さんば挿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
電撃文庫で戦記ものという帯の文句からして
いつもの実は有能な主人公が影で大活躍するようなのかと
あんまり手が伸びないような引きだが
内実はわりとかなりちゃんと戦記ものしていて驚き
キャラクタの役分けも一風変わって
戦記ものとして重要な
複数に主人公視点を置ける群像ものとしても
対応でき得るようになっているようみえる
科学と宗教の対比は扱いが難しそうだが
改革を促す戦争目的のところははったり利いて楽しい
『皇国の守護者』という良い例があるのだから
ライトノベルでももっと戦記ものがあってもよいと思うが
半端なく決着つけるのが難しそうに見えるのも確か -
購入済み
内容はいい!
まず内容から。
1巻~6巻途中まで一気読み。
軍に依存してしまった腐敗した自国に諦めと嫌悪を抱く主人公がとある事件により他の4人と共に『 騎士団』として所属したくなかった軍に所属することになってしまう。
主人公の頭の回転や機転もさることながら、
他の騎士団の4人やそれぞれの部下の奮闘や成長が巻を追うごとに面白くなっていく。
最後は自国である帝国がどのような形で終わりを告げるのか、その後はどのような物語を展開するのか。
各巻事の戦いでは戦いでハラハラしたり気持ちいい展開に爽快な気分になる一方、今後の展開に不安と期待が膨らみます。
個人的にはとても好きな本でぜひこのまま中途半端に終わること無く最後まで書き切って頂きたいと思います。
ただ、5巻は挿絵がほぼ無く、
6巻に関しては挿絵が急に雰囲気が変わってしまってガッカリです。
1巻~4巻までは作風に合った挿絵だっただけに戸惑いと失望でした。
絵師さんには申し訳ないですが、やる気がないなら他の人と変わってください。って思わざるを得ません。
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Posted by ブクログ
前巻で世界観の説明があって、さて今巻はというところだったわけだけど、これはいわば嵐の前の静けさと言うか、ひと時の休息のような巻だった。
いろんな登場人物たちの小さなエピソードが重ねられて、それが最後に向けてどう意味を持っていくのか、とても興味深い。
途中で出てきた意外な人物のエピソードはもっと最後に重要な役割が振られる伏線かと思ったけど、そこまでではなかったんだな。
そしてやっぱりラストのイクタとハロの場面には胸が熱くなった。
イクタの重圧はどれほど大きなものなのか。
もしヤトリがいれば多分全然平気だっただろう。
でも、ちゃんとハロを頼ることができた。
そうだよ。
もともとこの物語は、天才軍師がその知略でホイホイ勝っちゃうような話ではなかった。
もっと苦しく理不尽で、その中で仲間と支えあって、事を成し遂げてきたんだ。
そういうお話なのだ。
その中で容赦なく犠牲も払われた。
だから最後まで目が離せない。
彼らの願いは想いは約束は、ちゃんと果たされるのか?
次巻、最終巻だということに少し驚いたのだけど(あと2-3巻出るのだと思っていた)心して待ちたい。 -
Posted by ブクログ
前回の引きから、今回は三国会議で丁々発止の政治的駆け引きが行われるのかなと思っていたら、全く予想と違った展開になった。
いわば、世界の成り立ちの説明会。
あと、ようやく謎なタイトルが解明される回でもある。
それもこれもアナライ博士の登場のせいだな。
一人で世界をかき回す、さすが科学者!(笑)
その世界の成り立ちについては、いや、前からロストコロニー的な設定なのかなと思ってたんだけど、仮想未来世界だったか。
やっぱり物語の舞台はインドで合ってたんだ。
なるほど〜。
ただ、このハイファンタジー世界にいきなり現れた過去場面は、やっぱりちょっと違和感があった。
まあ、説明の最後の方には、それも気にならなくなったんだけど。
それに、この過去話は、いわばオマケのようなもので、それによって本編の構造が大きく変化するものでもないな。
唯一、心震えたのは、遠い未来に自由に生きるヤトリがいるかもしれないという可能性。
その時はきっとイクタも傍にいるに違いない。
そう願わずにいられない。
次巻から終焉に向けて加速していく予感。
次はいつもの仲間たちとの話を期待したい。 -
Posted by ブクログ
前巻の衝撃があまりに大きすぎて、実はずっと続きを読むのを避けてきた。
でも、アニメが始まったこともあり、恐る恐る手に取った。
その結果は……そうだよなあ。そうなるよなあ。
今巻では、まず敵方であるキオカの事から物語が始まるのだけど、これは前巻の衝撃にひとつのクッションを置いて、心の準備をさせる意味で作者の用意周到さを感じる。
でも、その内容はジャンとアナライとの出会いという今後の物語的には非常に重要な出来事。
これで、ますますジャンは手強くなるのが目に見える。
一方、帝国の方は変わり果てたみんなの姿がー姫さんの姿が、胸を突く。
2年の月日は失ったものの大きさを何も癒すことはなく、寧ろより大きく心を縛り付けている。
弱音を吐けるマシューはまだマシなほうだろう。
真面目なトルウェイは全てを抱え込み、姫さんは一人だけで帝国を背負おうと悪も辞さない。
誰にも相談できず、ただ魂の抜けたイクタにだけすがっている。
そんな状況で、最後の絆だったハロに遂に隠れた役割が回ってくる。
これはもうどうなるんだろうか?
