秀香穂里のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
攻め:ポルノ作家・吉住啓
受け:大学生・原太一
新宿のはずれで築40年の共同アパートの管理人だった祖父が入院したため急遽代理で管理人をすることになった太一。
そのアパートは都心に近い、安いだけが取り柄の古くてトイレ・台所も共有、風呂無しで、住人も様々で太一は皆がどういう事情で店子となったのか不思議で?
タイトルの隣人というのは作品の話には違うかなと。管理人と店子の関係だから、隣人とは言わないような…。
ま、それはさておき。
共同アパートに住む人達の話にしたかった割には各人があまり掘り下げられてなかったような…。キャラ文庫らしい表面だけの内容かな。
受けの生い立ちはまあ練ってあったしその育ち方でだからそうなる、というのは分かったけど。
攻めの過去が見えにくかった。
ユギ先生の挿し絵が話に彩りをアップさせた感があります。
もっと詳しい内容で続編とかあれば楽しいかも。群像劇っぽくして。
蛇足ですけど、もし音声化するなら
マコ:中村悠一
鹿島:森川智之
浅倉:神奈延年
吉住:子安武人
太一:武内健
辺りでお願いしたい。
マコと浅倉はかなりガチで希望(笑) -
Posted by ブクログ
ネタバレ『くちびるに銀の弾丸』の続きのお話。前作では女の子を日替わりで食い倒すわ、自分に好意を持つ水嶋の気持ちを面白がるわ、人でなし系だった澤村が、なんと素晴らしい嫁に変身します!水嶋のためにカレーを作って待ったり、体調を気遣ったり、仕事に没頭し過ぎる水嶋の気分転換させてあげたいと気をもんだり・・・。元カレが出現すれば、独占欲むき出しでちゃんと嫉妬もするしね~。なんか、とってもいい男になってました。もうこれからもずっと、二人でイチャコラしてたらいいよ。
『他人同士』シリーズや『大人同士』を読んだ時にも思ったんだけど、仕事に真摯に打ち込む男ってのが、きちんと書き込まれているところがいい。この作家さんは、思わずメモりたくなるようなポエミーなセンテンスはないけれど、地に足の着いた、安定感のある文体だな~と思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ好みの男が抱くはずが、酔って逆に抱かれた屈辱の夜――。
次こそは自分が抱きたい、と考えるものの、年下のカメラマン・暁と編集者の諒一は、はなんということはなく、元通りの普通の日常を送っていた。
あれ以来、肉体的な接触はなく、変わったことといえば、当初のお試しの三ヶ月が過ぎ、家賃の代わりに暁が食費を持つようになったくらい。
相変わらず、豹変した夜の記憶などないように、かいがいしく諒一の世話を焼いてくる。
諒一は、すっかりそんな生活にも慣れてしまい、甘やかし上手な暁を手放したくない自分に気が付きながらも、身体だけと割り切ろうとする想いが、今もどこかにあって、諒一は悩んでいた。
そんな矢先、今の諒一の根幹を作ったといっても過言ではない、元恋人の夢を見たその日、再びその元恋人と再会してしまう……
というのが、今回の話のメイン。
なんというか……おかげさまで、前半全部は、諒一の夢の形はとっているものの、現在進行形で語られる生々しい過去の恋人との物語で。
最後はとんでもない振られ方をして、目が覚めて、で終わるんですが。
諒一と暁の話を期待していると、ちょっと「あれれ?」と期待はずれになってしまうかと思います。
そんなことよりも諒一と暁の話が見たいなー……と思う一方。
諒一と暁は、元恋人の登場で、どんどんギクシャクして行ってしまい、最高級にギクシャクしたところで終わります。
続刊があるのでね。
なんというか……
ものすごーく、やりきれないところで終わるので、とにかく続きがほしい! です。
後、もう一つ言うなら、当初、元恋人の彼はそんなに悪い人でもなかったし、彼には彼なりの事情を抱えていたのかもしれないなー……と勝手に考えたりもしていたんですが、再会した後は相当に性悪になっているような気がして、それもつらいなー……と。
これを読むなら、ちゃんとこの続きを用意してから読むことをオススメします。
思いっきり続きの話なので。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ睡眠障害を持つ受さんと、割と前向きな攻様のお話。
