柳田国男のレビュー一覧

  • 新版 遠野物語 付・遠野物語拾遺

    Posted by ブクログ

    遠野地方を旅行するにあたり、遠野の歴史を知りたいと思ったのが、読み始めたきっかけです。

    実際、姥捨て山の話を読んだ後に、姥捨て山のデンデラ野を訪れると、風景が鮮明になりましたし、河童のはなしも、カッパ淵を訪れると、本当にあった話に思えます。馬と女が、恋をして悲劇的な結果に終わった話には、自由にならない時代の哀しみを見てとれました。
    この時代の自然への恐れや、信仰も読み取れます。
    凄い、本です。

    純文学、難しいですが、やはり、国の歴史や風土、人の悲哀を感じるには、外せません。

    0
    2014年06月15日
  • 遠野物語・山の人生

    Posted by ブクログ

    岩手県遠野地方の民話、伝説、伝承、言い伝え、怪談話。昔こんなことがありました的な短い話がたくさん。古い文体で読みにくい。オチのはっきりしない話も多いが、昔話ってそういうもの。

    0
    2014年06月06日
  • 海上の道

    Posted by ブクログ

    文章が少し解りづらいのと、日本の旧国名が解らないので地図帳をひきながら読んでいるためなかなか進まないのがもどかしい。早く内容を理解できるようになりたい

    0
    2014年03月26日
  • 妹の力

    Posted by ブクログ

    この本は柳田が生前に編んで出版したアンソロジーで、一応、民俗において「女性」が登場する論説が収められている。
    最初の方の「巫女」論はおもしろい。女性を<自然>の権化とみなす世界観は、きっと妊娠・出産・月経といった現象が、密接に森林や夜の月などといった「世界」に結びついているように見えたことから発祥したのだろう。このような傾向は、もちろん、日本に限らず世界中のあちこちに見られた。
    女性=自然だからこそ、その中から生まれてくる新生児は<自然>から派出してくるのだ、という確信が、そこにはある。
    けれども、この本の後続の論文はシャーマニズムから離れ、単に女性が「ちらっと」出てくるだけのようなものもある。女性をテーマとした論文集としてはちょっと弱いのである。
    解説によると「巫女考」という柳田の論文が重要で、優れているらしいが、これはどうやら私は持っていないようだ。どこで手に入るだろうか?

    0
    2014年03月20日
  • 山の人生

    Posted by ブクログ

    神隠しについて知りたくて読んだので、前半を特におもしろく読みました。山から戻ってきて数日は魂のぬけたようになること。戻ってきてもまた消えてしまう人の多いこと。などなど。
    山男や山姥はなんだか進撃の巨人を思い出す怖さ。(にっこり笑って近づいてくるのが怖い……)
    大人(おおひと)と人間の交流は愛嬌があっておもしろかったです。ごはんとお餅が好きで、それをあげると代わりに仕事を手伝ってくれる、とか。なかよしだな…

    0
    2014年03月15日
  • 火の昔

    Posted by ブクログ

    このつぎに谷崎潤一郎の陰影礼賛を読みたいのです……

    じっくりじっくり読みました。べんきょうになります。
    火の番は女の人の重大な役目だったこと、
    火の加減が女の人の器量をはかるものさしになっていたこと、
    汚れた火と清い火という区別があったこと、
    いろりとかまどという二つの火が家にあったこと、
    などなどが頭に残っているいくつかのことです。

    言葉がやさしく上品です。先祖のお話も読みたいなぁ

    0
    2014年03月02日
  • 毎日の言葉

    Posted by ブクログ

    何より感動したのは解説における柳田の言葉である。

    1.よく知った言葉を使うこと
    2.(主観的ではあるが)美しい音の言葉を使うこと
    3.言葉を選択して使う心構え、習慣

    これらは全て「思うことが言える、意志を強く述べることが出来る」ことを目的としている。
    少年は些末な表現を避け、数ある表現の中で何を用いるべきか?
    未来における「美しい国語」のためにも、常にその意識を持つことの重要性を確認させられた一冊。

    0
    2014年03月01日
  • 遠野物語・山の人生

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「遠野物語」は、伝承を百数十個収録している。短いものも多く、歴史的、資料的価値はともかくとして、読み物としてはイマイチ。
    「山の人生」は、平地に棲む人間とは異なる山の人間(山男、山姥、大人etc)についての逸話を集めたもの。

