津田雅美のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
いよいよ、最終巻です。
浅葉編は、もうちょっとしっかりと浅葉の姿をかくのかと思ったけれど、モヤモヤとした感じでありました。
なんか、あのわりとくっくりとキャラクターの輪郭のある物語の中で、わたしにとっては、浅葉だけが、ちょっと謎なキャラクターでした。
えーと、裏表があるのに、裏がかかかれなかった気がします。
そして、最終回。
なんか、長くてかききったなぁという感じでよかったです。
わたしも、一瞬、信じてしまいましたよ~。
でてきた瞬間から、
「えーと、この髪の色は、あの人だよねぇ…」
と、けっこう見事に騙されました。いや、あとの回想シーンで、気づきましたが…。
ところで、咲良ちゃんのダークサイドは?
ない?いやいや、あの2人の娘ですよ(笑)
そうか、浅葉は、ここで、つかまったというか、着陸したんだ。 -
Posted by ブクログ
ちょっと前までは、声出して笑って読んでいたコメディだと言うことが信じられないような展開ですね。
「今 傍にいなくていついるの?」
これは、有馬が、自分の本性が大好きな人にばれて、その人に怒りをぶつけてしまったときに、ぶつけられた雪野が言うんですよ。
この強さを持ちたいと切実に思います。
なんだか最近、わたしは、世の中のすべての悪いことは、「孤独感」が生み出しているような気がしています。
「孤独」を楽しむ強さ、自立心をもてればよいのですが、なんだか本当に、「孤立」しちゃって、それが悪いことにつながってるような気がしてしかたない。
もし、1番ひどい絶望を感じたとき、自分の闇に気づいてしまったときに、雪野みたいに言ってくれる人がいれば……。
それだけで、すごく、生きやすい世の中になるのにね。
そして、有馬の絶望感は、愛されなかったことではなくて……。そこまで、気づく雪野。
それは、やっぱり物語なのだけど、そういう物語は、とても大切にしていかないといけません。 -
Posted by ブクログ
えーと、思えば、「ララ」で「彼かの」を気にしだしたのは、このあたりからなんですよねぇ。
まあ、虐待の話とかは、ずっとやってて、横目では見てたんですが77話の「作戦」とお母さんの話は、けっこう印象に残っています。
そして、友だちみんなと去っていくという、メチャクチャかっこいいシーンがあって、
「なに、このマンガ?」
とか思って、1巻を買いだしたんです。
いやー、ここまで遠かった。というか、まだ、そのシーンには、たどり着いてないですけど。
久方ぶりに、コメディな雰囲気で、それもよかったなぁと思います。
人は、「似たもの」と「違うもの」を抱えていて、それのどちらが、恋愛の原動力になるのかは、わかりません。
でも、お互いに(このお互いにというのが重要だなぁ。一方だけでは多分ダメなんです)、変わっていける、そういう関係でありたいものです。
友だちも、恋人も。 -
Posted by ブクログ
津田雅美の初連載作にして出世作。通称「カレカノ」。LaLaを定期購読していた当時の私は、この作品の連載第1話を読んで、そのあまりにも強烈なインパクトに度肝を抜かされたことを今でも鮮明に覚えている。私の人生において、第1話のインパクトという観点で、本作品を超える作品に出合ったことはない。作品初期は超ハイテンションでものすごく面白かった。ここでの★5つの評価は、第1話からはじまる数話の伝説的な面白さに対して与えたものであり、作品全体としてはせいぜい★4つかも。
その後の本作品は、登場人物の精神世界のダークな面を描くようになり、だんだん読むのが辛い漫画になっていってしまった。このまま収拾がつかなくなるのではと危惧した割に、なんとか完結したことは良かったと思うが、最後もヘビーな終わり方だったな…。漫画ファンの間で「カレカノ全1巻」と揶揄されることがある所以である。実際は花とゆめコミックス全21巻、白泉社文庫版が全10巻。GAINAXによりアニメ化され、庵野秀明が監督を務めたことでも注目を集めた(庵野秀明にとって、新世紀エヴァンゲリオン以来の監督作品にあたるため)。 -
Posted by ブクログ
子どもは、頼るものがないので、虐待されても虐待されても、親に従おうとするのだそうです。
決して、親が悪いとは思いもせずに、
「自分が悪い子だから、罰をうけている」
と感じるのだそうです。
親が不幸なとき、その不幸を自分の所為だと、意識している子、また、無意識に感じている子は、とても多い。
子どもを幸せにしたかったら、やっぱり周りにいる大人が、しっかりと夢を持って、幸せな状態でなければなりません。
虐待は、有馬の中に闇をつくりました。雪野もまた、その闇と対峙しなければなりません。
多分、時間と仲間だけが、それを超えていくためのカギになるのだと思います。
じゃあ、浅葉の抱えている闇は、なんだろう? -
Posted by ブクログ
ざっくりと話すと主人公宮沢雪乃は見栄王であり、自分を良く見せるためにどんな努力も厭わない正確である、
中学校までどんな事もトップだった彼女だが、県立の高校に入学して有馬総一郎に出会う。
有馬総一郎は容姿端麗、医者の息子で成績もよく信頼が厚い。
彼にコンプレックスを抱いた雪乃は彼に勉強等で勝つべく並々ならぬ努力をする。
そして中間テストで彼の成績を抜き首席になるが、その時初めて彼の偉大さに気付き、自分は彼を尊敬していたのだと気づく。
そして彼を避けるようになるも、有馬総一郎が宮沢雪乃に恋愛感情を抱いていると発覚する。
そして二人は恋愛関係に発展する。
一番最初に読んだのは中学生の時です。
これを読んで宮沢雪乃のストイックな性格に惚れました。
彼女は自分の見栄を張る性格を変えようと奮起しますが、私は彼女のそんな完璧を目指すところ、そして人の上に立つところがかっこいいと思いますし元々が普通の人なのに並々ならぬ努力をする所に尊敬します。
彼女を見ていると自分も頑張ろうと思う気になりますし、受験の時はこの本でモチベーションを維持していました。
一方有馬総一郎は元々天才肌という所があり親近感が持ちにくいところ。
しかし凡人の超努力家と天才が競う姿は見ていてとても楽しいです。
また、宮沢雪乃の二面性がとても面白い。
これが普通の性格の人が完璧を演技しているのなら面白みに欠けるが、だらしなく欲深く面白い人格のためその対比がとても印象的だ。
シリアス場面もあるが、ギャグが多い。
でもうまくバランスがとれていると思う。
しかしこの本を読み進めていけばわかるがここには普通の人間というのは存在しないところが非現実的で非常に残念なところである。
マンガとして個性を尊重するのはいいが皆才能に溢れ全員が成功しているという点からいうともう少しリアリティを追及して部分的に凡人も入れる方が才能のある人たちの才能が際立つのではないかと思う。
まぁ、シリーズとして登場人物たちのサクセスストーリーを描いているので凡人というのはこのテーマには沿わないのかもしれない。