辻早苗のレビュー一覧

  • 囚われの花嫁

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    4.5
    ララの苦悩と頑張りとセバスチャンの粘り強さ
    読んでるほうはセバスチャン側のことが分かってるから、ララもうちょっと旦那を信頼してやれよと思ってしまうけど、まあ難しいよねぇ

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    2013年07月16日
  • 華麗なる陰謀

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    結婚も恋愛も興味ない貴族令嬢ヒロインは初恋の人ヒーローと5年ぶりに再会した。冷淡な態度で接するも彼は相変わらずヒロインを子供扱い。ある事件に巻き込まれた彼女を救った覆面の男と何度も接するうちに複雑な感情が芽生えてくる。ヒーローには秘密も多いけどヒロインへの想いや行動は彼女の知らぬ間に 一途に 勝手に 方向性ができており笑た。強引だけどいいのよそれで。

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    2012年07月08日
  • 罪深き修道女

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    ネタバレ

    修道女が恋をしてしまって、ダメ、そんなのイケナイわ、みたいな話かと期待してたってゆーか正直タイトル買いだったんですが、ヒロインが「修道女のフリをした令嬢」だとわかって本を壁に投げつけたくなった。がしかし! 面白かった! ヒロインを修道女だと思いこんで「修道女にこんな気持ちを抱くなんてオレはどうかしてる」「手を出したい、けど出せない」的に葛藤するルーリク萌ゆるす!な本でした。オールオーケー! そしてヒロインが陥った、読んでて気分悪くなるくらいの陰謀……! ザッツ・ハーレクイン(ω)(ω)(ω)

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    2012年02月23日
  • 十年目の蜜月

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    10才で結婚したヒロイン。16才で猿(ヒロイン)と結婚させられたヒーロー。女の子に猿だってさ酷くないか?その後10年音信不通。再会したのだってヒーローが密使としての調査のため。なんやそのバカにされようは。もっと怒りや抵抗を見せてもいいはずのヒロインなんだが 妙に賢く受け身状態であったが 一言物申す態度は堂々としてて良かったね。猿が妖精に変身しててヒーロー動揺するやら嫉妬するやら感情の嵐に振り回され大忙し。ロマンス部分はあまり問題もなく初夜も迎えまして目出度いのだが・・・。ある策略の渦中にいては命も危険。思いがけない黒幕であった。

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    2011年03月03日
  • 蝶のいた庭

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    さらわれた少女たちが、協力しあって生きていく姿が切なかった。頭の良い主人公が、誘拐犯の息子がこれを知っていながら、行動を起こさないことに対し、「選択をしないことが選択なの。中立っていうのは事実じゃない。実際に中立で生きられる人間なんていないの」と言い放つ。中立というのは、確かに都合の良い言葉だし、自分を守る技術でしかないのかもしれない。見て見ぬふりをする罪、知りたくないことは、聞かない冷たさ、誰しも持っているものだが、それがどれだけの悪なのか、考えさせられた。

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    2025年08月09日
  • 蝶のいた庭

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    ネタバレ

    ★3の下。

    いや~、鬼畜!

    サイコパス親父が少女を拉致る。
    拉致った少女の背中にお気に入りの蝶のタトゥーを彫る。
    でもって壁に囲まれた秘密の広大な温室施設「ガーデン」で飼い殺し。
    好きなときに好きなように弄ぶ。
    累計で何十人も。
    何十年か続いている。
    初期に拉致られて、殺されずに加害者に協力するようになった女看護士もいる。
    基本16歳くらいのキレイな少女をを狙う。
    いつまでも「ガーデン」に馴染めないと殺す。
    妊娠や病気になっても殺す。病院には行かせられない。
    21歳になったら殺す。サイコパス的な賞味期限。
    1人殺すと補充のために新しい子を拉致しに行く。
    常時20人くらいをキープする。
    殺し

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    2025年04月25日
  • サスペンス作家が人をうまく殺すには

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    タイトルに惹かれて手に取り、あらすじを見て読んでみようと思った本。こういうドタバタ系ミステリは結構好きです。

    仕事もプライベートもどん詰まりの主人公・フィンレイは、カフェで仕事(ロマンスミステリ作家)の打ち合わせをしていたところ、隣席の女性に殺し屋だと勘違いされ、殺しの依頼をされてしまう…何ともそそられるあらすじでしょう?

