あらすじ
「俺は人を殺してしまった」。深夜、泥酔してバーに転がり込んできた、端整なスーツ姿の美青年──。店主の武田(たけだ)は放っておけず一晩の宿を貸す。けれど翌朝、目を醒ました彼・直哉(なおや)は、自分の名前と殺人の記憶以外、全てを忘れていた!! 「俺が何者かわかるまでここにいさせて」そう言って縋ってくる直哉。彼は本当に殺人者なのか? 怯える姿に庇護欲を刺激され、次第に劣情を煽られる武田だが!?
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Posted by ブクログ
睡眠障害を持つ受さんと、割と前向きな攻様のお話。
前半は少しサスペンス風味に出来ておりまして、記憶を失った受さんが
『自分は人を殺した』とノイローゼちっくになってます。
紆余曲折あって、攻様と恋人同士になったものの、そこで終われば
いいものを後半に突入と同時に鬱展開フルパワー。
いやぁ……なんといいますか、BL読んでる気になれなかったです。
ベースはしっかりしているのでぐいぐい読ませてくれますが、
どうにも受さんも攻様も『闇』が濃すぎて、同族相哀れむというか、
傷の舐めあいというか……。
受さんが暗すぎて攻様に依存しすぎてて、なんだか感情移入が
できなかったです。
面白かったですけどね。
はい、面白いです。
ただ、好き嫌いは分れると思います。