佳嶋のレビュー一覧

  • おにんぎょうさまがた

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    幼稚な内容ではあるけど
    中身がしっかりあって怖さとか温かさとかを
    すごく上手にするから長谷川さん好き。

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    2022年05月21日
  • おにんぎょうさまがた

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    5つの人形にまつわる話。どのお話もゾクッとして、でも人形に惹かれていく…不思議で怖くて魅力的なお話ばかりでした。

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    2019年02月23日
  • 少年十字軍

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    何とも冷静であり、シニカルな小説だと思った。

    そして最後まで、「神」と「奇跡」の正体についての謎が明かされていない。
    結局、発端となる事件の真相については、それが人為的に仕組まれたことなのか、それとも本当に神による奇跡なのか、断定的には書かれていない(と私は読んだ)。
    その正体が最後まで巧妙に隠されていて、まるでミステリー小説のようにスリリングですらある。

    見ないで信じる者は幸いである。

    それならば、見た上で、それでも信じ続ける者はどうだろう? 哀れだろうか? 不幸だろうか?

    神はいるのか?
    奇跡は誰が起こしたのか?
    分からないけれど、少なくとも歴史を作り出したのは人間だ。

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    2015年04月28日
  • ダメBL

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    アニメイトで見つけて
    『これは私のための本では!?』と思い即座にレジへ。


    大好きな作家様達が集まりマニアックな所を突き萌えになるのはさすがだなと思う。

    すてき過ぎる!!

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    2012年08月22日
  • ダメBL

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    短編集。

    担当さんからボツにされたり、到底書けないと思われたものを集めたもの。
    …そのコンセプトに惹かれて発売日までドキドキしていました。市内にある大きめの本屋に発売日にいったらなくて、迷った末にネットで注文。
    届いた瞬間にがっちり読みました。

    「ちょっとだけ!最初のだけ読むだけだからね!」と思って開いたのに、雲田さんの足フェチマンガでスッコーーーンと落ち、15分かけて全部読んじゃいました……。
    恐るべしダメBL…。
    一人で立つぐらい自立した子なのに、なんだろうこの魔力…。

    読んだ感想ですが…「どこがダメなのかさっぱりわからない」という…(笑)
    たしかにアンケートはとれないかもしれない、

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    2011年11月28日
  • 少年人形

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    これもかなり好き嫌いが分かれるみたいなんですけどい、私個人としてはかなり好きですね。
    女装、剃毛、コスプレ、浣腸、そういえば主人公吐いてたな……。
    決して似合っている女装ではないところとか、かなり萌えました。
    はるひさんお得意の子育て系(?)の作品です。
    結局、攻めの匠的には性別なんて関係ない…!なBLの典型なんですけど、それでもそれまでの由宇の思い込みは溶けなくて頑な。男の子の僕なんかが匠さんを好きになってごめんなさい…。と、二人は本当の意味で繋がっているのかいないのか…余韻があって私は好きです。
    二人の閉塞感が堪りませんね。

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    2011年02月17日
  • おにんぎょうさまがた

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    ホラー系ミステリ作家・長谷川夕さんの5体のおにんぎょうが女性達に災いを為す血も凍る怖さの連作短編集。本書の中で質の悪い極悪極まりないお人形は第1話の死を呼ぶミーナと第4話の死の映像を映すエセルですね。第2話のサマーは機械仕掛けでまだ可愛らしい方ですし、第3話の名前なし人形と第5話のクローディアはヒロインを解放してくれるだけましな方ですね。全てが破滅的でなく第2話と第5話には救いと希望が漂います。人間の憎悪が人形と反応して最悪の結末に至るダークファンタジーの達者な書き手の著者は今後も大いに期待できますね。

    唯、一点だけ非常に残念なのは去年までに集英社オレンジ文庫から4冊も著作を刊行されているの

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    2019年05月16日
  • おにんぎょうさまがた

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    ネタバレ

    全ての登場人物に外見を当てることができた。
    サマーのやつと最後のやつが好きだったかな。
    ドックフードのは少し気持ち悪かった笑。
    この人の本はわかりやすくて面白いから小説初心者に読んでもらいたい。
    怪談系のホラーっていうよりは人間の怖さみたいなとこあったかな。
    おにんぎょうはかわいいけど大事に大事にしなくっちゃね。

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    2019年04月13日
  • おにんぎょうさまがた

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    呪いの人形たちが人の生活に影響を及ぼすホラー短編集。表紙が恐ろしく、どんなホラーかと戦々恐々としていましたが、読んでみたらとても良い作品集でした。それぞれの主人公が癖がありつつも良心を持った人たちだったのが、この読後感に繋がったのだと思います。決して幸福なラストばかりではありませんでしたが、いわゆるイヤミスのようなモヤモヤは残りません。こんなおにんぎょうさまがたなら、一度くらい持ってみても良いような…いややっぱり遠慮します。ブルブル。

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    2018年04月23日
  • 少年十字軍

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    青少年向けのため、いつもの皆川先生らしくないかもね(笑… 叙述トリックもない ドロドロな展開もない、芳醇な描写や余韻たっぷりのエンディングが相変わらずいつもの皆川先生です。昔十字軍東征の映画を観たが、今回小説のベースの少年十字軍のお話は知らなかった。今度古屋先生の漫画も読もうかな〜

