あらすじ
“「親」としてひとつだけお前にしてやれること”のために、有馬を付き合わせる実父、怜司。だんだんと怜司に惹かれていく有馬だったが、何故か突然つき放されショックを受ける。落胆した有馬に養父は、有馬家と怜司について語りはじめる――。
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Posted by ブクログ
【※コミックス注意】
有馬の実父が有馬を連れまわしてたのには理由があって、また取材を受けていたのも理由があって。
いきなり有馬を突き放すようなことをされてしまって、有馬はショックを受ける。
そして、久々に自宅に戻った有馬は、自分の実父とその兄である育ての親との関係の確執について知ることになる。
なんだかとっても悲しくなる話。
でも、有馬の実父はちょっとデリケートしすぎやしないか? と思うんですけど、でも、あの家庭環境で育ったらそれも仕方がないのかなあ……と思います。
それこそ、総司さんが言うように誰も悪くないし、誰もが悪かったのだと思う。
そういうことって何処の家にでもあることなのかもしれないけど、あれだけ大きな規模であるのは珍しいことだから、ことも大きくなってしまったんだと思う。
でもこういう悲しいことって一つ一つ乗り越えていかないといけないと思うので、これから有馬には頑張って欲しいなあと思います。
でも、有馬は個人的には髪が長かったほうが好きだったなあ……。
Posted by ブクログ
才能は、「選ぶ」のではなくて、「選ばれる」のですねきっと。
そして、「選ばれた」うえで、さらに「選んだ」人間だけが、のぼっていくことができる境地があるのかもしれません。
そういうことを考えることは、ときに自分をつまらないものに感じさせ絶望させたりもしますが、ときに自分を昂揚させて高見にのぼる努力の大切さを教えてくれたりします。
天才とは、持って生まれた才能のことではなくて、努力しつづける力のことである。
みたいな言葉が、たしかどこかにあった気がします。