辻早苗のレビュー一覧

  • レディ・サラの冒険

    ネタバレ 購入済み

    偽装した者同士のハラハラ恋物語

    ヒロインとヒーローはお互いに正体を隠し、一緒にターゲットの人物を夜中に追跡します。だんだん惹かれていくのですが、正体が判明してから誤解や報復の波風が立ちますが、最後はお互いが素直になってハッピーエンド。

    ヒーローはサラの悲しい過去を全て包み込んで身も心も深く愛します。サラはイーサンに出会えて本当の恋を知ってよかったね。

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    2021年04月16日
  • ハイランドの野獣

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    コミック読んでからこっち見たんだけど、ちょっと迫力に欠ける気もしたが、良かったです。
    ヒロインが辛いながらも現状を受け止めてヒーローに尽くすのがせつなくもがんばれーって応援したくなる。

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    2016年09月04日
  • 金庫破りときどきスパイ

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    第二次世界大戦下でおじと一緒に金庫破りをしている主人公。この時代背景と、主人公の生い立ちだけで充分に重く暗い物語にもできるけれど、程よい軽さがあってテンポもよくいい意味で軽く楽しめました。
    シリーズは続くみたいだし、この後の展開も気になるので次作も読みたいと思います。

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    2025年12月15日
  • 金庫破りの謎解き旅行

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    おおおおお…!
    過去2作よりも、引きが強い終わり方をする3作目…!

    「謎とき旅行」として、サンダーランドへおもむくわくわく感がとっても素敵。
    汽車に乗って、野鳥観察の本(なにに使うかは不明)を片手に、海の近くへ…!
    しかもハンサム男性と隣り合う!
    シチュエーションとして、完璧!

    目的に到着後は、あれよあれよと事件が起きる。だけど、なにかそこに「現地の生活」を感じさせる落ち着いた描写がある。

    着実に一段、一段積み重ね、謎ときに近づいたクライマックスからのラストは、ぐわーと心をわしづかみされる。
    だけど、ハッピーだけでないところも、「早く次が読みたーい!」という気持ちにそわそわ。

    一本の映

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    2025年11月12日
  • 金庫破りとスパイの鍵

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    かなり好きな作品!次も楽しみ!
    キャラクターそれぞれが、個性的で面白い。
    今回の、ヒットはメリーウェザー!
    そら恐ろしさを匂わせる大胆で鮮やかな仕事をする。
    ネイシーとのやり取りも良い。本気で恋してほしい。

    エリーやミックおじさんコルムらのファミリーが好きになると同時に、トビーの不在が影を落とす。

    ライトな文体ではあるが、戦時下であり、殺人事件の隣で、戦闘で人が亡くなっている。

    個人的に今年、リー・ミラー(イギリスのVOGUEカメラマン)の映画を観た。ロンドンの戦争で男性がいなくなる。同じ世界線の話だと考えさせられる。

    その時代をどう生きるのか、生きたのか、女性たちの話でもあると思った

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    2025年10月27日
  • 金庫破りときどきスパイ

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    第二次世界大戦次のロンドン。スパイもののエンタメとして読みやすく整えつつも、命や人生が簡単に扱われてしまう不穏さも漂う。

    愛や情や誇りが、根底に守られている話で良かった。
    きっともう少し殺伐にも、恐ろしくも、残酷にもできただろうストーリーラインだったけど。
    私にはこのくらいのさじ加減のライトさが読みやすかった。

    ストーリーを進めるための失態をする登場人物がいない。みな(裏稼業も含めた)技能があり、誇りもある。そして、戦時中でありながらそうした人間性が守られているフィクション。

    しかし、ミスもなく高い技能もありながらも、1本間違えば命や人生が簡単に失われてしまう不穏さが、深みをだしている。

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    2025年10月11日
  • 金庫破りとスパイの鍵

