秀香穂里のレビュー一覧
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幼い頃の遊びの自慰行為が、本物のセックスに変わった瞬間──。双子の弟・継(けい)から逃げるように家を出た始(はじめ)。けれど継は、週末ごとに欠かさず始を訪ねてくる。「あんたが他の男としてないか知りたいだけだ」 いくら拒んでも執拗な弟の束縛に危機感を覚えた始は、大学時代の先輩・深谷(ふかや)とつきあう決心をする。ところが嫉妬に逆上した継は、始を無理やり抱いてしまい!? 禁断のインモラル・ラブ!!
お兄ちゃんから手を出しておきながら、弟の強引?な態度に怖くなり逃げます。
が弟は追いかけます。
兄は色々ガサクしますが空回りに。
最終的には仲良くなりますw
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秀さんのご本でSMときたらただ事じゃない展開になるんだろうと予測していたとおり、大っっっ変濃ゆい一冊でした。伏見と加藤、互いの心が抱える深い闇がより一層、黒く濃密な世界を形作る要因になるのでしょうね…。一概にSMといっても、肉体面よりも精神面を重視した攻め方がある意味斬新。根底に愛がしっかりと感じられるので安心して読めました。奈良先生の絵も相まって殺人的な魅力の一冊。ただし、ダークな話が苦手、エロス・SM傾向の話が苦手なひとにはハードかもなので-1★
余談ですが読み終わって、加藤先生は絶対に怒らせてはいけない人種だと思いました。恐ろしすぎる"((( ´_ゝ`)))" -
Posted by ブクログ
前作、「くちびるに銀の弾丸」の続編です。あの沢村が水嶋にメロメロなあまり嫉妬のオーラでがんじがらめになってるのを見ると「ザマーミロー!」と思わず言いそうになってしまいます(←愛ゆえですのであしからず)仕事でもプライベートでもともにすごすうちに、水嶋という男の強さと、内に秘めた弱さの両方を見た沢村。水嶋と今まで以上に向き合い絆をいっそう深めるようになった過程が仕事や濃ゆいプライベートを通して丁寧に描かれているのがいいですね。昔の男の烏堂さんも中々にいい男で気になるところです。
余談ですが、挿絵の祭河さん相当絵柄が変わられました…?私的には全巻よりこちらの絵柄が好みです。