【感想・ネタバレ】堕ちゆく者の記録のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

確実に好き嫌いが分かれる作品だと思います。
私も一番最初に読んだ時はラストに引っ掛かりを感じました。
受けの選んだ選択に本当にそれで良いの?と。
良いんだけど良くない…そんなモヤモヤした感情が残ったんですが、時を経てから改めて読み返してみるとこれはこれで有りなのかもしれないと素直に思うようになりました。

とりあえず監禁モノでお勧めしたい小説は?と聞かれたら私はこの作品を推します。
ただ、この作品はそんじょそこらの監禁ものとはレベルが違います。この作品で取り扱っている監禁は“ガチ”です。臨場感があり過ぎて繊細な人は読めないかも…というレベルです。

そして攻めがゾッとするほど狂気じみてます。
上品で立ち振る舞いも言動も穏やかなんだけど何かが壊れているというか、静かに狂ってるというか。とにかく読んでいて底知れぬ恐怖を感じました。
まぁ、成人男性を監禁しちゃうぐらいだから壊れていて当たり前だと言われればそうなのかもしれませんが…(笑)

ていうか石田って飴と鞭の使い分けが絶妙なんですよ…。甘やかしたと思ったら急に手のひらを返してきて、読んでいるこちらまで翻弄されるんです。鬼畜だと思うのに、途中から憎めなくなっていくんです…。
乳首へのピアッシング(合意無し)など思わず顔を顰めるような痛いシーンもありますが、この世界観、嵌る人はどっぷり嵌ると思います。

とにかく全体を通して非常に閉塞的な作品なので、読んでいて息苦しさを感じる作品でしたが、一度読んだら絶対に忘れないし、後からじわじわ余韻がやって来る、そんな作品だと思います。
甘いだけの作品に飽きたなら、是非こちらの作品を手に取ってみてください。もしかしたら新しい扉が開くかもしれません…。

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2020年08月24日

Posted by ブクログ

新しい書き口で最後まで飽きることなく楽しめましたー! 秀先生の本を読んだのは他人同士以来ですが、やはり面白いです!!憎しみが愛情にじっくりとかわっていく描写が素晴らしいです。

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2011年12月23日

Posted by ブクログ

高階祐先生の挿絵が好きで購入しました。
あとがきで「実験的な作品」と言われているように、人を選ぶものかもしれません。
私はとても面白いと感じました。

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2009年12月04日

Posted by ブクログ

凄くシュールです。通常の恋愛小説じゃ満足できない!!っていう方にお薦めしたい。ただ従来のハッピーエンド☆ではなく混沌とした世界でのハッピーエンド(難しい)なので…もしかしたら読み終えたときに『え…?』みたいな状況になるかもしれません。
瑠姫は読み進めていくにつれて主人公達の尋常ではない、人としてのギリギリのやり取りが面白く、結果この二人にどんな結末が待っているのか凄く貪欲に夢中になってしまいました。
文章の書き方としても、お互いの立場からの視点や感情が表現されており、面白い作品です。

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2009年11月17日

Posted by ブクログ

これから秀さんを私の本命作家に昇格!
素晴らしい作品です、いや、むしろ恐ろしいというべきかなあ
読んだ私まで歪んでいたような気がする
全力でオススメ!!

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

個人的にツボにはまりました…
というか、こういったテーマがBLの商業出版で扱われるとは思っていなかったので、ちょっとびっくりしました。
万人にはオススメしませんが、意外に潜在的同士は見つけられるんじゃないかと;

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2009年10月04日

購入済み

監禁もの初めてで恐る恐る読み始めましたが、そんなにシリアスで暗くて、痛い話ではなかったので、安心(!)して読みました。
でも受けが攻めの事を好きになったり、自ら監禁されることを選ぶ結末はちょっとあれ!って感情移入できませんでした。
これったまさかの「ストックホルム症候群」とかなんとかいうことでしょうか?

