あらすじ
有馬の雪野への強い独占欲を知り、本当の有馬を知りたいと“恋”について考えるうちに、椿への思いが“恋”だと気付いた十波は…?
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Posted by ブクログ
いろんな話が、平行して進んでいくので、時間の流れは緩やかになったのですが、その分、物語の密度は、とっても濃くなった感じがします。
しかし、たった2週間の間で、出会って、自分の気持ちに気づいて、別れてしまう、佐倉と十波の恋愛って……。
というか、よく読むと、十波が1人で動き回っているだけで、佐倉自身は、ずーーっと、全然、自然体のままですね。
なんというか、高校生男子は、せっかちだ。
Posted by ブクログ
文化祭のシーンは自分が学生だった頃を思い出す。
実際は難しいだろうと思うことも屡々あるが
そこはフィクションなので問題無い範囲。
台風でそのまま彼女の家に泊まるというのも
実際は有り得なさそうだが
宮沢家の人たちの人柄あってのイベントで
マイナス面にならないところが良い。
父が有馬に語りかける言葉も、若い時代の回想が
以前に語られているからこそ生きてくる。
十波と椿は面白いキャラクター。
恋愛模様も独特で良い。
椿と比べると十波がかなりの常識人に見えるところも
面白い。
Posted by ブクログ
【※コミックス注意】
今回の表紙は十波くん。
そして、表紙の通り、全体的な物語の中では十波くんが主役のような形でした。
十波くんは、宮沢に近づき過ぎて、大好きな有馬に嫌われてしまう。
そして、有馬の本当の中にあるものの存在にうっすら気付く。けれど、どうして宮沢がそんなに大事なのか、そこまではまだわからない。
そうこうしているうちに、自分が椿に抱いている気持ちが恋だと気付いて、椿からも「お前のことが好きだ」と言われて両想いに……。
でも、自由な椿はなかなか、十波の手には収まってくれなくて結局はダメになってしまう……というのがメインですね。
その一方で、文化祭の準備が始まったり、文化祭前日に台風が来て、流れで有馬が宮沢の家に泊まることになったり……。
でも、有馬に少しずつ近づいている黒い影はどんどん有馬を飲み込んで……そんな話でした。
ある種の最凶カップルが出来上がるまでのお話ですね。
まあ椿に恋人が出来るのはなんとなく意外なんですけど、でもそれもそれでいいよなあ……と思います。
にしても、進学校でこれだけ変わり者の人材が揃っているのは面白い。
でも、進学校だからなのか……。
その辺りはわかりませんが、楽しいですね。