辻早苗のレビュー一覧

  • 金庫破りときどきスパイ

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    1940年8月、ときは第二次世界大戦、真っ最中。
    その年の6月にフランスがドイツに降伏し、西ヨーロッパでドイツの軍門に下ってない主要国はイギリスのみになっていたから、正にこれからドイツからの大空襲を受けるという頃のロンドンの話だ。
    金庫破りの名人エリーと陸軍少佐ラムゼイが協力する事で機密文書を敵国に渡さないよう奮闘する。
    裏切り者は誰?
    戦争が人の善悪を変えていく?
    辛いバックグラウンドの中にも前向きに乗り越えていく人達。複雑に絡み合う人間模様。ワクワク、ハラハラしながらも心地よく読みやすいミステリーだ。

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    2024年06月17日
  • 金庫破りときどきスパイ

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    第2次大戦中が舞台。
    ミステリーは、携帯電話やデジタルがない方が面白いのをあらためて実感。

    エリーとラムゼイ少佐の恋の予感も感じさせ、最後のどんでん返しと面白い要素がいっぱい。

    旅のお供に携帯したが、電車の車窓も見ることもなく集中して読みふけってしまった!

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    2024年06月08日
  • 金庫破りとスパイの鍵

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    シリーズ第2弾。第二次大戦下のロンドンで金庫破りと錠前師をしているエリーと陸軍少佐のラムゼイが殺人犯とスパイを探す。殺人やスパイが絡んでくるけれど、それと同時にエリーとラムゼイ、エリーの幼馴染のフェリックスとの微妙な関係も描かれていて事件と同時にそちらも興味深い。シリーズを通して語られるエリーの母親のことなど今後も気になる要素がまだまだ残っていて楽しみ。

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    2024年05月05日
  • 金庫破りとスパイの鍵

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    錠前師(金庫破り)と仲間たちが軍の少佐に協力してドイツのスパイ活動に対抗するミステリ第2作。
    少佐にとっては主人公は単なる解錠要員…なのだが、堅物な少佐から少し人間味のあるセリフが出てくるようになり、恋物語にも進展を期待される。
    ドイツのスパイを追うストーリー本編は、突飛な展開は無く安心して読める。
    贋造師を含めての三角関係、主人公の母について、行方不明の従兄弟の消息など、次作以降も気になる要素はある。
    個人的には、主人公一家の家政婦にも何らかの裏稼業的な特技があるのでは?と期待している。

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    2024年04月20日
  • 金庫破りときどきスパイ

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    第二次世界大戦中のロンドンで、普段は錠前屋さんだが裏では金庫破り(空き巣)をやっている叔父に育てられた女性が主人公。
    空き巣の最中に軍人に身柄を拘束されて、軍のミッションに協力する羽目となる。
    ストーリー展開に派手さは無いが、美人錠前師とハンサム生真面目少佐とのロマンスも少しあり、ほのぼのとしたミステリ。
    新聞王の用心棒がいいキャラだが、次作以降は登場しなさそうで残念。

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    2024年04月19日
  • 蝶のいた庭

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    この本に送る私からの最大の賛辞は、
    「超絶胸糞悪かったけど読み切ってしまった」
    である

    ああよくもまあこんなに微妙に異なるイカれた連中を描き分けられたものだなぁと感心しつつ、
    胸糞悪すぎて途中で本を閉じること数回。

    それでも、読み切ってしまったのは、
    FBIに取り調べを受けてる「マヤ」と呼ばれる謎の少女の語りに引き込まれてしまったからだ。

    どこか飄々としていて掴みどころのないマヤ。
    でも、彼女には、絶望の淵を覗き込んでなおしたたかな強さと他の者を勇気づける生命力が備わっている。

    マヤの存在が、この暗く深い絶望の物語のひとすじの清涼剤となって、読み進めてしまうこと間違いなしだ。

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    2024年01月04日
  • サスペンス作家が人をうまく殺すには

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    題名と表紙に惹かれて購入。
    登場人物が多いので登場人物紹介のページを何度も見ながら読みました。
    売れない作家フィンレイが執筆の打ち合わせ中隣席の女性に殺し屋と勘違いされ殺人の依頼が来るのだが、フィンレイは殺し屋ではないけれどこの案件に足を突っ込んでどんどんまずい方向に話が進むけれどなんだか運も良くってアメリカのドラマを見てるような面白さでした。
    続編があるようなのでそちらも読みたいです。

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    2023年12月20日
  • 金庫破りときどきスパイ

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    堅物だけどウィットに富んだラムゼイ少佐の台詞回しが好き

    中盤のサー・ナイジェルの台詞は伏線かと思ったけど何もなかった……私が読み落としてるだけ?