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    2017年05月19日
  • 少年十字軍

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    少年十字軍の悲劇を知っていれば
    この子達にどんな結末が待っているのか
    それを作者がどれだけ耽美、爛れた
    退廃的な世界に描くのかと思いながら
    読んでいったのだけど。。。
    神への信仰を表面にあらわしながら
    俗な人間の欲にまみれ浸りきった大人たちに
    (あぁ大人の世界を縮小版で濃縮している
    レイモンにもか)利用され、試され、裏切られ、
    翻弄される子供たちが、ただ一心に信じている
    苦難からの解放、自由な世界、導いてくれるはずの
    エティエンヌ。
    染まって汚れたものも、純粋なものも、全て背負い
    その身を削りながらたどり着く先は。
    ぜひ読んで、余韻に浸ってみてください。

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    2016年12月26日
  • 少年十字軍

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    13世紀に実際にあった少年十字軍をテーマに描かれたお話。
    難解そうに見えて、意外にさらさらと読める。それは、登場人物は多いのに、それぞれが生き生きと魅力的に描かれているせいかも知れない。

    エティエンヌに心酔する子どもたち、信じてはいないけれど追随する者、利用しようとする者、そして訳も分からずただ参加する者。様々な思惑が絡み合いながら旅は続く。

    神の不在、死後の世界と無宗教の人間には正直理解できない部分はあるけれど、中世的なちょっと暗くて閉鎖的な雰囲気は伝わってくる。

    身勝手な大人たちに腹が立つと同時に、エティエンヌがいれば大丈夫と無邪気に繰り返す子どもたちの残酷さにも慄然とする。すべてを

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    2018年02月06日
  • 少年十字軍

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    ネタバレ

    世界史上、有名なエピソードに基づくお話。

    「少年十字軍」と言えばいい印象を持っておられる方は少なかろう。
    当時のヨーロッパや聖地をめぐる云々、縁のない日本で育ったものにはなかなか理解しがたいものがあるし、安穏と状況に納得いかぬことが多々ある。

    それはおそらく、当事者においても同じことであったろう。

    哀れな少年と彼をめぐる仲間たち、愚かな大人、誰一人幸せを享受できぬまま終わるストーリー。
    この先、彼らに平安が訪れるかどうか、かすかな希望すら打ち消される不安感。
    ヨーロッパや中東、アフリカ北部は歴史的にもこの先安定することはないことを知っている現代のわたしたち。

    悲哀のもとに終わってゆくで

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    2016年04月24日
  • 少年十字軍

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    一点の染みもない潔癖な少年と無垢な子供たちが、乳と蜜の流れる聖地を目指す。罪に汚れた大人たちに利用されながらの旅の果て、新たな試練の始まりのラストに光明と切なさが入り交じる♪。

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    2015年10月30日
  • 少年十字軍

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    ネタバレ

    クライマックスの『試練』『選択』の残酷さよ……
    が、この二つこそが人間が一生負い続けるものなのかとぞっとした。
    なんといっても作者の筆力の素晴らしさ。手に汗握ってしまった……

    物語としても、これだけの人数が出てくるにも関わらず、一人一人が生き生きと活写されている。
    十三世紀という時代、どれだけ「神」という存在が人を救い、その何倍も人を苦悩させたのか。正直、何もかも「神」中心になる当時の人々の心情には寄り沿えないが、無垢な人々がいるのと同じくらい、狡猾に「神」を利用している人々の逞しさにも感心させられた。

    キャラクターがすべて素晴らしい。
    ラスト、「無」から生きる手ごたえを取り戻したいと思っ

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    2015年08月15日
  • ダメBL

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    「なぜ、これがダメ判定だったのか?」ということを考えながら読むとかなり楽しい。ムエタイと、古代の話が良かった。

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    2013年04月27日
  • ダメBL

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    ハイヒールに一目惚れして買いましたが全体的に良かった。個人的にはガチゲイのお話が好き。あと大胸筋プレイは流行るべき。

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    2012年01月08日
  • ダメBL

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    商業的にダメじゃね?っていうBL作品を集めたアンソロ。癖があってニッチで変態ばかりだけど面白い。作家さんたちが書きたいもの、読み手さんたちが読みたいものがニーズだよね、と唸らされました。それがかぶればこの上なく幸せだよね。

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    2011年12月28日
  • ダメBL

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    重い!内容がじゃなくて、本自体が(笑)
    ダメの理由コメントが、妙に冷静な分析で、商業誌的にNGってこういうことか、と思いました。
    1200円だけど、良いお買い物でした。

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    2011年12月18日
  • ダメBL

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    私好みの個性派作家が多数で嬉しい!どちらかというと王道よりも癖のある作品の方がより惹かれるので、どれも美味しく頂きました!全然ダメBLじゃない!なんでNGなんだかわからず作家さんのコメントを読んで、やっと理解(笑)でも、それもレーベルによっては問題なさそうな気もします。女体、古墳、ムエタイ、ジジイ、オネエダンサー、ロボ、扇風機(!)、チビポチャヲタ攻などなど、いろんなお話が読めるのも楽しすぎる!特に気に入ったのは梅松さんと岡田屋さん。草間さんのカッパも是非作品にして欲しい♪

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    2011年12月11日