【感想・ネタバレ】ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンIIのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年03月21日

1巻に続いて2巻もとても面白くて読みやすい。話にも入り込めてどんどん読み進めたくなります。

戦争、戦略あり。主人公たちの活躍あり。いい感じの新キャラも出る。
ただし展開は暗め、スカッとはしない。
カンナ一等兵にデインクーン准尉、、、、

頑張れ孤高の戦士マシュー。応援してる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年12月21日

今回初登場のおなごは、私はてっきり……仲間になるもんだと思っていたんですけど……。まさかああいう展開だとは!
167ページのイクタがかっこよすぎてきゅんきゅんした。カラー口絵との落差が激しすぎる。まあ、もう一人のイケメンはいつでもイケメンだけど、こっちはギャップ萌え。

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Posted by ブクログ 2012年11月13日

前半ののどかな盛り上がりから、後半のデスマーチへ。
名将イクタくんの善戦むなしく、巻頭カラー挿絵のお姉さんを初めとして、人がたくさん死にます。

次回は恐らくさらなる危機が…、でも今回残した幾つかの伏線を、イクタくんはどうやって使うんでしょうか。

スーヤ曹長、頭脳明晰な上官イクタ君にデレッデレ。な...続きを読むお、挿絵がない模様…。
イクタくんが周囲の女性を次々と攻略するのも、本作の痛快な部分だと思います。

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Posted by ブクログ 2015年04月29日

姫様暗殺未遂事件から暫く.
今度は慣例行事的な北部に赴任.
そこで原住民の反乱に遭遇.
しかしどうやら裏で糸を引いている集団がいるらしく….

折角の新キャラのポニテちゃんが….
あとわかりやすい正義感の男とか(イメージはムキムキモヒカン)
ちょいわる上官殿とか.

次回,更に過酷な戦場へ?

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Posted by ブクログ 2014年03月04日

戦乱渦巻く世界で生きるイクタ少年の半生を描いた作品の第2章。
今回は大アラファトラ山脈に守られた「シナーク族」との戦い。

相変わらずのイクタ少年の皮肉っぽさが心地いいですね。
死と隣り合わせの戦争をテーマにしているのにこの言動があるからうまく中和されているんでバランスが取れていますね。
前回より若...続きを読む干シリアスパートが多いが、イクタ少年の必死さが少なかったのがちょっと物足りなさを感じてしまいましたが、これからどんどん広がっていきそうな気がしますので期待したいですね!

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Posted by ブクログ 2013年09月02日

評価:☆4.5

本格派ファンタジー戦記第二弾。

今回も面白かった!安定してますね。
用語や人物も増えてきてカタカナが多くなってきてるのにスラスラ読めるぐらいにはこの世界観にハマってるw

イクタは適当に見せかけて、誰よりも冷静で時に非情で現実見てるとこが好きだ。
無能な上官キャラってよくあるけど...続きを読むやっぱ腹立つなぁ(笑)
イクタ・ヤトリ・トルウェイの将棋勝負は見てみたかった。

デインクーン、清々しくて好きだったのに・・・(´;ω;`)
「ご無礼をばぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「お許しをばぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
には吹いたwww

ナナク・ダルとヤトリとの一騎打ちは燃えた!
回転剣舞は是非とも映像でも見たいね。

そして続く物語。
立ちはだかる絶望にどう立ち向かうのか、次巻も目を離せない!

「だってね、人はいつだって、状況の許す範囲でしか何かを遂げられないんだよ」

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Posted by ブクログ 2012年12月30日

戦争は、よくない。
それに理由なんていらない。

前巻は模擬戦だったためハラハラ感や報われなさはほとんどなかったけど、今回は内乱とはいえ確実な戦争。
人がバッタバッタと死んでいき、また戦争の惨さも見せつけられます。
現代のラノベ界でこういうシーンをきちっとかける作者って貴重。
火の国風の国物語なんか...続きを読むもそうだけど、物語に深みが出てくるよね。
まぁ自分のようにキャラに感情移入して読むタイプには辛い描写の連続ですがw

イクタの智力で敵を乗り越えたり、ヤトリの武力で道を切り開いたり、騎士団のみならずサブキャラの活躍や男同士の猥談などなど、今回も見所たっぷり。
あぁ、早く次が読みたい!

