佳嶋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ美しく完璧な叔父×虚弱で平凡な甥
***Story***
叔父に溺愛され、完全無菌培養で大切に育てられた甥が、叔父に愛されるためには女の子にならなければならない…と思い込んでいます。
完璧万能な叔父は、持てるテクニックと知識、人脈を総動員し、甥の望むカタチへと導いていきます。
***何がツボ?***
殿堂に入れるには、視点が偏って申し訳ないのですが、
新書サイズなのも、装丁もイラストも、坦々と進むお話も、書籍としての佇まいが好き。
それと、あとがきが、印象的だったので。
作家さんって、そんなこと考えながら書いてるんだなぁと。
その後、崎谷先生の本は、あとがきを読んで本編に入る変なくせがつい -
購入済み
雲田先生
の、お話し最高 すごくすき 長らく続いてほしいくらい
ヨネダ先生は 漫画ではなかったけど、きゅんショット(なめてんの?がいい!)書いてくれてた笑 うれしい。
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Posted by ブクログ
面白かったです。
13世紀のフランスで、神の御告げを受けたエティエンヌを中心とした子供たちがエルサレムを目指したという史実を元にしたお話でした。
児童書になるのか、皆川さんにしては毒や闇は少なめでしたが引き込まれました。
エティエンヌやルー、アンヌという初期の子供たちを取り巻いたり阻んだりする大人たちの思惑が醜く残酷なのですが、この混沌とした時代には仕方ない事だったのかもと思いました。歴然と身分の差があって重税に苦しんで。
記憶を無くしているガブリエルがとても好きな登場人物だったのですが、彼が到達する「神はおわさぬ。教会も聖職者も、巨大な嘘にほかならぬ」という「真実」が重く垂れ込めます。
死と -
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Posted by ブクログ
個人的には全作品「何がダメなのか」分からないけど、商業的にダメな理由を読むとそれなりに理解できる。理解はできるけど、でもあまり納得はいかない。書きたいもの書きたいなら同人誌でやってね、ってことなんだろう。
商業作家は「書きたいもの」だけでなく「読まれるもの」もちゃんと追究しなければならないんだという面が垣間見える、そういう点でも面白いアンソロジー。
これを読むと、BLという世界は意外にも(それともやはり?)保守的なんだと思わされるけど、世の中そんなに王道好きな人が圧倒的多数なの?と私自身は思ってしまう。受は受らしく、攻受絶対固定、登場人物は共感しやすい日本人で、死にネタなんて言語道断!っていう -
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