ヤトリが退場した今、次はハロの番だとしても何も驚かない。
いやむしろ、姫とイクタ以外全てが退場する可能性だってあるのだ。
そんな最悪な展開の中、いったいイクタの復活はいつになるのか?
復活の鍵は多分、ヤトリに託されたものを彼が思い出せるかどうかだろう。
次巻でそんな場面があるのか?
それともまだ、この状態が続くのか。
続きを読むしかない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価:☆4.5
※ネタバレ注意。未読の方は回れ右
イグセム派の将校として捜索隊を率いるヤトリと戦場で対峙することになるイクタ。
お互いにお互いを知り尽くしたもの同士の戦いは熾烈を極める。戦いの行方は果たして・・・!
この巻では今まで明かされなかったイクタとヤトリの過去が語られることになる。
二人の馴れ初めは微笑ましかった。イクタとヤトリは二人で一つ、そんな絆の深さもわかった。だからこそ二人が戦場で戦うのを見てるのが辛かった。
幼い頃からヤトリはイグセムで、ヤトリの中のイグセムは成長してからも消えることはなかった。
それでも過ごして来た時間の中に確かにヤトリシノの時間はあった。それが彼女にとっての救いだったのかなと。
読み応えあったし、間違いなく面白かった。だがあまりにも辛いこの結果に軽く放心状態・・・賛否両論になるのも頷ける。
次巻から新章が始まるそうだが、迷走しないことを祈る。
「ひとつだけ言っておくよ。君が謝るべきことなんか、この世界に何一つない」
「――しぶといじゃないの。ヤトリシノ――」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価:☆4.5
北域での過酷な戦争から帰還したイクタ達。
今回は戦闘がメインではなく、政治問題がメインになるのかな。(シナーク族の難民をどう扱うか等)
海戦もあったけどほとんど巻き込まれる形だったしね。2,3巻と比べると落ち着いた巻だったけど面白かった。
にしてもマシューがめちゃくちゃ頼もしくなってておじさん胸が熱くなっちゃうよ・・・成長してるよね。まさかポルミニュエとフラグ立てるとは思わなかったけどw励ますシーンのマシューのイケメンさは異常。
次回は本格的に海戦になるだろうが、陸とは勝手が違う戦場でイクタ達はどう戦うのか、姫様の企みは、そしてイクタとヤトリの過去に何かあったであろう意味深なやり取りも気になるところ。
7巻までは買ってあるのでどんどん読んでいきます! -
Posted by ブクログ
ええ?! まさか、これは…衝撃の展開だよ。
イクタとヤトリのあの関係がどうやって紡がれたのか、いつか描かれる時を期待していた。
それが今巻だったわけだけど、予想していたのとはちょっと違った。
きっと学生時代に出逢って、すごく衝突して、そのうちに無二の友になった……ようなことを考えてたら、そうか、もっと昔にあっていたんだ。
そして無二の友よりも深く、二人でひとつ、互いが片割れになった。
子供時代も、再会後も、二人の関係の深さに心が躍った。
それだけに、敵味方になって闘うことになったときの、自分自身の全てを切り捨てたヤトリの悲痛さがイタイほどだった。
でも、きっとイクタが、そんなヤトリを救ってくれるのだと信じていた。だから、信じて読み進めたのだけど、その果てに……
確かに救うことは出来た。
でも、永遠に失われてしまった。
この展開、いや、ひどすぎない?
ちょっとこれはあまりにもひどい。
確かにこの物語は、そういうことも容赦はしない傾向にあったけれど、ここで彼女を失うことは、この先の魅力の半分を失うことと同義だと思うのだ。
なんだか、続きを読み進めることが出来るか分からない。
そんな気分。
それでもこの先を、見届けるべきだろうか。
彼女の願いと共に。