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2021年04月01日

Posted by ブクログ

こ、これは難しいなぁ。

ストーリーの初めは何が起っているのかわからなくて読んでて怖くて怖くて……。
ストーリーの全体が見え初めて来たときに初めて『うわぁ!これはすごい本だ』って感心してしまった。

私は好きだけれど万人にはお勧めできない感じ。

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2013年09月08日

Posted by ブクログ

肉体よりも精神を極限まで追い詰める監禁もの。
監禁ものは薄っぺらくなりがちですが、そうではない。
好き嫌いは別れそうです。
しかし、憎しみが愛しさに変わっていく様がとてもクレイジーで素敵だった。
この作品の世界観にどっぷり嵌ってしまった。
個人的に、監禁からの精神崩壊は大好きな分野なので、BL作品の中でも
1,2を争う作品。
同じ嗜好の人は是非手にとって頂きたい。

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2013年05月06日

Posted by ブクログ

あらすじに惹かれて。
なんか不思議なBLだったなぁ、と。何度も読み返してもその時によってどうしてこうなるのか理解できたりできなかったり。本当に実験的な小説なんだなぁ、と思います。
普通の監禁ものとは一線引いた別のものだと感じました。読んで悔いなし、すごく素敵だと思います。

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2011年01月13日

Posted by ブクログ

難しかった。読み終えた今も頭ぐるぐる。秀さんが何を書きたかった本質はなんなのか理解したいと思いますが理解しきれず、自分でももどかしい。ただ、BLネタでよくある拉致監禁陵辱が、エンタテイメント的な演出目的よりも、もう少し文学よりなものに感じます。社会の枠組みという一種の檻の中で生きている人間が、究極に狭い檻に閉じ込められて生命を維持する最低限のものすら支配されてしまったらどうなるのか。行き着いた先があのエンドというのはとてもBL的ではありますが(笑)でもこの作品、好きです。色々考えさせてくれるから。

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2010年08月16日

Posted by ブクログ

読む人を選ぶ1冊だなあと。
監禁モノのBLなんだけど、よくあるBLとしてのこのジャンルの
萌えは一切期待しない方が良いかな。

というのも、攻めは根本的に狂っております。
受けに対しての思いや行動は、彼がひかれて止まない
「幸福な過程にごく当たり前に育った人間の強さ」であり
結果としては、彼に惚れてるんだとは信じたいが
最後の最後まで、そこんところははっきり書かれない。

受けの感情の流れを見ながら、ラストの彼の選択を読むと
ああ、堕ちたなあ・・・2人でどこまでも堕ちるのだなあと
ある意味ハッピーエンド、ある種のダークエンド。

2人の未来は彼ら自身の中では幸せなんだと思うけど
通常の目線で見るとやっぱり狂ってるなあ。
その狂いが「究極の愛のひとつ」なのかもしれません。

秀さんが「実験的に書いた」とあとがきに書かれておりましたが
そういうものを読む覚悟が、入る作品です。
タイトルの『堕ちゆく者の記録』。まんまだもの。

ハッピーエンドや、監禁モノの「最後には愛がある」の王道展開を
求める人には絶対に薦めません。
あ、高階佑さんの挿絵はハズレなしで萌えますけどね(笑。

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2010年04月08日

Posted by ブクログ

やばいorz
こりゃツボだわorz
好き嫌いかなり激しい作品みたいだよね
でも個人的にはすごく好き
イラストも最高><
星が四つなのはラストがちょっと…あと詳しく話そう

この話を全体的に一言で言うと
攻めは壊れている
最後受けも壊れた

とにかく書き方が秀逸
秀先生の作品の中からみると書き方が一番近いのは「個人教授」かな

正直言うと、「A」がそんなに必要とされていることはある種の幸せだと思う
そして終盤受けが逃げたあと、攻めの日記の「私のAは、もうここにいない」を読んだら
心がジンと痛くなった
この部分は本の中一番好きかも
だから受けが帰ってくるのをみてすごくうれしい

ただ、
攻めは確かに可哀相な人だけど、でも彼が経歴したすべては彼をそこまで歪めたようなことでもないと思う
この点についてはちょっとな

あとは最後のところ
どうも理解できない
攻めのことを許しても、たとえ好きになったとしても
自分が監禁されることを望むのはなんなの?
これから永遠に牢屋の中で攻め以外誰にも会わず、ただデザインだけを書く人生を送りたいってこと?
(美学からみると素敵な結末だけど)

ただ一ヶ月だけなのに
家族のこととか全部綺麗さっぱり消えちゃうの?