前半は少しサスペンス風味に出来ておりまして、記憶を失った受さんが
『自分は人を殺した』とノイローゼちっくになってます。
紆余曲折あって、攻様と恋人同士になったものの、そこで終われば
いいものを後半に突入と同時に鬱展開フルパワー。
いやぁ……なんといいますか、BL読んでる気になれなかったです。
ベースはしっかりしているのでぐいぐい読ませてくれますが、
どうにも受さんも攻様も『闇』が濃すぎて、同族相哀れむというか、
傷の舐めあいというか……。
受さんが暗すぎて攻様に依存しすぎてて、なんだか感情移入が
できなかったです。
面白かったですけどね。
はい、面白いです。
ただ、好き嫌いは分れると思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公は、一流ホテルの黒いうわさを暴こうと潜入したフリーライター・唯。
唯は、ホテルの支配人・沖田の秘書見習いとして潜入取材を始めるが、トップの風格を備えた精悍な風貌と、大胆に改革する才能――沖田と行動を共にするうちに、強烈に惹かれていく。
とうような話。
早々に沖田には唯の招待はばれてしまって、それどころか無理やり抱かれちゃったりしたのだけれど、結局、負けん気の強さから沖田の秘書としての日々を送っていて、もともと唯だってフリーでライターをできる程度には頭のキレる方なので、沖田の問いにも素人なりの率直でまっすぐな忌憚のない意見を返して……と。
できる男二人の緊張感のあるやり取りがあったりして、そういうところはとっても面白いです。
そして、何より唯は潔い。
ちゃんと自分の気持ちを自覚して、受け入れたら、今度は沖田のために自分の情報を使ったりもできる。それでいて、流されたりもしない。
結局二人がこれからどうするのかは書いてなかったんですが、大人の男二人のいい意味で息の詰まるような話でした。 -
Posted by ブクログ
攻め:ホテル支配人・沖田恭一
受け:フリーライター・花岡唯
フリーライターの花岡は外資系のホテルで支配人の沖田にまつわる黒い噂を確かめスクープとしてすっぱ抜く為に秘書見習いという形で潜入した。
間近で見る沖田の手腕は確かなもので、傾きかけたホテルをわずか3年で立て直した実力があった。
プレジデンシャル・スィートって総支配人なら使えるんですか?な疑問はさておき、華やかなホテルの舞台裏がかいま見える話にワクワクしました。
受けが相手を好きになるきっかけが若干弱い気がしたものの、結構ちゃんと自分の気持ちを認識していたのでサクサク進んでいったかも。
Hは2回。普通かなぁ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレファンタジーテイストのお話。
玩具メーカーに就職したものの、本当は開発部に配属を希望していたのに営業に配属された旗野は仕事に対して不満を抱えていた。
そんな彼が、酒を飲んだ後に迷い込んだのは、アンティーク雑貨店兼喫茶店。
そこの店主である岡本は、長い髪をした個性的な美形。
押し付けがましくない彼に惹かれるようについつい仕事の愚痴を話してしまった旗野は、店を出る間際に「秘めた願望が夢で見られる」というキャンドルを6個買わされてしまう。
まさかそんなはずはないだろうと思いながらも、その晩キャンドルを灯しながら眠りについた旗野の夢には店で別れたはずの岡本が恋人として出てきたのである。
その夢の中の岡本の年上の大人としての包容力のある行動と、次第に近くなる距離に次第に旗野は岡本に引かれていく。
けれど自分が好きになったのは夢の中の岡本で……
というような話でした。
仕事に楽しみを見出せなかった旗野が岡本のアドバイスで少しずつ前向きになっていって、仕事は楽しいけれど、恋愛感情はどんどん岡本に持っていかれて……という。
最後にこのキャンドルの種明かしが本の中には書いてあって、どうもあのキャンドルは、「運命の相手が夢に出てきて、その相手も同じ夢を見てる」ってやつだったようなんですけど。
好きになったきっかけが「夢」で、夢のまま一気にラブラブに陥るので、もう、何がなんだか……
恋をしちゃった旗野の側はさておき、岡本は本当にそれでいいのか!? と聞きたい。
そんなうさんくさいのに、自分の運命決められちゃっていいんだろうか……?
