藤井聡のレビュー一覧

  • 国民所得を80万円増やす経済政策
     著者は大学教授にして内閣官房参与なので、政府政策の大きく関与しているはずである。
     デフレが諸悪の根源で、これから脱出するために積極財政を実施すべきとの主張を丁寧に、何回も繰り返す。
     諸悪の根源の説明も都合のいい論しか展開しないところや、クルーグマン・スティグリッツの意見が正しいとの前提など、雑...続きを読む
  • 超インフラ論 地方が甦る「四大交流圏」構想
    大大阪圏構想、確かに新幹線アクセスが向上すれば成立する。しかし大分県からは遠い、先ずは四国新幹線が必要かもしれない東九州よりも…
  • デモクラシーの毒
    橋下氏批判の本。個人的には橋下氏や維新の考え方
    やり方。表現の仕方などに問題があるのではないかと
    思います。なのでこの本で両氏が言っていることは
    本質的には理解できる部分もあります。また世間風潮
    として、凡庸化・思考停止・リセット思考が蔓延
    していることについての危惧はよくわかります。
    でも少し、過...続きを読む
  • 大阪都構想が日本を破壊する
    私は大阪都構想に対して、賛成か反対かを意思表示などする気は毛頭ない。ただし本書は首長の人格をただひたすらに否定をし、恣意的な批判を展開するような類書とは違い良書だといえる。
    筆者が言うとおり、大阪が都構想実現に邁進する間に、東京はオリンピックをはじめとする外に向けた発信力を高め、ヒト・モノ・カネとい...続きを読む
  • 新幹線とナショナリズム
    東海道新幹線の時のように国民あげて新幹線を作る機運がなくなっていることを嘆く一冊。どこまで新幹線が整備されるといいのか考えさせられます…
  • 救国のレジリエンス 「列島強靱化」でGDP900兆円の日本が生まれる
    これから10年(本が出て2年になるので実質あと8年)野間に平成関東大震災がある、と告げる筆者が提唱する「国土強靭化」の解説書。10年間で100から200兆円の公共投資で様々な国家の施設や機能分散を提案する。
    読んだ感想は、3連動地震などでこんなことが起きない様に準備が必要だとは思うが、不安マーケティ...続きを読む
  • 救国のレジリエンス 「列島強靱化」でGDP900兆円の日本が生まれる
    日本のGDPは名目では1991年から、実質では2006年から伸びていない状況です。物価変動の値を除いた実質よりも名目GDPが良く登場することを考慮すると、日本のGDPはこの20年間成長していないので、殆どの日本人は日本はもう成長できないと諦めているかもしれません。

    日本のGDPが伸びない原因につい...続きを読む
  • 日本破滅論
    政治に関する話はいいとして…

    最初のうちはいいのだが、途中から橋下批判、それもtwitterで悪口書かれたとかいう話が何度も…
    そして橋下大阪市長の周囲の学者批判とか。この人たちの思想からすると批判の対象になるんだろうけど、なんせ橋下批判がしつこいので、坊主憎けりゃ袈裟までという感じがする。
    橋下...続きを読む
  • コンプライアンスが日本を潰す 新自由主義との攻防
    公正取引委員会は、新自由主義が埋め込んだ装置であり、小泉・竹中改革によって、本格的に始動しはじめたという話しはすごくおもしろかったです。競争入札によって格差が広がっていると感じていますので、うなずくことも多くありました。
    新自由主義により日本的なものも破壊されていく状況を止めなければならないというこ...続きを読む
  • 救国のレジリエンス 「列島強靱化」でGDP900兆円の日本が生まれる
    どうしても懐疑的に読んでしまう自分がいる・・。
    でも、鉄道等の公共投資、地方活性化などを通じた日本列島大改造。信じてみたい気もする。
    自分も当事者意識をもって臨まないとな。