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Posted by ブクログ 2012年12月19日

人が死なない戦争なんてない。
読み終えて思ったことです。
まあ実際、そうなんですがw

さてさて今回はどちらかというと内戦的な戦争でした。
2巻もリアルな戦場、戦略が描かれていています。

イタクの名将ぶりがこの頃から発揮してますね。
新キャラ増えた!と思えば・・・・

読んでいてホント飽きない作品...続きを読むです。

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Posted by ブクログ 2012年11月29日

『自分の臆病さを直視して、それを何とかしたいと思っている。
 その時点で君はじゅうぶんに冷静だよマシュー。
  ___心配はいらない。君の震えは、
                      戦いの始まりと共に止まる』

しまった…次巻に繋ぐ引きだったか…
3巻出るまで我慢しても良かったな…
あ、今...続きを読む回ややネタバレ含むんで気になる方は回避で。

というわけで、思わず2巻も読んでしまったわけですが、
やっぱ面白いですね…
時々文章が詰まりすぎてたりとか、乱れたりするのは仕様ですねw
個人的に文章の上手さとかってそんなに気にしないタイプ
のはずなんですが、なんかこの作家さんのは気になる…。

頭に書いたイクタのセリフは、今巻のベスト。
裏切りフラグ立ちまくりだったマシューが、
なんか報われた瞬間でかなりグッときた。

あと、男子の猥談がぐっときたww

次巻気になるなぁ…早く出ないかなぁ…

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Posted by ブクログ 2012年11月24日

続く、で終わった。

今気づいたのだが、個人的な好みとして1冊毎に明確な区切りが
あった方が評価が上がるらしい、ので★0.5減点。

おもしろかったけど、救いのないストーリーでした。
今気づいたのだが、個人的な好みとして救いのある話の方が
評価が上がるらしい、ので★0.5減点。

いやこれが悪党が主...続きを読む人公で悪の限りを尽くすとかなら、むしろ
さんざんな方が評価があがるのですが。

どう転んでも出世につながる戦争でもなさそうだし
初陣がこれでは今後のイクタくんの栄達にも翳りが
みえたかも?まあ出世しないことには話が進まんけど。

こういうのを読んでいると、つくづく銀河英雄伝説って
すげえな、と改めて思う。あれは凄いわ。
今更ながら登録してみようかと思ったのだけれど
トクマノベルズ版ってもう登録できないのね、残念。

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Posted by ブクログ 2024年03月03日

(Ⅰ)実地訓練のため北域鎮台で山岳民族のシナークと対するが、善悪で言えば一方的にカトヴァーナが悪。また、シナークらしくない言動にイクタは違和感を感じる。
(Ⅱ)シナークの指導者ナナク・ダルの大義。一介の兵士カンナ・テマリのささやかな望み。
(Ⅲ)イクタなら存在するだけで害悪にしかならないような存在は...続きを読む(殺すのではなく)排除することも可能やと思うけど彼はそうしない。そのことの危険を知っているからかもしれない。でもアレを早めに排除してたら話し合いでなんとかできたかもしれないのになあ、とも思う。まあ、ストーリーにならなくなるけど。

■簡単なメモ

/一行目:そこは地上より少しだけ天に近く、あるいは死に近い。
/イクタたちが実地訓練のため北域鎮台に赴く。
/山岳民族のシナーク族と対するが、善悪で言えば一方的にカトヴァーナが悪。イクタやヤトリはどうする?
/戦争を聖なるものとすることがないシナーク族が聖戦という言葉を使ったことからイクタは外から来てシナーク族にそれを吹き込んだ第三者の影を見る。当然、キオカか?
/数の利は圧倒的にカトヴァーナだが、地の利は圧倒的にシナークにあり、しかもカトヴァーナの司令官はシナークをいたぶって遊ぶ玩具くらいに思い込んで閑職の憂さ晴らしのため嫌がらせを続けていたとてつもなく無能な男。イクタたちだけは勝ち続けているが各方面で危険な状況。

