秀香穂里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ同居していた暁と元恋人であったオビさんと会ってたことがバレてけんかをして、独り暮らしに戻った諒一。
諒一は、暁が出て行ってしまったことで生じた自分自身の変化を埋めるかのように、仕事量を増やし、まるで仕事に溺れるかのように日々仕事に追われる生活へと変化した。暁がいなくなってしまった穴を仕事で埋めようとしたのだ。
当初こそ、それはうまくいったかに見えたけれど、次第に諒一は余裕をなくしていき……
そんな時にふらりと立ち寄ったのは、まだ諒一が若い頃から行きつけにしているバーだった。その店にはそっちの気のある人間が集まる店、として有名な店なのだが、今日はそんな気分でもなく、ついうっかりそこで会った同じ職場であるも、同じ職場に諒一が就職する前から先輩である男に全てを話してしまう。
どうして自分は割り切ることができないのか、自分はどうしたらいいのか、暁のために何が一番いいのか、過去の失恋から立ち直れずにいた諒一が今、ゆっくりと動き出す……
という感じの話でした。
実はこれの前作を読んだのが大分前だったので、内容を思い出せるのかどうか、大分不安だったんですが、それは余計な心配でした。
読み出したらあっさり、この人の作品の世界に入ってしまって、けんかした原因なんて些細なことのように思えて、過去の恋愛に縛り付けられてる諒一がどうするのかが気になってしょうがなくなって。
で、最後のハッピーエンドにほっとため息をつきました。
人間には誰にでも矜持があって、それを成すがために働いているのだな……と思わされて、ちょっと働くことの価値を見失っている私には思い宿題を突きつけられたような気もしましたが、基本的には読んでよかったと思いますし。
プライドと今のしっかりある男だからこそ、それを折ってまでやり遂げないといけないことがある、と教えてくれた作品だったように思います。
簡単なことで譲ってあげられなくなった大人の恋愛話を読みたい方にオススメします。 -
Posted by ブクログ
攻め:翻訳家・高田裕一
受け:モデル・永井啓
トップモデルの永井は少しだけ自分の行く末を気にかけていた。そしてその日初めて出会った男・高田に一目惚れをしてしまう。だが高田はガードが固く…。
タイトルから主人公が翻訳家なのかなと思っていたら、モデルの永井視線で進んでいって翻訳家はいつまで経っても恋に堕ちる感じじゃない。内容的には恋に堕ちたモデル…(笑)いや、でも恋をしないだろうと生きてきた翻訳家が恋するのだからタイトルはこれでいいのか。
受けがそれまでの軽かったり、上辺だけの関係ではない接し方を高田に対して策を取らずにするのが好感もてる。派手な世界に生きてる割にはとても地に足を付けて生きていて素直で純粋なのがいい。
高田は面倒くさいタイプだけどよくそれに付き合ったなと。それだけ好きが強かったのね。
マネージャーのイチがまた素敵なので、ぜひマネージャーの話をスピンオフで読みたい。あと、続編も。香港のデザイナーに求められて右往左往する啓とハラハラして嫉妬全開する高田なんて、テンプレだけど読みたいな。
☆の評価は絵が私の苦手な佐々木さんなので☆3にしようかなと思ったけれど内容は好きだったので☆4に大盤振る舞い(笑)