    0
    2014年02月27日
  • 新版 遠野物語 付・遠野物語拾遺

    Posted by ブクログ

    いろいろな「遠野物語」が出てますが、表紙がきれいだったのと「拾遺」が収録されているのでこれを購入  
    山の神様や家の神様、野辺の狐狸や狼、猿などなど  

    神さまや仏様が田植えをしてくれたり火事を消してくれる話が、なんだかほっこりとして好きです  
    「真面目に信心すればいざという時に助けてくれる」という教訓話として片付けたくない温かみを感じるのは、柳田国男の文才のせいかなあ  

    狐狸や猿のいたずらに対しては、けっこう容赦がない(笑)  
    狐汁にして美味しくいただきましたとさ、ちゃんちゃん  
    農作物を荒らすこともある獣に対しては、農民は憎しみも持っているだろう  

    本当に表紙がきれいだし手触りもいいから、シリーズの他のものも欲しくなってしまう  
    一つ目小僧とか好きですし

    0
    2014年01月05日
  • 昔話と文学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表紙が可愛い割には、内容はなかなか難関だったような。
    民俗学の先駆けである柳田国男の時代でさえ、昔話の大半は既に消えつつあったらしいから、今に至るまで、数多くの昔話がなくなってしまったのだろうなと思った。

    あと、昔話がどんどん世俗化していくという個所が納得いった。

    0
    2015年01月02日
  • 日本の昔話

    Posted by ブクログ

    なんじゃそりゃというような話もあったり、今のポピュラーな昔話の原型のようなものもあった。昔の人々が子供に言って聞かせるスタイルは今にも通じている。

    0
    2014年01月01日
  • 新版 遠野物語 付・遠野物語拾遺

    Posted by ブクログ

    合間合間に読んでずいぶんと時間が経った。
    やっと最後まで読むことができた。

    こういうの好き。

    0
    2013年10月19日
  • 日本の祭

    Posted by ブクログ

    日本における祭りとは何かということについて、日本各地の祭りの事例をあげ、分析した結果を記述した本。
    正直、文章も難しいし難解でくじけそうだった。

    が、このように深く考察できることこそが学者といえるのだなと思わせる本でした。

    0
    2013年07月25日
  • 柳田国男 山人論集成

    Posted by ブクログ

    柳田の山人関連の著作等を纏めた一冊。
    成る程大塚英二が書く柳田で引用されるものが多い。当然か。

    手拭い調の表紙のシリーズであるが、製本の悪いのに当たってしまったのか背の辺りを上から見ると本文が浮いているのが少し残念だった。余白もかなり削って狭い感じがする。

    0
    2013年06月01日
  • 小さき者の声 柳田国男傑作選

    Posted by ブクログ

    主に「子ども」の遊びや言葉をめぐって民俗学的考察を広げる文章が集められた本。
    特に「子ども風土記」が読んでいて楽しい。
    「かごめかごめ」が「屈め=しゃがめ」という意味だという指摘にはっとした。まあ、この説が正しいかどうかはわからないが。
    短い章でたくさんのトピックが並んでいるのは新聞に連載されたからだが、こういうのはとても気楽に読める。

    0
    2013年04月26日
  • 海上の道

    Posted by ブクログ

    柳田国男の86歳のときの最後のメッセージといわれる。

    前にも、一度読んだことあるが、
    そのときは、『つまんない』という感じだった。
    あまり、重要なことが言われていないと思ったのだ。
    今回読んで、同じ感想だった。
    民俗学の考えていることは 
    なぜこんなに、つまんないのだろうか。

    大きなテーマは
    『日本人はいかにしてわたってきたのか』ということである。

    西海岸を伝う方法と東海岸を伝う方法
    風の言葉の収集から・・みえてくること。
    椰子の実が、伊良湖岬の海岸に流れ着いたこと
    宝貝を求めて沖縄 宮古をめざす
    漂流物は 椰子の実だけでなく 人間も漂流する
    日本はコメ作国家であるが モミだけでは稲作は伝わらない。

    という この構成の仕方は、
    風、椰子、人間、コメが 海上の道を通ってやってきた。
    ということなのだろう。
    ふーむ。
    コメが伝えわったことが 日本の文化の中心になった。

    何だろう、この物足りなさは、

    松岡正剛は、千夜千冊で
    海上の道 
    のなかで、

    松岡正剛は言う
    『柳田の民俗学は思想の言葉をもたなかった。
    見聞をしたことを記載することが柳田の方法で、
    それを聞き書きというなら、
    まったくそれ以上でもそれ以下でもなかった。』

