柳田国男のレビュー一覧
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禁忌について収集した本なので、当たり前なんですが、やってはいけないこと、避けるべきことばかりが載っていて、読んでいると興味深さよりも窮屈で息苦しい気分に。
今と医療の状況が異なる上に、どうしてそうなるかが不明で、何かというとモノノケの類の仕業だったりしていた時代だと仕方がないのかもしれないのですが、...続きを読むPosted by ブクログ -
神隠しと隠れ里をテーマにしたアンソロジー。
「神隠しにあいやすき気質」では柳田國男の幼い時の体験が記される。狐の穴の話が興味深かったです。
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日本各地の「忌」を集めたタブーの事典。
葬式と出産という正反対のことが不浄のものとして2大タブー視されているのが面白いと思った。とにかく血に関することは穢れとして遠ざけられていたらしい。月経中の女性が家とは別の小屋に軟禁されていたというのもかなり闇深い。その他、忌まれる場所、忌まれる方角、忌まれる日...続きを読むPosted by ブクログ -
無駄なことを挟まず淡々と語られる。伝承があるような地域に縁がなく、このような話にはとても惹かれた。大体は意味もなく人の力ではどうすることもできないようなことばかりで、だからこそ人々は恐れたし言い伝えられてきたんだろうと思う。Posted by ブクログ
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テーマは興味深いのだが、ちょっと読みにくかった。天狗に未来を見せてもらう話は、こう来るとは思わなかった。過去を見る方を選んでいたらどうなってたんだろう。Posted by ブクログ
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いちおう「神隠し・隠れ里」なるテーマのもとに編まれたアンソロジーなのだが、編者の大塚英志さんという方がちょっと変わった人なのか、あんまりテーマと関係ない文章もけっこう含められている。それでも、未読の柳田の文章を読めると言うだけでありがたいのだが。
異界を暗示する「神隠し」のようなテーマに関しては、柳...続きを読むPosted by ブクログ