堤未果のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アメリカの医療費がとんでもなく高いことは駐在しているときに実感した。出産と病気が同時期に重なると破産するとも聞いていたし、この本に書かれている人々が直面している命にも関わる問題は実際にあったことだろうと素直に思う。一方、民主党か共和党かにかかわらず政治家が国家を解体しようしているとか、ウォール街、保険会社、製薬会社の陰謀説とかという扇情的なストーリーは、ウケるためには必要なのかなあとは思うが、まるで週刊誌や夕刊紙位の質感だ。とは言え、機能不全のセクターを民営化していくことの功罪を問うていると思えば、この本の存在価値は十分ある。折角、悪役を設定して面白く書いたのだから、幅広く読まれて欲しい。
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Posted by ブクログ
著者の堤未果さんは、この前のNHK『100分deメディア論』にパネリストとして出演しており、続いてたまたま先日の講座で本書の紹介があり、読んでみました。彼女の夫である川田龍平参議とは、十年前に霞ヶ関の路上でばったり会った思い出があります。凄い夫婦です。
さて政府の嘘を見抜くには、論理的に利害関係を理解して...など、とても有効な視点が書かれています。そこには堤未果さんの誠実な想いも感じます。でも途中から流し読みしました。読んでいて楽しくないのです。
政治家が市民を代表して政を行なう政治体制、そうならば、市民は政治家を信頼して、極端に言えばノータッチで任せ、もっと自分の生活に時間を費やすのが理想だと思います。でも実際は、政府も企業も嘘をつく存在、市民は常に学び、警戒して監視する必要性が叫ばれてます。もちろん今に始まった事ではありませんが...。
社会の構造を理解して、ある程度の予防線を張った方が良いのは確かですが、考えてみれば性悪説思想そのものですね。加えて、政界は人間が素直ではいられない場所だと感じますしね。逆に、損はしてしまうかもしれませんが、不完全な人間が行なう政治には関わらないで、もっと時間を有効に使うのも賢い選択肢だと思います。有効にと言っても、市民があまり政治に関心が行かないように用意されている娯楽の数々に興じるのも、映画「マトリックス」のようで腑に落ちませんけどね。
そうは言っても、社会の動きを常に把握し続けるのは、いくら時間を費やしても無理だと思います。巨大過ぎる社会、決して見えない闇、玉石混交な情報、事実を知っても市民によって分かれる解釈、そもそも社会が自分の思い通りになると考えるのは妄想です。それよりは、様々な思惑が渦巻く社会において、うまく立ち振る舞う術を磨いた方が良いのかもしれません。政治的信条は人ぞれぞれ!!
最後に、本書を読む事により、自分の中のステレオタイプが増える気がして、なかなかどうして悩ましいのです。ただ素直に政府の嘘を見抜きたい人にとっては、とても有用な一冊だと思います。 -
Posted by ブクログ
日本だけでなく、米国はじめ多くの国で隠蔽され、特に日本では決して報道されることのない多くの不都合な真実。
大量の核爆弾を作れるだけのプルトニウムを保有する日本は、本当に非核国と言えるのか?
核兵器と言われない武器、湾岸戦争やイラク戦争で大量に使われた劣化ウラン弾、アフガニスタンの作戦でつかわれたバンカーバスターにも大量の劣化ウランが使われている。
劣化ウランとは、ウラン238を含む原発のゴミから作られた、れっきとした放射性廃棄物を、武器として作り直しただけのもの。
そのため、現代アメリカ戦争で戦った退役兵や、戦地に暮らす人々の多くが放射能障害に侵されている。
第二章では、広島、長崎に米国が原子爆弾を落とす合理的な理由はあったのか?
それが日米でどのように報道され、歴史として残されているか。
それは、勝者が作った歴史であり、決して真実であるとは言い切れない。
被爆の被害者として、日本は隠された核兵器の存在を暴き、廃絶への道を歩むよう、世界に選択肢を示す動機と能力がある。
そのためには、まず日本人が真実を知り、対応する必要がある。 -
Posted by ブクログ
アメリカの保険制度の話と知って購入。
この本のタイトルでは、保険制度の話とはわからない。
保険制度の内容だと知らないと手にも取らなかった。
日本は医療費増加等で保険制度が破綻をきたすなどといわれているが、アメリカと比べたらとてもいい制度なんだとわかった。
何事も導入時にはいろいろ不具合があるため、今からどのように調整していくかが重要だとは思う。
でも、薬価を企業が勝手に決めることは、この制度が軌道に乗るためには、大きな足かせとなるだろう。
また、日本にもこのことは影響がある。
日本は薬価を(一応?)国が決める。
でも、アメリカが高い値段をつけているのに、日本では安くできない。
安くすれば、企業は日本では薬を売らなくなるだろう。
高い開発費はかかるのに、利益が少なくなるから。
アメリカでも、薬価は国が決めるようになって欲しい。
でも、メガファーマを敵に回す、政治家なんて現れないだろうけど、、、。