矢野浩三郎のレビュー一覧

  • 大聖堂(中)

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    ネタバレ

    NHKの海外ドラマで放映していた大聖堂の原作本。リドリースコット制作の本格派で非常に面白かったので購入。原作もいいです。全3巻の2巻目。

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    2013年03月03日
  • 大聖堂(上)

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    全三巻1000ページを超える大作ですが、ワクワクが止まらない。
    歴史小説の醍醐味は全部入ってます。
    とにかく、悪役ウィリアム・ハムレイがまぢサノバビッチで、やることなすこと本当に最低なので、自身にふさわしい凄惨な最期をいつ迎えるのかが楽しみにすらなってきます。
    そして、迎えるクライマックス。歴史小説はこれだから止められない。

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    2013年01月31日
  • ミザリー

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    高校のときに読んだのですが、そのときはホラー要素よりも、書かされるうちに傑作ができていく過程が大変おもしろく感じました。

    プロットは単純だけど、人間や人間関係の複雑さを見事にあらわした傑作だと思う。

    ジョジョの荒木さんがこの本を影響を受けた本にあげていて、嬉しくなりました。

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    2012年11月05日
  • 大聖堂(中)

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    中世イングランドの、王位を争う戦乱が続いていた時代。国に秩序などなく、正しい裁きは行われず、力のある者が暴力をふるい、弱い者が踏みにじられる。大聖堂を建立しようとする建築職人トムと修道院長フィリップにも、数々の災難がふりかかる。また、没落した貴族の娘アリエナも、仕事が順調にいったかと思うと…。

    絡み合う人間のドラマにハラハラドキドキして楽しめる。中巻は一気に読んでしまった。

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    2013年02月23日
  • 大聖堂(中)

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    なんと、トム・ビルダーの大聖堂建立物語かと思っていたらキングスブリッジの大聖堂建立物語だったのか。。。
    ウィリアムの悪い事悪い事ウォールランのあくどい事あくどい事。悪魔のような非道な輩( TДT)
    苦難の連続・立ち向かう登場人物・加速してゆく物語。
    特にジャックの初恋の行方はいかに!
    益々目が離せなくなります!!

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    2012年04月21日
  • 大聖堂(下)

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     とうとう悪役のウィリアムもウォールランも成敗される日が来ましたや。やっぱり最後には悪に滅んでもらわないと気分がスカッとしません。

     ラストはテレビドラマとだいぶ違ったので、もうひとつのエンディングを楽しめました。大満足です。

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    2017年08月15日
  • 大聖堂(中)

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     中巻は人物描写に力を入れて、個々の特徴や関係に肉付けしているように感じます。
    悪役のウィリアムは卑怯さに磨きがかかり、どんどん憎らしくなります。腹黒司教ウォールランは悪知恵を溢れんばかりに次から次へと湧かします。
     
     悪役がしぶとく強いのもこの小説の魅力のひとつです。

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    2017年08月15日
  • 大聖堂(上)

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     以前、BSでリドリースコット監督がテレビドラマ化したシリーズの原作です。
    ドラマも良かったですが、原作も良いです。本好きで有名な故・児玉清さんが、大絶賛していたのを思い出します。

     12世紀のイングランドはモード女帝とスティーブン王による内乱の最中にあり、農民や貴族、教会もその勢力争いに巻き込まれ、全土が混乱の中にありました。
     そんな中、大聖堂建設を夢見る建築職人トムは、有能で篤信家のフィリップ修道院長が運営するキングスブリッジに放浪の末たどり着きます。そこで出会った森に住む魔女の息子ジャック、そして没落した貴族の娘アリエナとの出会いから大聖堂の建設という壮大な事業が開始されます。しか

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    2017年08月15日
  • ミザリー

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    強烈な読者ファンが怖い。 それで、映画で観たら、キャシー・ベイツが主人公の「本(ミザリー)の熱狂的ファン」役をみごとに演じていて、ものすごく怖かった。 
    人里離れたところで起こる恐怖体験。。。ってシャイニングにも似ている。
    そう言えば、同じように、映画のシャイニングでは、ジャック・ニコルソンの狂った演技もそうとう怖かったな。。

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    2010年09月22日
  • 大聖堂(中)

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    死ねウィリアム。地獄におちろウォールラン。まだまだ頑張れフィリップ。生きろアリエナ。トム・・・。まだ引っ張るか。面白すぎて止まらねー。

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    2010年05月07日
  • ミザリー

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    とにかく狂っている
    狂い方がリアル
    凶刃の相手をしている人の心の変遷もリアル
    とにかく素晴らしい

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    2010年04月17日
  • 大聖堂(中)

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    トム・ピルダーが……。
    この展開は、けっこう怒濤の展開でした。

