美内すずえのレビュー一覧
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引き続き演劇対決
マヤさんと亜弓さんの出演作を交互に見せる演出、良いです。マヤさんの実力を見抜き、座長的な立場でこれ以上は出演させるべきではないと菊子さん、判断しないといけないだけのものは持っているというか。
マヤさんの実母も月影先生同様、病気持ちのようで、これも気になります。
アルバイト先でもマヤさん、園児相手に1人で白雪姫を演じ切ったりで、やはり一人芝居の力も相当なのでしょう。
嵐が丘、も定番でしょうね。 -
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修行の日々
映画で得た端役、主演のエミさんにも良い影響を与えたようで、彼女もその後、映画俳優としてのびたかも知れません。
マヤさん、なりふり構わず色んなところに行って、月影先生も知っている女優・原田さんの許で役をつかみ……一方の亜弓さんも役作りの方法がマヤさんっぽくなってきています。
作者、どうやら当初はこの作品は2年くらいで完結させるつもりだったらしいんですが、それがライフワークになるのも興味深いです。
目が白くなる例の有名な描写、初めて出てきたのは確か、この前の巻でした。 -
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一人芝居の良さとか
道具類も破壊され、それを修復したり、提供してくれるものを取りに行ったら帰って来れなくなったメンバーを欠いて絶体絶命ところ、マヤさん、一人芝居に作り変えて演じ切って一般観客票を集め切って……やはりこういうのがこの作品の醍醐味でしょう。
妨害工作はいかんせん、いじめと一緒で、加害者の程度が知れるものです。
劇団月影は潰されても凹まない面々は残り、アルバイトをしつつ切磋琢磨の日々を。
紅天女の話、ここで具体的に出てきて、あの内容だと確かに能のような抽象演劇が相応しそうです。