あらすじ
1940年ロンドン。金庫破りのエリーの前に、陸軍のラムゼイ少佐が現れ、北部のサンダーランドまで旅をするように指示される。また国のための任務につけると喜んだエリーは、翌日現地に向かう。しかし到着してすぐに、何者かにぶつかられ、トラックに轢かれそうに。親切な男性に助けられてことなきを得るが、少佐の手配してくれた下宿屋に入った直後、その男性が前の道路で倒れて死んでしまう。この不審な死は偶然なの? エリーは、空軍パイロットに扮した少佐と調査に乗りだす。凄腕の金庫破りと堅物の青年少佐が活躍する人気シリーズ第3弾!/解説=柿沼瑛子
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Posted by ブクログ
今回もエリーとラムゼイが国を救うためドイツのスパイに立ち向かう。
今作ではラムゼイ少佐のエリーを大切に想う気持ちが節々に現れていて、フェリックスへ気持ちが傾いていたエリーの気持ちにも変化が。
やっとラムゼイが行動に移したのにやっぱりその後は自制心を働かせてしまうのねと嬉しい反面ちょっと切ない。
2人には階級とか立場とか全部跳ね除けて幸せになって欲しいなぁ。
ミステリー部分ももちろんハラハラドキドキで面白かったけどロマンス部分もかなり盛り上がっちゃいました
Posted by ブクログ
少佐から依頼を受けロンドンを旅立ったエリー。目的地に到着直後、背中を押され車に轢かれそうになった所を助けてくれた男性が不審な死を遂げる。彼の仲間にスパイがいるのか?錠前破りにスリ、潜入捜査とエリーの大活躍にワクワク!少佐と金庫に閉じ込められるオイシイ展開もあり、2人の関係にも微妙に変化があってヤキモキさせられる。少佐とフェリックス、どちらなの!そして最後の最後で衝撃の一文が。早く続きを!
Posted by ブクログ
おおおおお…!
過去2作よりも、引きが強い終わり方をする3作目…!
「謎とき旅行」として、サンダーランドへおもむくわくわく感がとっても素敵。
汽車に乗って、野鳥観察の本(なにに使うかは不明)を片手に、海の近くへ…!
しかもハンサム男性と隣り合う!
シチュエーションとして、完璧!
目的に到着後は、あれよあれよと事件が起きる。だけど、なにかそこに「現地の生活」を感じさせる落ち着いた描写がある。
着実に一段、一段積み重ね、謎ときに近づいたクライマックスからのラストは、ぐわーと心をわしづかみされる。
だけど、ハッピーだけでないところも、「早く次が読みたーい!」という気持ちにそわそわ。
一本の映画をみたような、ビジュアルとスケールと迫力。
そして、エンドロール後に、次作を匂わせるしくみにやられました。