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    シリーズものの第2作目。初回作より、登場人物の背景を説明しなくてすむので面白いものが多いよね。今回はテムズ川で亡くなった女性のブレスレットのカギを、ラムゼイ少佐の依頼でエリーが開けるところから事件は始まる。
    スパイがからむ事件の展開は読んでいて面白いし、エリーとラムゼイ少佐、エリーとフェリックスのそれぞれのロマンスも気になる。なのに、楽しく読み進めていると突然(予期していたことではあったが)、ロンドンに空襲が襲い掛かる。どこか遠いところであった戦争が、今、ここで起こってしまった。今までも現実だと思っていたのに、ロンドンの街が破壊され、命の危険を感じたとき、さっきまで楽しくお茶を飲んでいた日々が

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    2025年09月26日
  • サスペンス作家が人をうまく殺すには

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     売れない作家・フィンレイは子供の育児に追われ、請求書の山や離婚した元夫との子供の親権争いに疲弊する毎日を送っていたが、ある日ひょんなことから殺し屋と勘違いされ殺人を依頼されてしまう巻き込まれサスペンスで、断ろうとするも見覚えのない死体に遭遇してしまいどんどん悪い状況になるなかで起死回生の1手を見つけようと奔走するフィンレイの姿が印象的で、様々な謎やどのようなラストを迎えるのか気になり一気読みだった。

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    2025年09月23日
  • 金庫破りときどきスパイ

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    金庫破りの腕を買われて、堅物上司とスパイ稼業に?
    第二次世界大戦中のイギリスを舞台にしたコージー・ミステリ。

    エリー・マクドネルは、家業が金庫破りという一家の娘。ある矜持を持って、仕事をしていました。
    叔父のミックと仕事中に、不覚にも捕まってしまうが。
    時は1940年。
    陸軍のラムゼイ少佐は、ある目的のため、金庫破りを必要としていて、協力すれば罪に問わないと約束する。

    勝ち気で有能で、生き生きとしたエリーが、暗くなってもおかしくない状況下で、楽しげな空気を醸し出します。家族の仲がよかったり。でも、過去に謎もあったり?
    一方、ほとんど表情が変わらず、整った容姿で上流階級の出とはっきりわかるラ

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    2025年08月16日
  • 金庫破りの謎解き旅行

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    ネタバレ

    第3弾、なんと2人に進展!?

    この行方がいちばん気になることろ。
    そういくかぁ、なんともステキ、イギリス流?

    エリーの向こう見ずな行動にラムゼイ少佐でなくてもハラハラだ。

    まだ、4,5とシリーズがあるとのこと。
    翻訳が待たれる。

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    2025年06月20日
  • 金庫破りときどきスパイ

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    主人公の性格とか考え方が結構すき。
    少佐とのイチャコラもマンガみたいで可愛いらしいし笑える。
    ストーリーは結構王道だし、文が読みやすい〜。

    主人公が金庫破りなのに少佐が任務に引き入れる理由も嘘っぽくなくてよかった。
    泥棒のスキルを満遍なく使うところも子気味良くて、スリも出来るし情報収集はしっかりするし、わかりやすくて面白い小説って難しいのにしっかりやってくれてるところに好感を持ちました(*ˊᗜˋ)

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    2025年05月14日
  • 金庫破りときどきスパイ

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    1940年、戦争真っ只中のロンドン。エリーとミックおじは金庫破りの現場をラムゼイ少佐に見つかってしまう。牢屋に入る代わりに、機密文書を偽文書と入れ替えろと脅されて、、、。思っていた雰囲気とは違ったけれど、コージーミステリっぽい、なかなかの秀作でした。いつもなら余り好きになれない、ハイスペックの美女ヒロインにも好感がもてた。約束に違わず、カッコいい男性たちにモテモテでしたが。。。あと5年も戦争が続くなんて、これから皆んなどうなるんだろうと、恋の行方以外にも気になります。次作、翻訳されることに期待。

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    2025年02月28日
  • 金庫破りときどきスパイ

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    金庫破りシリーズ1

    これはミステリー?サスペンス?コメディー?
    それともロマンス?はたまたファミリー?いやいや歴史小説?
    どのジャンルにも分類していいくらいの要素がたくさん!
    文量は多く感じるかもしれないが、主人公エリーの一人称で進んでいくため読みやすい。
    第二次世界大戦中のイギリスを舞台にエリーが、ラムゼイが、仲間たちが売国奴を捕え、ドイツ側へ偽情報を流すために奮闘する!
    ぜひご一読ください!