    そうはならんやろ展開が続き、結構危ない橋も渡っているので読んでいるこっちがハラハラします。何でみんなそんなに衝動型なの笑
    登場人物たちは曲者ぞろいですが、会話がお洒落だし軽妙なので、やってることは結構エグイけどなんだかポップ。ジャナ・デリオンのワニ町シリーズのよう。

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    2025年04月10日
  • 金庫破りときどきスパイ

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    ネタバレ

    つい先日まで脳外科病院に入院していた。リハビリ以外の時間、暇だったので「頭の痛くならない、軽い小説が読みたい」と妻に頼み、持ってきてくれたのがこの小説。
    確かに頼んだ通りの「読みやすく、尚且つ軽快で、それなりに面白い」小説だった。なんとなくライトノベル的だなと思った。と言うのも主人公のエリーも美人で、エリーに命令する冷静冷徹なイギリス陸軍ラムゼイ少佐やエリーと幼馴染みの男友達で腕のいい贋造師フェリックス元海軍兵も美男子、陽気で気さく楽観的な金庫破りの名人ミックおじ。心配症で口喧しく何でも見抜いてしまう家政婦のネイシーとくれば、もうすでにラノベ。しかも悪党ぽっく暴力で全てを解決しようする輩も、金

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    2024年05月06日
  • サスペンス作家が殺人を邪魔するには

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    マフィアを相手に銃撃戦や死体の処理などあり得ない展開だったが、物語のスピード感が半端なく堪能した。ロマンスも適度で前作より劣るが楽しめた。

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    2024年02月03日
  • 金庫破りときどきスパイ

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    第二次大戦下、ナチスドイツの侵攻におびえるイギリスのお話。錠前破りのエリーは警察ではなく軍にとらえられ、軍の諜報作戦に協力を余儀なくされる。重要文書のためにとある屋敷に忍び込んだところそこには死体が・・・

    最初反目しあっていたエリーと堅物将校のラムゼイ少佐がだんだんと心開いていくのが読んでいた楽しいですね。というかそここそが見どころというか。ナチスと通じているスパイは誰か?最初にみつけた死体は誰に殺されたのか?みたいなミステリっぽさはないでもないですが、べつにあんまり重要でもなさそうな。不可能犯罪とかそういうものでもないし、犯人特定のための手がかりがちりばめられ・・・とかでもないし。エンタメ

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    2023年12月08日
  • 金庫破りときどきスパイ

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    第二次世界大戦下のロンドン。金庫破りのエリーはラムゼイ少佐に捕まってしまい、重要文書のある金庫破りをするよう交換条件を出される。
    コージーミステリー第1弾。

    堅物少佐が女金庫破りに翻弄されるコメディかと(勝手に)思ってたけど、それよりは真面目テイストだった。
    翻訳も少佐の如く堅物真面目な感じ。もうちょっと口語的にならないかなぁと思ったり。
    エリーのロマンス要素もしっかり入っていて続きが気になる展開。続編(The Key to Deceit)もあるらしいので翻訳版出てほしいですね。

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    2023年10月08日
  • 金庫破りときどきスパイ

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    第二次世界大戦下の話
    金庫破りで軍に捕まった美貌の女性と捕まえた軍将校がドイツスパイを追い詰めていく。
    シリーズものにしたいのかなーという伏線があちこちに。
    主人公と幼馴染と将校の三角関係に比重が傾いていくなら、この後の話はもういいかな。美男美女の恋物語よりスパイミステリーが読みたいので。

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    2023年07月22日
  • サスペンス作家が人をうまく殺すには

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    なんとなく、昔読んだミス・メルヴィルの後悔とかいう作品を思い出しました。とは言え、ヒロインが罪は犯さないあたりが最近のコンプラなのかな?

    子供の面倒は見てもらいたいけど親権は渡したくない、というなかなか複雑な心境のヒロイン。確かに私が身内でもお金にならない小説書いてるよりも、現金収入がある他の仕事をとりあえずしたら?と助言すると思う。
    それにしてもバーの大学(院?)生は彼女の何が気に入ったんだろう?とりあえず個人的にロマンスは必要ないんじゃないかな~なんて思いながら読み終えました。

    ベビーシッターが良い味出しているので、二人でいい感じにワルモノをやっつける…という展開の方が面白そうかなぁと

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    2022年12月13日
  • 蝶のいた庭

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    ネタバレ

    FBI捜査官のヴィクターが取調室で対峙しているのは、マヤと自称する10代後半とおぼしい少女。ある事件の被害者である彼女は、実は共犯者なのではないかという疑いをかけられていた。やがてマヤが語りだしたのは、〈庭師〉と呼ばれる男が創りだした理想の庭に集められ、彼の手で背中に刺青を彫られ、名前を剥奪され尊厳を踏みにじられ、〈蝶〉にされた少女たちの物語だった。おぞましい〈男の夢〉と、拉致された少女同士の絆を描いたサスペンス。


