津田雅美のレビュー一覧
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ざっくりと話すと主人公宮沢雪乃は見栄王であり、自分を良く見せるためにどんな努力も厭わない正確である、
中学校までどんな事もトップだった彼女だが、県立の高校に入学して有馬総一郎に出会う。
有馬総一郎は容姿端麗、医者の息子で成績もよく信頼が厚い。
彼にコンプレックスを抱いた雪乃は彼に勉強等で勝つべく並々ならぬ努力をする。
そして中間テストで彼の成績を抜き首席になるが、その時初めて彼の偉大さに気付き、自分は彼を尊敬していたのだと気づく。
そして彼を避けるようになるも、有馬総一郎が宮沢雪乃に恋愛感情を抱いていると発覚する。
そして二人は恋愛関係に発展する。
一番最初に読んだのは中学生の時です。
これを読んで宮沢雪乃のストイックな性格に惚れました。
彼女は自分の見栄を張る性格を変えようと奮起しますが、私は彼女のそんな完璧を目指すところ、そして人の上に立つところがかっこいいと思いますし元々が普通の人なのに並々ならぬ努力をする所に尊敬します。
彼女を見ていると自分も頑張ろうと思う気になりますし、受験の時はこの本でモチベーションを維持していました。
一方有馬総一郎は元々天才肌という所があり親近感が持ちにくいところ。
しかし凡人の超努力家と天才が競う姿は見ていてとても楽しいです。
また、宮沢雪乃の二面性がとても面白い。
これが普通の性格の人が完璧を演技しているのなら面白みに欠けるが、だらしなく欲深く面白い人格のためその対比がとても印象的だ。
シリアス場面もあるが、ギャグが多い。
でもうまくバランスがとれていると思う。
しかしこの本を読み進めていけばわかるがここには普通の人間というのは存在しないところが非現実的で非常に残念なところである。
マンガとして個性を尊重するのはいいが皆才能に溢れ全員が成功しているという点からいうともう少しリアリティを追及して部分的に凡人も入れる方が才能のある人たちの才能が際立つのではないかと思う。
まぁ、シリーズとして登場人物たちのサクセスストーリーを描いているので凡人というのはこのテーマには沿わないのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最終巻です。
あっさりと終わった方とは思うけれど、それがまたちょっと江戸までらしい。(作者は6巻か9巻かで悩んでいたらしいけれど、6巻がちょうど良かったのかもしれない)
ぼっちゃまがとにかく色んな意味で最強なんだなという事とソウビのフェロモンは凄かった!これに尽きます。
少し黒い部分も描いたりしていたけれど、それも少しなので、こんな江戸時代だったら楽しかっただろうなと思いました。
この漫画に出てくる人たちはどこか温かいものを持っていて、読んでいるこちらも少しほんわかした気持ちになれます。
ぼっちゃまとソウビの夫婦ってある意味最強だな~。
あっ、おまけにカレカノがあってびっくりした!
久々にカレカノを読んで、当時も思ったけれど、絵柄が変わりやすい作者なのかな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ彼氏彼女もすごく大好きな作品ですが、収録されている読みきり漫画「トラとカメレオン」もカレカノとは違った魅力があります。
主人公は顔を上げるのを嫌い、目立たないようにしてきた女の子小春と、小春と同じくらい無口で大人しいのに何故か目だってしまう十城くん。
同じクラスということ以外、接点のない2人でしたが、ぶつかって、小春のめがねが壊れてしまったことにより、2人は行動をともにすることになります。
爽やかで、やさしくて…小春ちゃんに共感し、十城君の優しさに癒され、彼の言葉にハッとさせられました。
前に読んだとき分からなかったところは、分からないままでしたが、自分なりになぜ分からないのか答えを出せたので良かったです。
疲れたときに読みたい作品です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこのマンガの、適度な力の抜け具合が好き。
でも、徐々に変化の兆しがある巻。
1巻を読んだ時に、主家のお嬢様に対して正成さんたちの態度がフランクすぎやしませんか? と違和感があったんだけど、敢えてそうしていたんだなあ。ちゃんといろいろ考えられていたんだ。でも、その変化が少し寂しい。
今回は特に第十九話「心の花」、絵師・圭次の回が良かった。
何度読んでも、じんわり感動する。
「芸術なんてなくたっていいものでしょう?/食べてさえいられればひとは生きていけるでしょう?」圭次の問いかけに対する藩主の「答え」に、そうだよなあ、と同感。
心が折れそうな時にこそ、必要なものってあるんです。
好きだなあ、このマンガ。 -
Posted by ブクログ
このマンガを読んで高校生というものにすごく憧れを抱きました。
雪野や有馬、実際問題こんなに大人びた高校生はいないんだろうし、私がこんな3年間を過ごすことはなかったけれど。
だって全員が自分を客観視できるんですよ。そんな高校生いませんよ笑!
だからこそ私は彼らが格好よく見えたし羨ましく思えたのです。
1人ひとりの個性が突出してるのにお話がこんがらがずに進むのは津田さんの力量ですよね。絡め方がうまいのとバランス感と。
男女問わず二人組というのがこのマンガには多く登場するけど、お互い補える要素が備わってる。
友達というより“対”のようなイメージをこのお話の皆には持てます。
たまにわざとぶつけて派手に見せたりするシーンもあるけど、その要素が対立する演出としてすごく面白いし。
やっぱり津田さんの心理描写もすごい好きで。さらっとしたのもどろどろしたのも変化が秀逸!
有馬くんの設定が最初からああだったのかがすごく気になるところ。
だとしたら、連載すぐのさわやかすぎるさわやかさがすごく怖いし、うますぎる。
いちばん気になります。