藤井聡のレビュー一覧
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政府のアドバイザーを長年努められた、藤井先生による著作です。政策決定のプロセスが、その内情も含めて詳述されています。特にz省との対立の構図やその主張原理がとてもよく理解でき、日本の悲しき現実が明らかになっています。その上で我々日本人が取るべき行動や考え方を八策として提案され、まさに同意できる内容でし...続きを読むPosted by ブクログ
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未だに「財源は?」と問うテレビ。言い訳に苦心する政治家。最後は増税論議になる・・通貨発行権のある国の政府に”お金”の制約はない。もの・サービスの供給能力が問題だ。デフレの中、インフレを懸念しては始まらない。当然のことが理解されない。わかっていたはずの安倍総理。それでも増税に突き進む。この国は何が支配...続きを読むPosted by ブクログ
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日本は自然災害大国で、大地震が起きれば東海道ベルト地帯は分断されてしまう危険性がある。そのためには東京一極集中を解消し国民が分散して住む必要がある。それには全国に新幹線ネットワークを整備するが必要であることを訴えている。その整備には国民のナショナリズムが必要である。当然の訴えである。Posted by ブクログ
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MMTから導かれる政策論、貨幣論の入門的な内容でした。
政策論については課題があるかとは思いますが、貨幣論については賛同できる内容でした。Posted by ブクログ -
新自由主義とかいうものが何なのかもよく分かっていない状況で読んだ。
経済に対する規制を外して、より開かれた状態にすること。そしてそれは、グローバリズムによって国外にも扉を開き、世界を組み込んだ市場経済を作り出す。労働力は自由に移動するし、企業はより広くマーケットを拡大できる!
やたら持ち上げられ...続きを読むPosted by ブクログ -
インフラ整備重要
地方創生のヒント
LRTなんて中学、高校の英語の教科書に載ってた話だった。環境に優しいよねって話だったのを思い出した。
LRTは経済効果も大きいことが紹介されていた。
東京にインフラが一極集中してるのは確かにおかしいと思った。
地方にも同じくらいインフラが充実していれば通勤や...続きを読むPosted by ブクログ -
日本の政策議論の場において、インフラ投資に関する真面目な議論が、既得権益批判(本書でいう「シロアリ論」)にすり替えられ、往往にして無効化されてしまう事が指摘されている。
また後半は新幹線・高速道路網の全国的な整備を中心とした具体的なインフラ政策が提言されており、興味深い。
この手の、偏見に基づく思...続きを読むPosted by ブクログ -
・安倍内閣は公共事業を拡大した内閣ではない。
ではなぜ公共事業を拡大したというイメージがあるかというと、「統計の取り方」にある。それまで公共事業いはカウントされていなかった「社会資本整備事業特別会計」が公共事業費にカウントされるようになったから。その真実をしっかり認識する必要がある。
この著者は橋...続きを読むPosted by ブクログ -
卒業制作をどうしようか...?と考えている最中で偶然手に取った本。かなり大胆な?タイトルと思ったが読み進めるうちに納得した。車を全否定ではなく「かしこく使う」ことで自らも健康になり自分が住んでいる地域にお金が落とせる仕組みが書かれている。
面白かった。Posted by ブクログ -
消費増税しない代替策として、国債発行と減税、内需拡大が挙げられている。消費増税がデフレ増長に繋がることは分かったが、なぜ政府がそれを進めているなのか、推進派の論理も具体的にあった方が納得感は増したかと思う。Posted by ブクログ
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クルマを使う事のデメリットが滔々と記述されている。
客観的な研究に則るものも多く、示唆に富む。
地方活性化というよりは、自動車をつかうことでどうなってしまうのか、ということを学ぶのに良いと感じた。Posted by ブクログ -
グローバリズムにより貧富の差は広がり格差社会がひずみをもたらす。保護主義を推奨する。
必ず毎年利益を出し、年々GDPが上がっていくこと前提の経済の考え方に息苦しさを感じる点で、納得できるところが多い。
が、グローバル化を止めてしまって、代わりに経済を発展することができるのか?というところに答えは見...続きを読むPosted by ブクログ -
エマニュエル・ドット氏と日韓の論客がグローバル資本主義のの行方を語ります。バブルとその崩壊を繰り返し、大企業によるの寡占化、短期利益を求めての目先のパイの奪い合い、株主はクリックひとつでやめられるが従業員はそうはいかない、国家という枠内でのガバナンスの欠如などの問題を洗い出し、それでもネオリベラリズ...続きを読むPosted by ブクログ