いやー、ラブいのはいいんですけど、ちょっとその辺りでもやもやしながら読んでました。
後半は、くっついた後の話が入ってるんですが、なんとまぁ……そのもやもやから脱出できなかったので、モヤモヤしたままで。
まだ、もやもやしてます。 -
Posted by ブクログ
同居も長くなり暁の存在が心地よく感じるようになり、それが今までの自分と違うことに戸惑いながら許容している諒一。
諒一には大学生の時真剣に好きになったのに冷たく別れられてしまった相手がいて、7年経って偶然に再会してしまう。
てっきり過去を乗り越えたと思っていたのに全く乗り越えて無かった自分にいらいらしてしまう。
そして暁も帯から紹介されたフォトグラファーのアシスタントをすることで暁らしさが失われていって…。
1巻で所々に出ていた諒一のトラウマはこれだったのか!の巻でした。
これは諒一でなくても壊れる。そこまで若い相手を壊す帯、怖いよ。しかも7年経っても衰えるどころか更に磨きが掛かってるし。
これ、CD化するなら是非とも帯のキャストは『fresh & blood』で壊れた役をやってる近藤隆氏でお願いします。壊れてるのに冷たくて優しい美人受けをやってくれます。 -
Posted by ブクログ
ポルノ作家×大学生(アパート管理人代理)
管理人をしていた祖父が倒れたことで、オンボロアパートの管理人をすることになった主人公。
ナンバーワンキャバ嬢、元子役の売れっ子ホスト、9-17時勤務のパチプロ、そしてポルノ作家と曲者揃いの住人に翻弄されながらも、なんとか管理人として仕事をこなしていく。
ある日、住人の一人が捨てたごみ袋の中から書き損じのポルノ小説を発見。その主である本人から著作であるという小説をもらって読んでみると、その話の巧みさと淫靡さに下半身が刺激されてしまう。
「どの場面で発情する?」
テーマがテーマなので、中身も濃厚なのかなーとおもったら、そこまでではないです。
たしかにエロ薄め、ではないけど。
ですが、演劇が関係してきたり、祖父母とのつながりが描かれていたり、ジェンダー問題なんかもちょっと考えさせられる内容でした。
いろいろ設定が入り組んでるけど、それを感じさせないでうまくまとまっているな、と。
ユギさんのイラストも雰囲気にとってもあってるとおもいます。 -
Posted by ブクログ
本屋で適当に物色して、数頁で「つまらん!」と放置していた本。
昨日、友人の読書ブログで、なかなかの高評価なのを読み、再チャレンジ。
ええええ~~~全然つまらなくないやん。
読み応えあるやん。
出会ったばかりでいきなり食事に誘ったりする主人公がどうしても軽薄に見えたり、それでか物語全体うすっぺらなんじゃないか?と感じてたんだけど、なかなかどうして、前向きで積極的で、でもちゃんと自分のことも相手のことも深く考えられる主人公は結構な男前でしたw
途中から、左右逆転して読んでたよ(笑)
ラストのシーンで押し倒されてて、あ、そうや、こいつ受けやった(笑)
こんな男前な彼氏に愛されて、高田さん果報者だな(笑)
また、機会があれば、この人の本読んでみよう。
作者名がなかなか覚えられないけどorz