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    2023年07月12日
  • 金庫破りときどきスパイ

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    ネタバレ

    アシュリー・ウィーヴァーのコージーミステリ。
    翻訳は初めてではないらしく、ハヤカワミステリ文庫から一冊出たことがあるらしい。

    主人公は自覚なし美人の金庫破りエリー。金庫破りの叔父ミックと泥棒に入った際、国家の諜報機関に罠にかけられてしまうところから始める。
    金庫破りの才能を買われ、諜報機関の依頼で国家機密を敵国に横流しすると思われる人物の屋敷に潜入すると、すでに当人が死体となっていて。。。

    堅物だけどイケメンなラムゼイ少佐と、お互い最後の一歩が踏み出せないフェリックスとの三角関係を楽しむロマンス小説でした笑。ミステリ部分はほぼオマケです(一応、さりげなく伏線は張ってある感じ)。
    軽く読めて

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    2023年06月13日
  • サスペンス作家が人をうまく殺すには

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    バツイチの作家フィンレイは遅れている原稿についてエージェントとレストランで打ち合わせをしていた。話の内容と持ち物で殺人請負人と間違えられたフィンレイは殺人依頼を受けてしまい……。ドタバタサスペンス→

    読んでいて「いやいやおかしいやろ(笑)」っていうシーンがたくさんなんだけど、フィンレイのキャラがとにかくサイコーで読ませる。面白かった!!
    相棒のヴェロもキャラ濃いし、姉のジョージア、元夫のスティーヴンに婚約者のテレサなどなどとにかくキャラ立ちがすごい!楽しい。ストーリー的にも→

    若干無理あるくない?と思いながらちゃんとラストまとめるのはすごい。なかなかの力技。でも清々しい感じはキャラが好感持

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    2023年05月29日
  • 金庫破りときどきスパイ

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    第二次世界大戦下のロンドンでおじと金庫破りをしているエリー。そしてその現場でラムゼイ少佐に捕まってしまい、ある計画に加わることに。大戦下という状況と計画の緊迫感がありながらもユーモアが挟まれることで硬すぎない展開で読みやすい。エリーとラムゼイの関係性や、まだこの先描かれていく謎があってシリーズとして続いていってくれると嬉しい。

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    2023年05月23日
  • サスペンス作家が人をうまく殺すには

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    22/12/9〜12/12
    さんざんな出だしで、最初のうちは読むのがしんどかった。
    さんざんな感じが、『わたしにもできる銀行強盗』と少し似ていて、懐かしくなった。
    ヴェロと苦労を分かち合うようになってからは安心して読めるように。
    物語としてもスッキリまとまっていて面白く読めた。続編もあるようで、翻訳が待ち遠しい。
    それにしても、ウィッグ付きスカーフってどういうもの?

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    2022年12月13日
  • 蝶のいた庭

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    数年前の「このミス」にランクインしていた本。
    グロテスクでおぞましく、でも美しい「箱庭」で暮らす蝶……少女たちの話。

    時系列を前後しつつ、少しずつ明らかになっていく真相にぞっとします。
    事情聴取を受けている女性が、またしたたかで美しく、素敵。ほかの少女たちもそれぞれ美しさや強さ、弱さを持っていて可愛らしい。
    グロテスクで残酷、そしておぞましい話ながら、文章や情景は耽美で綺麗です。
    だからこそ、「庭師」の歪さや恐ろしさが際立つのだとも言えますが。

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    2022年06月21日
  • 奪われた乙女

    ネタバレ 購入済み

    ヒロインはちょっと「目くら蛇に怖じず」的な大胆な行動派。でもその上を行くヒーローに外堀を埋められ、抵抗しながらも彼を愛さずにはいられない。自尊心からくる彼への反抗も適度です。嫉妬で苦しむ自分に涙しているのも素直で健気で可愛いらしい。ヒーローもヒロイン一筋で、最後は大円団。
    海を超えたり歴史上の人物が登場したり背景が壮大な割には、サスペンスやドラマティックな場面があまりなかったのが少々物足りなかったかな〜。