    耽美主義のシリアルキラーものとして読むと、〈ガーデン〉のアイデアやダミアン・ハーストじみた死体の保存法には既視感がよぎったが、マヤ=イナーラという独自の価値観を持つ語り手の設定

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    2022年03月15日
  • ハイランドの野獣

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    ★3.5

    妻を殺したと噂され“野獣“と恐れられるヒーロー。
    跡継ぎを残さなければならなくなり、傾きかけた氏族の娘(ヒロイン)と結婚することに。

    癇癪持ちといえ設定のわりにヒロインがヒーローに怯えたり傷付けられてるのを見て、もっと癇癪起こしてもいいのよ!という気分に。
    ヒーローもなんだかんだヒロインに優しくなってきて、野獣?状態。

    怪我を負ったヒーローがうなされて元妻への愛の言葉を叫ぶんだけど、それを聞いたヒロインの心境を思うと…行動だけじゃ気持ちは伝わらないぞヒーロー。

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    2021年07月01日
  • 侯爵と内気な壁の花

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    ネタバレ

    ★3.5

    眼鏡をかけたオールドミスなヒロインと放蕩者侯爵ヒーロー。
    愛人と間違えてキスをしたヒロインに一目惚れしてしまうヒーロー。
    本人は最後まで気付かなかったけどこれは絶対に一目惚れ。
    最初から最後までメロメロなヒーロー。

    勢いで体を重ねてしまい求婚をするヒーローだけど、ヒロインは妹のこともあり愛のない結婚はしないと断固拒否。
    二人はヒーローの気持ちを友情と情熱だけだと思ってる。
    周りはみんな気付いてるのにね。
    ヒーロー家族のギスギスもヒロインのおかげですべてうまくいき本当のハッピーエンド。
    微笑ましいカップルでした。

    ヒロインの母親が毒母でつらく当たられるヒロインは見てて痛々しかった

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    2019年11月27日
  • 蝶のいた庭

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    FBIの取調べ室。特別捜査官のヴィクターが対峙する一人の女性。彼女の呼び名はマヤ。マヤは何年も拉致監禁され、救出された10名以上の女性の中の一人。
    彼女たちは庭師と呼ばれる男によって拉致され、ガーデンと呼ばれる秘密の庭に「蝶」として監禁されていた。背中にそれぞれ蝶の翅のタトゥーをされて。
    一体ガーデンで何が行われていたのか?一体何人の女性が拉致されていたのか?そして、そこから逃げのびることができた理由は?
    全編ほぼ捜査官ヴィクターの取調べに答えるマヤの独白という形式で進む。
    「美しい世界でどんなおぞましい地獄があったのか…」といった感じの宣伝文句が付けられてますが、最近のサイコパス系の犯罪のフ

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    2019年11月19日
  • 蝶のいた庭

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    ネタバレ

    このミス2019年第9位。
    軟禁された少女たちの軟禁した庭師との生活が、一人の軟禁女性から淡々と語られる。
    ちょっとエログロな作品であり、自分的にはあまり受け入れがたかった。
    最後のソフィアのエピソードはいるのか?
    ただ単にハッピーエンド?でよかったのでは。

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    2019年11月13日
  • 蝶のいた庭

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    庭師の全て自分の都合の良いように解釈する、自己欺瞞能力の高さが気持ち悪い。家族の名誉を少女達の命や人生より重んじたデズモンドも責められて然るべき。マヤは優しすぎる。親にネグレクトされ、やっと見つけた居場所から拉致されるという不運続きでありながら、自分を保ち続けたマヤの強さは何だろう。庭師はガーデンを失ったことと、妻に知られたことと、どちらをより強く悔やむのだろう。酷い目に遭っている時に、ポオの作品を暗誦するって、マヤはすごいな。

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    2019年02月24日
  • 歌姫に薔薇の花を

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    ネタバレ

    侯爵であるタナートン卿の秘書であるヒーローと、その侯爵が愛人にしようとしている歌い手ヒロイン。
    侯爵の代わりに話をつけようとしにヒロインの家に来たヒーローとお互い一目惚れしてしまう。
    ヒロインを愛してしまったけど雇い主である侯爵を裏切ることになると苦悩するヒーローがよかった。
    ヒロインはヒロインでヒーローの野心を知っているのでその妨げになってしまうと悩む。
    こんな二人なので最後にどうハッピーエンドに持っていくかと思ったら侯爵が良い人で救われた。というよりちょっと抜けてる人…?
    この侯爵が主役の話もあるので読むのが楽しみ。

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    2018年04月20日