また、受けは同僚に自分が攻めに監禁されたって言ったことあるだろう。
あのときは信じてもらえなかったけど
これで受けが行方不明になると一番疑われるのは攻めに違いない==

微妙だな
本当にツッコミたいところたくさん

でも全体的にはやっぱ好き
書き方とか
攻めのしゃべりかたとか
必要とするや必要とされるとか
途中受けの限界を試すために、攻めが他人を連れて受けとエッチさせるとこも好き
なんか絶望的な感じって最高><秀先生の黒い話いいな♪(この人病んでる

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2009年10月04日

ネタバレ 購入済み

どう評価したらいいのかな

結局のところ、よくわからなかったというのが感想。
攻めは、澱を抱えていて、その責苦を誰かに味わせて、乗り越えられるか見たかった。
しかし、攻めは狂ってるというより、一生懸命生きようとしてるように思えた。
だって、乗り越えられる人を探してたんじゃないかと思うから。そうして、その人と一緒にその責苦を踏みしめて歩んでいくことを望んだのね。
選ばれた受けは、攻めを受け止め、さらに闘うことを選んだ。愛に溺れて選んだわけじゃないと感じたから、受けは自分のやりたいことに命をかけることができる人だったってことだよね。自傷行為をしてまで描きたい芸術家タイプ。

BLだけど、boysがラブしてる描写は一切なし。お互いが生きるという仕事のための大切なピースみたいになったなと思った。いや、これはラブか?

#深い

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2021年07月30日

Posted by ブクログ

監禁、陵辱もの。陵辱は優しめ。後半の途中までは楽しめましたが、主人公の心変わりの心境について行けず…最後はちょっと残念。

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2021年06月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みたいと思って探した時に売ってなくて
ずっとそのままになってた本。

彼等にしかわからない愛☆3
極限まで追い込む監禁生活…。
あまり嫌悪感を抱かなかったのはBLだから?
高階さんの描く美麗男子だから?
こういう話大好きだしとてもよかったんですが
「ここからここまで何日トイレに行ってない」
という事ばかり考えてしまってこの評価に(笑)
もう一度読んだら違う評価になる…かも?

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2011年11月03日

Posted by ブクログ

面白い、と言える雰囲気の作品ではないと感じた。読んだ後に胸の中に凝りが残るような結末で好きなハッピーエンドでは無かったが、読んで後悔はしていない。BLでは限界があるので、文学で読んでみたいと思った。

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2010年10月15日

Posted by ブクログ

[アパレル社長×デザイナー]

不可解な話。
多分、堕ちゆく者の記録というタイトルそのままなんだと思うが、
結局なところの主人公の感情がイマイチ分からない。

どうなるの?どうなるの?って感じで
飽きずに読めました。

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☆あらすじ☆
『9月1日、俺は目覚めると、檻の中に囚われていた―』
ある日突然、勤務先の青年社長・石田に監禁されてしまった、デザイナーの英司。
「今日から君をAと呼ぶ。これは三十日間の実験なんだ」
石田は1冊のノートと鉛筆を渡し、日記を書けと命じてきた。
名前と自由を剥奪され、身体も精神も支配される―官能と狂気に晒されて、
人はどこまで理性を保てるのか、衝撃の問題作。

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2009年11月03日

購入済み

理解出来ない

秀先生の著書は、数多く拝読させて頂きましたが、堕ちゆく者の記録 については理解不能です。監禁・強姦更に人としての尊厳迄の破壊行為は、読んでいて気持ち悪かったです。途中で読むの辞めようかと迷いましたが、折角購入したので読み終えました。やはり、胸中はモヤモヤして気持悪いです。

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2022年09月15日

購入済み

衝撃的に理解できなかった、、、

一生懸命書いてくださった作者さんには申し訳ないですが、最後まで登場人物の思考が理解できませんでした。。。

しかし思いの丈(思い入れ)は伝わりましたのでお腹はいっぱいですし、作品としては悪くない。癖になる。他の作品も読んでみたいです。

でも理解できないものは評価できないので星一つで。

理解できる方はどうぞご購入くださいませ。

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2020年11月12日

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