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    2024年10月19日
  • 金庫破りとスパイの鍵

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    2作目も期待通り!

    1作目の事件からあまり時間が経ってないで発生する事件。
    再び任務に就いて、お馴染みの仲間と新たな魅力的なキャラクターも登場して、ますますバージョンアップ。

    3,4作と翻訳が待ち遠しい。
    恋の行方と過去の謎・・・と。

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    2024年10月02日
  • サスペンス作家が殺人を邪魔するには

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    シングルマザーのサスペンス作家フィンレイが元夫の殺害依頼投稿を見つけて、同居人のヴェロと阻止しようと奔走します。私はヴェロがあまり好きなキャラクターではないので犯人かなって思いながら読みましたが全く違いました。結末は意外でしたが途中はハラハラドキドキって感じで面白かったです。
    映像化したらけっこう良さそうと思いました。

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    2024年09月24日
  • 金庫破りときどきスパイ

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    クリスティのフランキーとボビィを彷彿とさせる。
    戦時下で閉塞的な時勢の中でも、ユーモラスに活躍するエリーとラムゼイ少佐。
    是非シリーズ化して欲しい。

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    2024年07月20日
  • 金庫破りときどきスパイ

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    1940年8月、ときは第二次世界大戦、真っ最中。
    その年の6月にフランスがドイツに降伏し、西ヨーロッパでドイツの軍門に下ってない主要国はイギリスのみになっていたから、正にこれからドイツからの大空襲を受けるという頃のロンドンの話だ。
    金庫破りの名人エリーと陸軍少佐ラムゼイが協力する事で機密文書を敵国に渡さないよう奮闘する。
    裏切り者は誰?
    戦争が人の善悪を変えていく?
    辛いバックグラウンドの中にも前向きに乗り越えていく人達。複雑に絡み合う人間模様。ワクワク、ハラハラしながらも心地よく読みやすいミステリーだ。

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    2024年06月17日
  • 金庫破りときどきスパイ

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    第2次大戦中が舞台。
    ミステリーは、携帯電話やデジタルがない方が面白いのをあらためて実感。

    エリーとラムゼイ少佐の恋の予感も感じさせ、最後のどんでん返しと面白い要素がいっぱい。

    旅のお供に携帯したが、電車の車窓も見ることもなく集中して読みふけってしまった!

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    2024年06月08日
  • 金庫破りとスパイの鍵

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    シリーズ第2弾。第二次大戦下のロンドンで金庫破りと錠前師をしているエリーと陸軍少佐のラムゼイが殺人犯とスパイを探す。殺人やスパイが絡んでくるけれど、それと同時にエリーとラムゼイ、エリーの幼馴染のフェリックスとの微妙な関係も描かれていて事件と同時にそちらも興味深い。シリーズを通して語られるエリーの母親のことなど今後も気になる要素がまだまだ残っていて楽しみ。

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    2024年05月05日
  • 金庫破りとスパイの鍵

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    錠前師(金庫破り)と仲間たちが軍の少佐に協力してドイツのスパイ活動に対抗するミステリ第2作。
    少佐にとっては主人公は単なる解錠要員…なのだが、堅物な少佐から少し人間味のあるセリフが出てくるようになり、恋物語にも進展を期待される。
    ドイツのスパイを追うストーリー本編は、突飛な展開は無く安心して読める。
    贋造師を含めての三角関係、主人公の母について、行方不明の従兄弟の消息など、次作以降も気になる要素はある。
    個人的には、主人公一家の家政婦にも何らかの裏稼業的な特技があるのでは?と期待している。

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    2024年04月20日