    というのが、正しいのかな。

    柳田国男小論
    日本の歴史の流れから 柳田国男の変遷が詳しく書かれている。
    日本の植民地政策(外なるもの;台湾、朝鮮、内なるもの沖縄、アイヌ)
    との関連で、詳しく述べられている。実に参考となる論証である。
    海上の道の始まり
    貨幣としての宝貝

    殷の時代に 宝貝が貨幣だった。
    その宝貝は ベトナムもしくは 沖縄からとどいた・・。
    殷の時代のヒトが 沖縄にたどり着き 定住した。
    それが、コメの文化の始まり?
    そして 沖縄特有の酒 泡盛 はどのように来たのか?

    柳田国男は 学生時代に 伊良湖の海岸で
    椰子の実 を見たことが 
    日本人はどこから来たか?
    という疑問の発端だった。

    椰子の実を見た事が、島崎藤村の詩に結実する。
    日本は島国なので、
    どこからこようと『海』を渡るしかない。

    樺太経由であろうと 朝鮮半島経由であろうと
    海を通ってやってきた。
    柳田国男の 『海上の道』は、黒潮の道だった。
    黒潮に乗って やってきた文化。

    黒潮が日本でぶつかるときには 沖縄である。
    その沖縄が 黒潮から運ばれてきたものを、
    一時的に 受けとめ そしてヤマトへ 運んでいく。
    沖縄に 黒潮文化が根付いていないといけない。

    モミは 黒潮に乗って、沖縄にたどりついたとしても
    沖縄の稲作の遺跡は 古いものは残っていない。
    私は水田を 石垣や伊平屋島でみたが、
    日本の原風景のようなイメージが あった。
    なぜ、沖縄に 稲作文化が根付かなかったのだろうか?
    それが 九州南部では 稲作の古い遺跡が見つかっている。

    海上の道は モミをはこばなかったのだろうか。
    柳田国男は、
    海上の道の 先は ミクロネシアやポリネシア インドネシア
    と想定していたのだろうか?
    それとも、ベトナムから中国福建省だったのだろうか?
    どうも、稲が伝わるという意味では 福建省を考えていたのだろう。

    イネが雲南起源説であり 照葉樹林文化という考え方で言えば
    福建省から海上の道で、やってきたことも考えられるが、
    (泡盛が・・・タイから もしくは 福建省経由できたように、
    (沖縄のお墓の形式が福建省から来たような。
    そいう伝わり方の中に モミがなかったのだろうか?
    イネの起源説が 揚子江の中流域となったことによって
    少し、様相が違うような気がする。

    モミと稲作文化は、
    揚子江中流域からはじまり、揚子江の河口に ながれて、
    九州南部にたどり着いたのだろうか。
    確かに ニンゲンは ハプロタイプからいえば
    海上の道を漂流してきたようだ。

    0
    2018年03月05日
  • 新訂 妖怪談義

    Posted by ブクログ

    妖怪、すなわちお化けの話。人を恨んで出る幽霊と違って、お化けは人を驚かせることが目的らしい。夜が本当に暗かった時代の夕暮れの心細さ。大きなくぼ地を、だいだらぼっちの尻もちの跡だと説明した人びとの想像力。日本人が自然に対して持っていた、畏れと愛着を垣間見ることができる。和紙のような装丁は大竹尚貴+鈴木久美さん。

    0
    2013年03月31日
  • 遠野物語・山の人生

    Posted by ブクログ

    さかしいとか賢いという古い時代の日本語には、普通の児のように無邪気でなく、なんらかやや宗教的とも言うべき傾向をもっていることを、包含していたのではないかとも考える。

    0
    2013年03月09日
  • 新訂 妖怪談義

    Posted by ブクログ

    基本的に柳田さんは妖怪の実在に関しては否定派なのね。
    解説で言われてるように、かなりざっくりとした解釈でまとめられてるところもあるし、読者に対して不親切なところもある。それでも、ある程度のまとまりを意識して編集されてるから読みやすくはないし、わかりやすくもないけど、読めない、ってことはなかった。
    タイトルから想像されるようなエンタメ性バラエティ性は皆無なので注意。

    0
    2013年02月15日
  • 日本の祭

    Posted by ブクログ

    柳田国男、遠野物語しか読んでいなかったのでたまたまシリーズで並んでいたので購入。ちょうど日本古来の祭りの起源に興味があったので。

    0
    2018年11月30日