さんば挿のレビュー一覧
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まさかの展開。
超古代文明の人工物だろうと予想はしていたものの、そっちかよ! という印象。
あー、ジャンとイクタが楽しそうで何よりです。Posted by ブクログ -
今までの舞台設定の核心に迫るネタバラシ巻。物語の密度は相変わらずで、核心に迫り始めたと思った途端この巻の中で全て済ませてしまい、おまけに主人公とライバルの距離感を縮めるストーリーまで盛り込むという大盤振る舞いっぷり。
とはいえ、ネタバラシの内容は人によって賛否が分かれるだろうが、さすがにこの展開は予...続きを読むPosted by ブクログ -
アニメ化されたのを観て、原作を読みたくなり、一巻読了。←今ココ
アニメ版でも充分に戦略性の感じ取れる作品だったが、かなり削っていたんだなと実感。
以降期待! -
いやあ、今巻もまた面白かった。
11巻はいわば新キャラ、ヴァッキェの巻。
その勝手御免空気読まないハイテンションなキャラは今までなかった。
確かに彼女は劇薬だ。
ヴァッキェとシャミーユのやり取りが非常に愉しい。
子供のケンカかよ!
いいね。もっとやれ!(笑)
そんな中、クーデター後のいろんな人た...続きを読むPosted by ブクログ -
今作も超面白かった!新しいキャラの存在感がもう抜群で、シャミーユのヒロインらしさを引き出すのに一役も二役も買っている。この作品の特徴である物語の密度の濃さも相変わらずで、一冊で他の小説3冊分を読んだような気にすらさせてくれる。Posted by ブクログ
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一気呵成に読んでしまった!
実に久しぶりに胸のすくような気分と温かな気持ちになれる巻。
キオカ軍の挟撃を受けて苦境に陥る姫様やマシューたち帝国軍。
そんな絶体絶命の場面に登場するイクタは正しくヒーローだろう。
でも、英雄嫌いなイクタに敬意を表するならばこれは、いわば掛けがえのない仲間の帰還だ。
...続きを読むPosted by ブクログ -
文句なしの殿堂入り。
どれだけ高い評価をつけても、このシリーズの持つ底知れない魅力を表すには足りないと思う。
この巻で特に顕著であったのが、登場人物の人間性の掘り下げ方、特に二面性に関するものだ。それはスパイの心であったり、揺れ動く少女の心であったりによく投影されている。
この巻の後半で少年が仲間に...続きを読むPosted by ブクログ -
あー、やられた。油断してたよ。涙が止まらない。
シリーズ第9巻は本格的なキオカとの戦い。
イクタ・ヤトリなき状態でマシューが孤軍奮闘するもジャン相手にはいかにも苦しい。
そしてかつてハロであった少女の暗躍。
巧妙に巡らされる妨害工作。
いやこれは、かつてのハロを知っているだけに辛くなってくる。
た...続きを読むPosted by ブクログ -
相変わらずひれ伏したくなるほど面白かった。1冊の中に詰め込まれているとは思えない密度のストーリーの中で、スパイの活躍とそのせいかを見事に描き出しているし、最後に付け加えられたエピソードに全てを持っていかれる感覚も気持ちいい。規格外の作品だなと再認識させられた。Posted by ブクログ
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評価:☆5
前回、イクタが旭日連隊を立ち上げたので三すくみの状態からスタート。
トリスナイの企みによってクーデターは泥沼状態に陥ってしまう。
イクタは何とか争いをコントロールし、レミオン派有利の痛み分けにすることによってイグセムの、ひいてはヤトリの職責を減らそうとするが…といったところ。
両大将に...続きを読むPosted by ブクログ -
この作品には新刊が出る度に圧倒されっぱなしだが、新章となった今作でもその勢いは衰えるところを知らない。
やはり今作で最も印象的なのは王女から女帝となったシャミーユだろう。作中で二年という月日が経ったとはいえ、その変容ぶりには唖然とさせられる。
前章では目覚ましい活躍をした騎士団たちも、前章の悲劇か...続きを読むPosted by ブクログ -
評価:☆5
今度の舞台は海ということですが、海戦でもイクタの采配は光る。
爆砲を積んだキオカ艦隊に対抗するために作戦は勿論、船乗りの技量のぶつかり合いもあって燃えた!
この作品は敵も一筋縄でいかないっていうのがいいね。
「この土壇場で選ぶなら――いちばん大きな失敗を犯して、それと正面から向き合っ...続きを読むPosted by ブクログ -
壮絶、としか言いようのない、最初から最後まで圧倒されっぱなしの1冊だった。このシリーズはいつも分量の割に中身が濃厚なのだけれど、この巻はいつもにも増してそれが顕著だ。
主人公イクタと、ヒロインというより、主人公の座をイクタと分け合っているという表現の方がしっくりくる少女ヤトリ。
いかなる時も手を携え...続きを読むPosted by ブクログ -
戦乱渦巻く世界で生きるイクタ少年の半生を描いた作品の第5章。
前回の海戦の続きとイクタの出自が明らかになる!
戦闘シーンは時代背景とマッチして、それぞれのキャラの特性が引き立てられていて相変わらず面白い!
なによりイクタだけでなく、我が友も活躍するところもまたいいですね!
また、後半は開戦後の次へ...続きを読むPosted by ブクログ -
読み物としてとてもワクワクさせて頂きました。
で、途中ふと思い出したんです。
(決して非難ではなく)よく似た「と在る宇宙の伝説」を。
成りたくなかったのに成ってしまう軍属、そして政治に利用されて成らされてしまった「創られた英雄」、でも結果を見れば部下達も皆納得。
体力面では劣り、精神面で...続きを読む -
物語のクライマックスに登場する言葉を借りれば、「全身に鳥肌が立つのを感じた。」といったところだろうか。
この本について、何よりも特筆すべきはその内容の濃さだ。印象的なプロローグに始まり、息もつかせぬ展開には、読者としてただただ圧倒されるしかない。なにしろ最初に巻き込まれた事件のくだりを読んでいるとき...続きを読むPosted by ブクログ -
戦乱渦巻く世界で生きるイクタ少年の半生を描いた作品の第4章。
今回は北域の戦乱の後始末とそこから始まる内政、そして海戦へ。
戦記物で内政を描くとどうしても固くなってしまうものだが、さすがこのシリーズ、いい感じで砕けてらしさがでてるなと思いました。
イクタがいるだけでバランスがよくなりますね。
後半...続きを読むPosted by ブクログ -
私的には、安定の面白さ。架空戦記やっぱり大好き。
海戦は読んで陣形を理解してその動きを想像するのに時間がかかったけど、楽しめた!
そして、その後の衝撃展開に次の巻が待ち遠しいです。Posted by ブクログ