■カトヴァーナ帝国についての単語集

【アゴラ】マッチョのアゴラと記述される士官候補生。
【アナライ・カーン】史上初の「科学者」。人造精霊を作った。教団からは瀆神者扱いされている。《自然物には全て「ままならなさ」があるとおもわんか》第一巻p.334。さまざまを総称した「超古代文明論」として追究する。
【アナライの匣】アナライの弟子たちがいったん研究成果を秘匿するためのなにか。
【アルシャンクルト・キトラ・カトヴァンマニニク】皇帝。四十代の壮年のはずだが枯れ木を思わせる。
【アルデラ教】カトヴァーナ帝国の国教。技術立国を標榜するキオカですら国教ではないものの八割以上がアルデラ教徒。また、「ラ・サイア・アルデラミン」はアルデラ教総本山と同義の宗教国家でもある。国家間の争いにはノータッチの中立的存在のはずだが?
【イクタ・ソローク】主人公。後に「常怠常勝の智将」と呼ばれる。パートナーは光精霊のクス。本当の名前はイクタ・サンクレイ。普段は怠け者で女好きのナンパ野郎で食いしん坊で呑兵衛でおちゃらけて飄々としているが必要があれば現実的で残酷にもなる。アナライの弟子の一人。アナライいわく《わしの唱えた「科学」という方法を踏襲するのみでなく、独特の哲学に昇華して実践しおった。》第一巻p.18。《僕は徒労が大嫌いで、その分、自分が怠けるための適切な努力を惜しまない》第一巻p.42。「バダ」という人物の息子? なりたくないもののトップ3は貴族、軍人、英雄だったが一度に全部を得てしまった。「子供っぽさ」「未熟さ」「若さゆえの過ち」には不思議と寛容。《イクタ・ソロークの部隊はいつだって楽に戦って楽に勝つ! 常怠常勝、怠惰上等! 僕に付いてきた奴には、ひとり残らず楽をさせてやるっ!》第一巻p.278。ヤン・ウェンリーの若い頃という感じやけど、もっと屈折してるしあれほど優しくはなく(ヤンも切り捨てるべきことは平気で切り捨てはするけど)、普段は飄々としているけど以外に不安定で脆そうだ。おそらくはたった一度の敗戦のために勝利を重ねていく。《危うい状況に追い込まれるほど、イクタは自分で判断して行動するための権利と責任を固守しようとする。》第二巻p.165
【イソン・ホー】叩き上げの帝国大尉。
【エアシューター/風銃】風精霊の空気圧縮能力により鉛玉を撃ち出す現代兵士の主力武装。トルウェイとマシューは難破した船から脱出するときにも抱えて持ち出した。
【女たらし】イクタは女たらしだが《それは誤解だよ。むしろ僕の方こそが、この世の全ての年輩女性に魅了されているんだ》第二巻p.102
【科学】イクタの「科学」は《合理的で無駄のない、結果として大いに怠けられる素敵な考え方。それが科学の本質。》第一巻p.278
【カトヴァーナ帝国】教団がある。暑い国のようだ。砂漠地帯? 人口二千万人。
【カラ・カルム/亡霊部隊】どこぞの国の部隊。戦死してはいけない。
【カンナ・テマリ】女性兵士。ポニーテール。パートナーは風精霊タブ。本好きらしく兵士共有の本棚を作っていた。
【キオカ共和国】技術立国を標榜する。カトヴァーナ帝国とは戦争状態。
【宮殿】王宮。三つの建物がある。黄砂堂、新緑堂、白聖堂。
【教官】士官学校の鬼教官たちは自由意志や個人の尊厳といった幻想を粉々に砕く。
【教団】アルデラ教。「全ての論理の根底には神がいなければならない」という教義を持つ。それゆえにアナライを異端とした。
【クス】イクタのパートナーである光精霊。
【黄砂堂】王宮にある建物のひとつ。国外からの客と会う。
【光虫/こうちゅう】炎も熱も伴わず光を出す虫。
【高等士官試験】幹部候補生選出試験。
【御三家】「忠義の御三家」と呼ばれる。かつての群雄割拠時代にイグセム、レミオン、ユルグスの三家が中央集権を成立させるために皇帝をまつりあげた。
【魂石/こんせき】精霊の意志の源。これがあれば教会で復活できる。
【サザルーフ】センパ・サザルーフ。中尉。北域鎮台第一連隊第九光照兵中隊隊長。パートナーは光精霊のキィ。歓迎会でイクタに話しかけてきた。一見イクタと同様のやる気のないタイプに見えるがかなりの世話焼き。
【サリハ・レミオン】トルウェイの長兄。イクタにバカにされ根に持っている。
【三人組】マッチョのアゴラ、出っ歯のコーサラ、ギョロ目のニーラ。高等士官学校でなにかとイクタに嫌がらせをしかけてくるが相手にしてもらえない。
【シア】ヤトリのパートナーである火精霊。
【シナーク族】カトヴァーナ北方の山岳民族。女系社会。アルデラ教は信じておらず、四大精霊に対する感謝と敬愛がある。もともとカトヴァーナの支配にに反発していたがパートナーの精霊を奪ったサザルーフを憎んでいる状態。
【シャミーユ・キトラ・カトヴァンマニニク】カトヴァーナ帝国第三皇女。幼いが先を見通し国を救おうとしている。高等士官試験に向かう船が遭難しイクタに救われた。《余は生きて帰らねばならぬ……。大樹が腐り倒れる瞬間を一秒でも早めるために、なんとしても戻らねばならぬ……。》第一巻p.119。《敗戦で国を救う。》第一巻p.327。後に「カトヴァーナ帝国最後の皇女」と呼ばれる。