    そして、物語と夢は次世代に引き継がれていきます。

    ジャックが、アリエナに語った物語のように、物語の力があふれている、すごい物語です。

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    2011年06月09日
  • アルセーヌ=ルパン全集17 バーネット探偵社

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    ネタバレ

    依頼人の上前をはねるジム・バーネット。最初は気が付いていなかったベシューも どんどん巻き込まれて、まだ未練がある元奥さんもバーネットにとられてしまいちょっと気の毒だけど笑ってしまう。この感じの作品は好きだな~。

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    2025年09月24日
  • 大聖堂(上)

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    上中下各巻が600 ページの大作ですが、物語の展開に引き込まれ、その分量を感じさせないところが本当に凄いです。
    イギリスの中世を舞台に王と教会の対立、貴族や修道士も暴力が蔓る世界で自分の権勢を高めようと暗躍する中、大聖堂を築きたいともがく、石工のトムとその家族、さらに伯領を治めていた伯爵の娘アリエナ、絞首刑にされた吟遊詩人の妻エリンの家族、自分の教区を豊かにすべく奮闘するフィリップ司祭。
    大聖堂建築の専門用語が溢れる文章は殆ど理解できませんでしたが、息を付かせない展開とその筋書きには本当に堪能しました。
    社会の力の源泉が軍事力という暴力に支えられている王政と神の救いを信じる民衆の宗教心に支えら

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    2025年08月15日
  • ミスト 短編傑作選

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    短編の『ジョウント』が好きすぎる。『霧』まで辿り着けず何度も返却してきた本書だが、『ジョウント』は飛ばさず何回も読んできた。ラストがホンマに狂ってて…
    『カインの末裔』も良い。『ゴールデンボーイ』っぽい、人が怖いキング。
    そしてやっと『霧』を読めた。登場人物多くて序盤は読み進めるのになかなか苦労したが、怪奇生物と遭遇以降おもろくて止まらなくなった。鬱エンドということは知ってたから、回想している時点に立ち戻るようになる終盤はもうどんな着地?!とドキムネだったのだが、ちゃんと文字通りのHopelessエンド、虚無だった。不完全燃焼感はない。映画も観るか〜。

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    2025年08月11日
  • ミスト 短編傑作選

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     初めて読むスティーヴン・キング作品で四つの短編と一つの中編が収録されていて、突如正体不明の霧に囲まれて主人公を含めた人々がパニックに陥る『霧』がとにかく強烈で、霧の怖さは勿論人々の潜在的な狂暴さと集団心理の怖さが鮮明に描かれていて引き込まれた。

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    2025年07月08日
  • ミスト 短編傑作選

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    なんとスティーヴン・キングの作品を読んだのは初めてだったんだけど、不安と人間の凶暴性で揺さぶってくるので、怪奇現象自体は別に何でも…みたいなノリが書いた奴から感じられた。お陰様で縦横無尽に怖かった。ノーナ怖い。アメリカ人怖い

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    2025年04月13日
  • 大聖堂(上)

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    上・中・下巻の上巻。約600ページ……
    読み切れるのかと怯みながらも
    ようやく上巻読み切りました。
    最初はトムの物語なのかと思っていたら、
    あれよあれよとたくさんの登場人物が増えていきます。
    12世紀のイングランドということもあり、
    なかなか読み終えるのに骨が折れました。
    いろんな事件が立て続けに起き、誰も彼も人間くさくておもしろい……
    ハムレイ一家はちょっと嫌になってしまいますが……
    先がどうなるのか。
    大聖堂を巡る話がどう進むのか中巻に期待です。

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    2025年04月04日
  • ミザリー

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    スティーヴン・キングの作品。ポール・シェルダンとアニーのほとんど二人しか出てこないのに、500ページ超えの本がぐいぐいと進んでいく。最後の1ページまで何が起きるのかハラハラドキドキしながら楽しめました!

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    2025年03月29日
  • ミスト 短編傑作選

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    ネタバレ

    『霧』が読みたくて買った短編傑作選だったが、『ノーナ』に不思議と惹かれて読後も印象が強い。
    主人公以外誰もノーナの姿を見ていないのなら、主人公の内なる暴力性が他者の形をとって現れたということなのだろうか。孤独な生い立ちでどこにも行き場のなくなった主人公に、ただひとつの指針として女神のように現れている。主人公の認識ではノーナは確かに目の前にいたのだと思うと、この歪みがなぜだか神秘的な出来事のように思えてしまった。
    『霧』は映画を観たことがあるはずだが内容をほとんど忘れており、読みながら「そういえばそうだった」と思い出していった。
    生きるか死ぬかの状況下で先の見えない不安が人々を締め付けて、思いも

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    2025年03月26日