。情勢判断は客観的な事実を見ることから始まる。しかしながら、日本の外交においては、「何をしたいか」という願望がつねに先行し、都合の良い情報ばかりが集められるという倒錯した政策立案が繰り返されてきた。
    →昨夏のNスぺ「

    0
    2013年04月12日

    Posted by ブクログ

    いかに日本の情報、諜報部門が脆弱かよく分かる。裏を返せば戦後アメリカに上手くやられたということか。今回のアルジェリアのテロ事件でもそれが証明されたと言ってよいだろう。

    0
    2013年01月23日

    Posted by ブクログ

    外交政策を立案するにあたっては、情勢判断を基礎とすべきである。情勢判断は事実をみることから始まる。しかしながら、日本の外交においては、「何をしたいか」という願望が常に先行し、都合のよい情報ばかりが集められるという倒錯した政策立案が繰り返されてきた。


    われわれは、「いつかきた道」を再びたどらないた

    0
    2012年12月24日

    Posted by ブクログ

    【ノート】
    ・「正直言うと、どんな美味しい酒より、この(ウォッカで)ただれる感覚が一番良かったと思う(P67)」

    ・現代では、少しの手間で入手できる情報により、情報マフィア予備軍ぐらいの情報を得ることができる。「『フォーリン・アフェアーズ』を読むことは、米国国務省政策企画部マフィアの準構成員レベル

    0
    2018年10月28日

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