【人材】何よりも重要な人材を政策の尻拭いで使い捨てているような帝国に未来はないと言える。わかっていても、軍人は従うしかない。イクタもやがて軍人になるのだろうがどう対処するのか?
【新緑堂】王宮にある建物のひとつ。臣下の奏上を聞く。
【スーラ・ミットカリフ】高等士官学校でイクタの部隊に配属された曹長。母親のアミシアは以前イクタの恋人だったようだ。
【スシュラフ・レミオン】トルウェイの次兄。寡黙で根に持つタイプではない。
【精霊】身近にいる。四大精霊としては風、水、火、光がいる。
【戦争】イクタ《戦争ってのは往々にして失敗した外交の代償なんですからね》第二巻p.26
【センパ・サザルーフ】→サザルーフ
【タムツークツク・サフィーダ】北域鎮台司令長官。
【帝国騎士】シャミーユを救った褒章としてイクタ、ヤトリ、トルウェイ、ハロ、マシューの誤人に与えられた称号。至上の栄誉であり、一代限りだが貴族の位置づけとなる。平民が貴族になる唯一の方法。ついでに高等士官試験合格も得た。
【デインクーン・ハルグンスカ】→ハルグンスカ
【テトジリチ家】マシューの実家。帝国西部エボドルク州駐留部隊を預かる家柄。
【天空兵部隊】キオカ軍の新兵科。気球に乗った兵士によって編成される。地上軍しかないカトヴァーナにとっては脅威。
【トァック】ユスクシラム・トァック。北域鎮台司令長官補佐。体調不良のようで顔色が悪い。実質的に鎮台の実務を全て切り盛りしている苦労人。
【東域】キオカの辺境領土だったが帝国が戦勝で入手、開拓を試みるも大失敗した。水害が多い土地。
【トルウェイ・レミオン】帝立エミル高等学校卒業生。パートナーは風精霊のサフィ。旧軍閥のレミオン家の三男。美形。どうやらヤトリに憧れているようだ。他者を愛称で呼びたがる。マシューは「マーくん」でイクタは「イッくん」。風銃使い、それも狙撃手系。兄はサリハスラグとスシュラフ。
【ナナク・ダル】シナーク史上最年少の族長。パートナーは風精霊のヒシャ。
【ナズナ】アナライの弟子。難しい話を噛み砕いて説明できる。
【ネジフ・ハルルム】生丘軍第6シチ小隊指揮官。名将ではないが堅実。
【白聖堂】王宮にある建物のひとつ。国家の功労者を称える。
【バジン】アナライの弟子。
【バダ・サンクレイ】キオカ戦役において「戦犯」とされた元大将。イクタの実の父。
【発明】イクタによると《最低でも三つのものが必要不可欠だ。まず一つ目が、怠け心――何か辛い作業に行き当たった時、これをサボりたいなぁと思う自然な感情。続く二つ目が、問題意識――この作業の何がそんなに辛いんだろうと考える心。そして最後の三つ目が、前の二つを踏まえた上での想像力》第二巻p.106
【ハルグンスカ】デインクーン・ハルグンスカ。北域鎮台第一連隊第二十二胸甲騎兵小隊隊長。縦にも横にもデカく声もデカい二十六歳のおっさん。清々しいほどの脳筋。パートナーは水精霊のニキ。歓迎会でヤトリに決闘を挑んだ。
【ハローマ・ベッケル】通称「ハロ」。淡い水色の髪。パートナーは水精霊のミル。ミン・ミハエラ看護学校卒業。身長百七十六センチと長身。イルフ、ショーカ、エチリという弟たちがいる。日記をつけているようだ。
【バンハタール】カトヴァーナ帝国首都。
【北域鎮台】シナーク族居住地がある山岳地帯に睨みを効かすカトヴァーナ最北端の軍事拠点。天然の防壁、大アラファトラ山脈に護られけっこうヒマしており、主要な役目はシナーク族を見張ること。
【氷菓】カトヴァーナにとってはとても希少で魅力的なスイーツ。
【不敗の近い】中央集権が成立し秩序維持のため一配下になるため自らの剣を返上しようとしたイグセムに対し皇帝が思いとどませようとし、二刀が敗れるまではとの条件付きでそれを受けた故事。
【マシュー・テトジリチ】イクタやヤトリと同じシガル高等学校卒業生。パートナーは風精霊のツゥ。旧軍閥のテトジリチ家出身でその家柄に誇りを抱いているが格としてはイグセム家やレミオン家よりは低い。ヤトリやトルウェイをライバル視し、イクタにからかわれ続けている。ぽっちゃりした体系だがそれなりに動ける。風銃使い。《次はおれが勝つ。もし次がダメでも、次の次はおれが勝ってやる。……絶対にいつか、マシュー・テトジリチの本当の実力を見せてやる!》第一巻p.317
【水精霊】カラカラのカトヴァーナにとっては重要な精霊。
【ミルバキエ】アナライの弟子。極論好き。
【ヤトリシノ・イグセム】通称「ヤトリ」。帝立シガル高等学校首席卒業の優秀な軍人。旧軍閥の名家イグセム家の一員。パートナーは火精霊のシア。
【ユーカ・サンクレイ】イクタの母。今上がキオカから召し取った美女をバダに賜った。
【ユスクシラム・トァック】→トァック
【ヨルガ】アナライの弟子。算術に滅法強い。
【ラ・サイア・アルデラミン】アルデラ教総本山と同義の宗教国家。
【リカン】ハザーフ・リカン中将。東域鎮台(守備専用部隊と思われる)の司令長官。船の遭難で敵領土まで流された主人公たち一行を迎い入れた。人格者。東域での戦闘は負け戦だとわかっているが立場上撤退できず戦死するしかなかった。
【良心】《思えばそれは、戦場で守るのがいちばん難しいもののひとつだった。》第二巻p.215

