加藤俊徳のレビュー一覧
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著者は「難読症」という文章が読みにくい特性を抱えた方でしたが、読み方の工夫で自分なりの読書法を編み出した方です。
前書きにある「内言語」は、文章を読むときに頭の中で音がなる、音として変換されているということらしいのですが、著者はそれがないらしいのです。ここで初めて、読書時に頭の中で勝手に音声や映像が流れる、ということには個人差があるということを知りました。
また、本を早く読めることが必ずしも良いことではないことも。
字面だけを追って読んだ気になっている、という一文にハッとさせられました。一時期のわたしがまさにそれだったので。
脳番地に合わせて色々方法が書いてあったので、今の読書スタイルに -
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怒ると脳が非効率になる。
相手が親密なほうが怒りやすい。
怒りを表すのは、自分が未熟で相手に甘えているから。
怒りを感じたら、続けない、決めない、進めない。
離れる。
怒るのは、自分が困っているから。「自分は困っている」と唱えると怒りは消える。
怒っている人は、困っている人だ、と考えると相手の苦痛に心を寄せられる。
非常識な相手が目に付くときは、予想が外れただけ、と冷静になる。予想が外れたせいで怒っている、と気づく。
男性はルール違反が許せない。世間の価値観を意識する。
女性は自分の考えを優先する。世間の考えは気にしない。
君はどうなの?と聞かれると女性は喜ぶ。自分の考えを聞く。
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ネタバレ「めんどくさい」は脳からのメッセージ。これから脳に負担がかかりそうだという危機メッセージ。
めんどくさいを、漠然とした感覚のまま放ったらかしにするのではなく、正体を明らかにする。
きちんとめんどくさいを取り扱うことで、日々のパフォーマンスを上げることで、人生の質をぐんと上げることができる。
「めんどくさい」に対する対処法
・脳のクセは徐々にねりあげられていくもの。なので、すぐ動く脳のクセをつける
・サッと気持ちを切り替え、動き、処理してしまえるようになるには、自分を2番目に置くこと。いったん自分のために生きることをやめてみるとめんどくさいは感じない
・体を動かすことでリフレッシュし、処理能 -
Posted by ブクログ
記憶の種類=言語系、運動系、視覚系
感情を伴う記憶は強く記憶される。感情を伴う記憶法を考える。
1日20分の暗記タイム。アメリカ大統領、円周率など。
試験は問題を解くより、答え合わせに時間をかける。
帰宅した直後に俳句をつくる=その日の出来事を振り返る
自分で本を出す、とイメージすると必要な情報に敏感になる。
日曜日の夜、翌週一週間をイメージする。理想的な行動を組み立てる。
人の顔と名前を覚えるには、場所と一緒に覚える。ストーリーや経験をいっしょに覚えると記憶しやすい。
天気予報でなく、空を見上げて天気を予測する。
夢が実現する日を決める。その日をイメージする。
歌を歌いな -
Posted by ブクログ
本にも色んな読み方がある。
どんな読み方をしているか、どんな人付き合いをしているかによって、脳のどの部分が発達しているかが変わってくる、というのは面白い。
やはりコミュニケーション力を鍛えるには、読書も役に立つのだそう。
感情を豊かにするためには、小説がいいのだそう。苦手な方はまずは短編小説から。
最近読んだ谷崎潤一郎をおすすめされていて、「たしかに」と思った。
読む前から実践できていたこともあり、読書好きな方には「当たり前ではないか?」と思うところもあるだろう。
また、「そんなの邪道だ!」と思うところもあるだろう。
(筆者はそれを承知の上で、と書かれている)
とにかく読書は、その人が楽し