口語訳 遠野物語

口語訳 遠野物語

ビジネス・実用
880円 (税込)

4pt

百年の月日を越え、語り継がれ読み続けられている不朽の名作『遠野物語』。柳田国男が言い伝えを採集し流麗な文語でまとめた原文を、今日の読者にわかりやすく味わい深い口語文に。大意をそこなわずに、会話を遠野方言であらわしながら再構成していく冒険的な試み。丁寧な注釈も付す。原典への橋渡しとして。

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口語訳 遠野物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    遠野旅行にあたって読みました。
    遠野物語に触れるのはこの本が初めて。入り口としてとてもわかりやすく、注釈も丁寧で、楽しんで読めました。いつか柳田國男の原本にも挑戦したい。

    とはいえ解説にある、
    “『遠野物語』を柳田から遠野へと取り戻したいという思いが見え隠れしている”
    という一文にも唸った。
    遠野のふるさと村や伝承園、物語の館などを巡ると、遠野の人たちが自分たちの言葉で物語を残したいと思っていること、自分たちの語りを誇りに思っていることが伝わってきた。柳田國男より、語り手・佐々木喜善のプロフィール紹介が大きく扱われていたり。
    遠野物語は柳田大先生のお陰で有名になった訳だけど、あまりにもブンガク的に消費されてしまい、当地の人々は困惑し、どこか違和感を覚えていた/いるのでは……なんて印象を受けました。
    だからこそ口語訳の本書のほうが、遠野らしさがあふれているのかも?

    0
    2026年02月05日

    Posted by ブクログ

    口伝えで語られてきた物語を聞き集め、文語でまとめた方が柳田國男さんです。本書は、今の言葉に訳したものだそうです。遠野地方の方言、雰囲気も伝わってくるように感じました。改めて日本は山と林と水場に囲まれていることを認識します。関東平野で過ごしていると、山は遠くにあることになり、日常ではないのです。
    本書では山道を歩く時に遭遇する、摩訶不思議な体験談がいくつか出てきます。また、動物との距離も身近なんですよね。
    そう遠く無い過去の集落で、語り継がれた物語です。読んでよかった。

    0
    2025年10月30日

    Posted by ブクログ

    あとがきにあった「大筋では文意を変えない。」という訳者の言葉。「柳田國男の遠野物語」を再構成ではなくそのまま再現したいという考え方が素敵でした。

    遠野の地域に古くから伝わる民俗学や妖怪伝説を学べるとっておきの作品です。

    0
    2025年08月20日

    購入済み

    引き込まれるような面白さ。

    スラスラと読める感じでした。
    読んでいると、物語の様子や情景が浮かんでくる感じでした。

    遠野へ実際に行ってみたくなりました。

    堅苦しくなく読める一冊だと思います。

    #深い

    0
    2024年06月03日

    Posted by ブクログ

    一度は読んでおきたい「遠野物語」だが、なかなかハードルが高くて手が出ていなかった。口語訳本を古本屋で見つけたもの。原本との違いは分からないけれども、落下傘読みとしては非常に良いツールと思う。

    この手の話にはもっとエロ的要素がある様に思っていたが、夜のような話は一切ないのがちょっと不思議。柳田国男のフィルターがあったのではないかしら?と疑ってみたり…

    0
    2023年01月09日

    Posted by ブクログ

    友達から贈ってもらった本です。
    デジタルでハイテクノロジーで、事実に基づいた正確な(もしくは正確にみえる)情報が、常識の大部分を占めている今では、全く考えられないような奇譚が詰まっていました。とっても面白かった…!
    山男・山女にしろ天狗や化けぎつねにしろ、人間ではない何かがこの世にいたとしか思えない物語ばかりだったけれど、今も遠野にいけば会えたりするのかな。
    実際に相対するのは怖いけれど、理屈じゃ片付かない現象と共に生きる世界は、孤独ではないじゃないかなぁと思ったり。
    成人年齢もそれなりに過ぎた今読むと、非現実的で幻想的なお話のようにも感じましたが、小学校のころなんかはこんな不思議な現象がもっと自分の身近にあったことを思い出しました。
    彼等は今どこで何をしてるんだろう…
    アイヌの伝承とも関連が深いようで、北国に俄然興味が湧きました。京極夏彦さんバージョンの遠野物語も気になってます。
    また東北地方に遊びに行く前に再読したいです。

    0
    2022年02月20日

    Posted by ブクログ

    学生時代に民俗学の講義を受けてからというもの、遠野物語や、各地に纏わる伝奇伝承を調べています。
    こういった民俗学のはしりとなったのが、この遠野物語です。
    もっといえば...
    子供の頃に「あこには行ってはいけないよ」とか「何時から何時のうちは、家から出てはいけないよ」とか、子供の頃親等から言われたことのない人は、いないと思います。
    そういった感じのものを集めたものがこの本です。
    何故そう言われるようになったのか、自分の地元のこと少し調べてみると、楽しいかもしれませんね。

    0
    2021年01月09日

    Posted by ブクログ

    知っている地名ばかり出てくるので遠野物語の時代から山は動かないんだなと思うと感動する。
    掲載されている話はよくある東北の昔話だから、地元民としては懐かしい感じ。
    鹿踊りのほめ唄はよく聞くアレなのか?とにかくもう一度読まなくては!

    0
    2020年07月03日

    Posted by ブクログ

    原文では理解しにくい遠野物語を口語訳で内容をわかりやすくしているのはとてもありがたい。
    山男や天狗、狐、産鉄族、遠野に根付く神々にまつわる伝承が一つ一つ興味深く、「ありえないなんてことはない」という妖しげな浪漫に満ち溢れている。

    実際、東北の山々は人間が知り得ない未知の世界が広がっているのでは?と感じてしまうほど広大で深く、明治期という近代にあってもこのような話が起こることに違和感はない。死者の霊や妖怪のような存在、神々への畏怖が背景にはあるはずであり、そういった意味でやはり民俗学は面白い学問だと思う。

    遠野物語、イーハートーブ、吉里吉里人と独特の世界観を生み出してきたこの土地の摩訶不思議をぜひ読んでいただきたい。

    0
    2020年05月13日

    Posted by ブクログ

    遠野物語を現代人でも分かりやすく、楽しく読めるようになっている。原文もいいがこのように親しみやすい口語訳も重要だ。

    0
    2020年04月23日

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