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Posted by ブクログ 2014年04月12日

うーん、まあ面白いんだけど、あんまり楽しい話じゃないねぇ。
色々あるけど、暗い戦争の話にするなら可愛い女の子なんか出さないで欲しいし、可愛い女の子を出すのなら、あんまり暗い話にはしないで欲しいかなー。

創作物ってのはすべからく、作家の自慰行為の産物だと俺は思う。
読書は、読者が作家とおなじ価値観で...続きを読む自慰にふける行為だし、そうじゃなければ楽しめない。
作家と感覚がずれてしまうと、それはもう他人の気持ち悪い自慰行為を見せつけられるような不快感がうまれるわけで。
何つーか、悲劇を描くのは気持ちいいんだよね。
その気持ちよさを作者と同じ感覚で愉しめればそれは楽しいオナニーになるわけだけど、一歩引いてしまうと、何処かの誰かの脳内オナニーに付き合わされているような感覚にとらわれてしまう。
はいはい、かわいそうかわいそう。
悲劇の綴り方としては丁寧で上手だと思う。
カンナはこれでもかというほど死亡フラグ立てられるし、突然殺されるよりはマシ。
ただ、そんな話を読んでいて楽しいか?というと、楽しい訳がない。
作者は楽しそうだがなー。

個人的な好みで言うなら、カンナとナナクが男ならほぼ問題なかった。ナナク(男)はきっちり殺すこと。

さらに理想を言うなら、カンナは死亡フラグを立てまくった上で、きっちり納得の行く形で主人公が救うところを見たかった。
俺Tueeeなんだし、それぐらい痛快なほうが楽しい。
ナナクに関しては、シナーク族の族長をナナクの父か兄にすべきだったな。
そのほうが骨太になるし、説得力もある。
だいたい、設定年齢19歳とはいえ、挿絵的にはどうみても小学生みたいなロリが族長やってるってのが苦しい。
そんなラノベ設定であんな重い展開にされると、読んでるほうとしては戸惑うわ。( ゚д゚)
帝国との戦闘で族長(父か兄)が死亡し、その後主人公がナナクを助けるって形の方が、ラノベとしては受け入れやすい。
次巻も帝国に協力するのはすべてのシナーク族ではなく、主人公達に救われたナナクと、ナナクが率いる一部の氏族のみって形にすれば無理がなかったと思う。
それなら、村焼き討ちみたいなゴアストーリーとも整合性は取れたんじゃないかな?

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Posted by ブクログ 2012年11月16日

なかなかへヴィに戦争してますね。お蔭でイクタのゆるい態度がいい息抜きに感じられた。こっちを読み終えてから前巻のラストをさらっと読み返したけど、そういや帝国側は末期状態だったっけ。メイン以外で残された面子を見るとそれがよく分かるなぁ。

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