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    2022年03月09日
  • 囚われの花嫁

    ネタバレ 購入済み

    敵と強制結婚させられるお姫様

    戦いに負けた領主の長女であるヒロインは、家族の命と引き換えに敵の武将との結婚を余儀なくされます。一族のため城のため屈辱を受け入れます。
    夫婦になったとはいえ勝者敗者の複雑な関係が絡み合い、城内の裏切りや、疑惑、秘密などが交差し二人の心はなかなか通じ合いません。サスペンス的要素が加わりハラハラドキドキの後、最後はお互いの愛を確かめ合います
    ヒロインの裏切りとも思われるような城内での行動が、最後すんなり許されたりしたオチは、ちょっと話の展開が浮ついてしまった印象を受けました。

    #ドキドキハラハラ

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    2021年08月19日
  • ふたりで探す愛のかたち

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    ネタバレ

    伯爵家のヒーローと、アメリカの大富豪の娘ヒロイン。
    二人は互いの利害の一致のためだけに結婚をした。
    しかしヒーローが自分には愛する女性がいると宣言し、傷付いたヒロインはアメリカへ帰国。
    10年後、ロンドンの地へ戻ってきたヒロイン。
    そこでヒーローが出会ったのは、昔と違った魅力を持った女性で…。

    ヒーロー、読む前は遊び回ってたのかなぁと思ってたらそうでもなかったけど、妻がいる身で他の女性と関係を持ってたのに全然悪いと思ってないところがなぁ。
    愛する女性にも妻であるヒロインにも全然誠実ではないですね。
    でもヒーローは再会した途端ヒロインにメロメロなように感じた。

    ヒロインはとてつもなく健気で強

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    2020年10月16日
  • 蝶のいた庭

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    耽美で、とてつもなく残酷な雰囲気の作品。
    でもご安心ください。
    この作品の猟奇的な部分は、文体によってかなり緩和されています。
    執拗に暴力要素を細かく書くこともありません。
    時に作者にそういう趣味があるのかと訝しむ作品もありますが、この小説の描写は必要最低限のものにとどまっています。
    それでも、女性たちに起きた信じられないような出来事は、確かに残酷だと感じさせる。
    酷い、おぞましい、その狂気が確かに感じられる作品です。


    すでに被害女性たちは救出されていて、なんだかわからないままに、リーダー格の女性を、FBIが取り調べをするという、なかなか斬新な形式が特徴です。
    リーダー格の女性、通称マヤが

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    2020年01月08日
  • 蝶のいた庭

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    ネタバレ

    「おぞましくてグロテスクで美しい…」
    訳者の方の評どおりでした。
    研修中の移動やホテルでの時間潰しにと思ったのですが、時間つぶしどころかのめり込んてしまって困ったくらいでした。
    残酷なことが書かれてるんだけど、直接的な描写はないので気持ち悪さはあまりなかった。

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    2019年06月30日
  • 蝶のいた庭

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    ネタバレ

    2018.8.20.「庭師」に監禁されていた少女たち。解放された女性たちが頼りにしていたマヤという女性。監禁された少女たちが背負わされた震撼させる恐ろしい仕打ち。マヤのくちから真実を引き出そうとするとFB I捜査官との攻防。怖いながら前を進まざるをえないという気持ちで読んだ。最後のちょっとしたオチが不自然に思えたので星一つマイナス。

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    2018年08月31日
  • 蝶のいた庭

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    ドット・ハチソン『蝶のいた庭』創元推理文庫。

    物語はFBI特別捜査官ヴィクターによる拉致監禁から10名以上の女性と共に救出されたマヤへの事情聴取から始まる。少しずつ明らかになるマヤたちを拉致監禁した犯人『庭師』と監禁場所『ガーデン』の実態とは……

    へどが出そうになる程のおぞましい物語なのだが、全体的には山も無ければ谷も無いといったストーリーが続き、最後にちょっとした驚愕の山場があり、静かな結末を迎える。直接的な表現は控えめで、徹底的に遠回しなオブラートに包まれた表現に踏み込みの甘さを感じた。

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    2018年07月30日