あらすじ
実母に叩かれたことがきっかけで、深く封印してきた辛い幼児期の記憶に直面する有馬。一方、有馬の演技に気付いた雪野は彼に拒絶されショックを受けるが、有馬を救い出そうと決意する。次々に甦る苛酷な記憶に有馬は…!?
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Posted by ブクログ
ちょっと前までは、声出して笑って読んでいたコメディだと言うことが信じられないような展開ですね。
「今 傍にいなくていついるの?」
これは、有馬が、自分の本性が大好きな人にばれて、その人に怒りをぶつけてしまったときに、ぶつけられた雪野が言うんですよ。
この強さを持ちたいと切実に思います。
なんだか最近、わたしは、世の中のすべての悪いことは、「孤独感」が生み出しているような気がしています。
「孤独」を楽しむ強さ、自立心をもてればよいのですが、なんだか本当に、「孤立」しちゃって、それが悪いことにつながってるような気がしてしかたない。
もし、1番ひどい絶望を感じたとき、自分の闇に気づいてしまったときに、雪野みたいに言ってくれる人がいれば……。
それだけで、すごく、生きやすい世の中になるのにね。
そして、有馬の絶望感は、愛されなかったことではなくて……。そこまで、気づく雪野。
それは、やっぱり物語なのだけど、そういう物語は、とても大切にしていかないといけません。
Posted by ブクログ
大好きなんだなこれが。
あほから始まり、重く切なく痛く、血の呪いまで掘り下げときながら、あほで終わる。みんな幸せになれてよかった。まほさんとかつばさちゃんとか友達連中と、ありまれいじが大好きです。
Posted by ブクログ
この巻が一番表紙が綺麗なので・・w
この本はおもしろい!
でも途中闇なネタがあって
正直読んでてキツイ所がある。
でもこの2人は乗り切れる!!
だいすきで、だいすきです。
Posted by ブクログ
【※コミック注意】
ついに有馬が自分の過去を思い出して、何もかもを破壊する衝動に出る。
両親に、実の母親に会っていることを知られ、ギリギリの状態で、でも自分を守ろうとしている有馬に、雪野が現れて、有馬に対して「話をしたい」と言う。
でも、有馬にとっては、今は自分を支えることが限界で、太陽のような雪野のことを拒絶してしまう。
それでも雪野はめげなくて、最後には有馬の心の奥底にあった本当の望みを見つけ出すことに成功する。
その代わり、ちょっとした不穏な変化が雪野の身体に起こっていて、「おそらく……」と思う部分ではあるんだけど、まあそれはまだ秘密で。
いつか、きっと明かしてくれるでしょう。
そんなわけで、ドロドロぐちゃぐちゃになった有馬が立ち直るまでの話。
人を愛するというのは、愛してもらって、その上で初めて出来ることなんだなあ……と再確認。
私の愛も百パーセントじゃないけど、それでも確かに「そうだ」と思えるものをもらったから、私もそれに大事にしたいと思います。
Posted by ブクログ
幼少の頃に受けた虐待を思い出し、精神的にぐらつき始めた有馬。今までの有馬は全部演技だったことに気がつき、ショックを受ける雪野。しかし有馬を救い出そうと決心をする。