藤井聡のレビュー一覧

  • グローバリズムが世界を滅ぼす
    経済音痴の私にとって衝撃的。確かに今の世界は何かがおかしいとはぼんやりと感じていた。本書は、現代の格差の拡大や危機の恒常化の原因がグローバリズムにあり、それが社会を破壊していることを、5人の筆者が座談を通じてわかりやすく説いている。新自由主義(ネオリベラリズム)が制約のない自由として席捲し、隣国同士...続きを読む
  • グローバリズムが世界を滅ぼす
    グローバリズム、新自由主義を否定的に捉えた一冊。
    普段からグローバル至上主義とも言える風潮に浸っているため非常に新鮮な内容であった。

    本書を通じて、グローバリズムの弊害を以下のように捉えた。

    ・格差拡大
    国境を越えて経済活動がされるため、資本を持つ大企業が残り中小企業は潰れる。
    さらに大企業の中...続きを読む
  • 強靭化の思想―「強い国日本」を目指して
    公共事業 道路と自然に対する考え方 大きな課題の本だが、大阪維新との闘いぶり見ていて この著者は信頼に値する人と思う。先日も新幹線のこととで福井県小浜にも 数度目にもなり、来てくれて 私も会えました。
  • <凡庸>という悪魔
    読みながら、自分も知らず知らずのうちに「官僚主義」に陥っていたときがあったことを思い出した。
    一人でも多くの人に読まれるべき著作である。
    ハンナ・アーレントの『全体主義の起源』も読んでみたいと思う。
  • 超インフラ論 地方が甦る「四大交流圏」構想
    ■「沈黙の螺旋」
     ▸ インフラ論者に対する嫌がらせが繰り返されることで,インフラ論自体がますますメディア上で語られなくなっていく一方,批判する声だけが声高に喧伝されるようになっていく。そうすると今度はそうしたメディア状況それ自身がますますインフラ論者に対するバッシングを加速させていくことになる。
    ...続きを読む
  • <凡庸>という悪魔
    よかった。少し過激な論調や語り口が目立ってしまうが
    述べていることは、概ね賛同します。
    ハンナ・アーレントの本はいつかよみたいと思って
    いたのですが。この本はアーレントの論述を(詳細に)
    とりあげているわけではないのですが、アーレントの
    論を取り入れて展開している感じです。
    「全体主義」とは、それこ...続きを読む
  • 新幹線とナショナリズム
    新幹線ネットワークに外れた金沢、和歌山、徳島、富山等の明治期の大都市が衰退しているという事実に驚いた。
     インフラの整備の重要性が改めて理解できたが、この20年ほど続いたマスコミの公共事業たたきにより国民に嫌悪感が染み付いてしまっているのでこれをどう払拭するかが問題だと思う。

    今現在の新幹線の重要...続きを読む
  • 救国のレジリエンス 「列島強靱化」でGDP900兆円の日本が生まれる
    他の国ではない、日本の救国。
    著者の藤井氏は内閣官房参与。
    著者の日本民族、日本国土、日本国に対する「愛」を感じる1冊。
    「こんな日本に住みたい」と思える本。
    こんな風になったらいいなぁ~。
    頼みますよ、政治家さん。
  • 日本破滅論
    痛快!

    破滅論に秘められた、物事を達観し、本質を見抜くという思考回路。

    この国の政治、経済、社会に危機をもたらす、構造改革、デフレ下の、大増税、自由貿易至上主義、ポピュリズム・・・

    その根本にある日本の病理が透けてみせる。

    ヨーロッパの大学で学んだお二人の痛快な対談でした。
  • 救国のレジリエンス 「列島強靱化」でGDP900兆円の日本が生まれる
    大学の自分の所属していた研究室の教授の著書。
    藤井先生らしく非常に刺激的な内容であるが、とても力強く、明確なビジョンがあり、すばらしかった。一般向けの書籍であるためか論に強引な部分があり、全てを鵜呑みにできるわけではないが、(各種データのサンプルの出し方や乗数効果の話しなど)参考にすべきだし、国家が...続きを読む
  • 救国のレジリエンス 「列島強靱化」でGDP900兆円の日本が生まれる
    「救国のレジリエンス」、この本を一言で表すのなら、正に題名通りの本である。

    公共投資にはムダも存在するが、耐震化、緊急時を想定した地方への高速道路の建設等の「必要な」公共事業も存在する。日本では平成の関東大震災や東南海地震等の災害が懸念されており、同書ではそれらの災害へ対処するための予算は10年間...続きを読む
  • 救国のレジリエンス 「列島強靱化」でGDP900兆円の日本が生まれる
     前向きな本。日本にはまだ未来はある。

     日本が現状を打破するためには、一人一人の国民がしっかり、真実を知り、そこから自分自身でしっかり考え判断する力を養っていく事なんだと思う。
     
     
  • 救国のレジリエンス 「列島強靱化」でGDP900兆円の日本が生まれる
    まだ続くかもしれない大災害。しかしそれを克服することで日本の未来に希望を見いだす内容です。ポジティブな論調が良いです。
  • 救国のレジリエンス 「列島強靱化」でGDP900兆円の日本が生まれる
    最近、露出も増えてきた藤井先生の本。
    (今日にこ動の政治のカテゴリを見たら藤井先生のタグが1位でした)
    仕事でもかなりお世話になっています。

    本書は専門家ではなく一般向けに書かれたもので、閉塞感の漂う世の中に一筋の明るい光を具体的なビジョン、プランとともに、とても分かりやすく展開する。いろいろな方...続きを読む
  • 救国のレジリエンス 「列島強靱化」でGDP900兆円の日本が生まれる
    平和ボケから覚醒する為の本。この本の印税を藤井先生は放棄し東日本大震災の復興に役立たせる事で合意したとの事。
  • インフラ・イノベーション 強くて豊かな国をつくる日本再生プロジェクト
    インフラとは何か、その重要性を再認識できた。この学問を専攻してよかったと思えた。

    インフラとは下部構造のこと。下部構造とは、道路や鉄道や橋梁、河川や上下水道、パイプライン等といった土木構造物だけでなく、土地であり国土も含まれる。この両者の統合体がインフラ。下部構造のうえには、支えられるべき上部構造...続きを読む
  • なぜ、日本人の9割は金持ちになれないのか
    日本の法人はこの20年で利益を2倍に増やすが、給与増えず株主配当5倍
     時価総額が企業の価値に 株主資本主義から公益資本主義へ
     配当金全額でも給料の数%

    政府の負債≠国の借金  日本国債=円建て 自国通貨を発行してお金を作れる
    政府の赤字=国民の黒字 赤字国債=資金注入 過剰インフレを避けるため...続きを読む
  • 日本を喰う中国 - 「蝕む国」から身を守るための抗中論 -
    結論は米中と対等な関係で外交できないのは日本が長年のデフレ、経済停滞による国力低下が原因ということ。その意味で私が生まれてこの方30年以上ほとんど成長しておらず日本の政治の成果が全く無いに等しく、悲しい限りだ。それから嫌中的姿勢は一見立派に見えるが現実を直視せず中国を見下すだけで何もしていないという...続きを読む
  • こうすれば絶対よくなる! 日本経済
    面白かった。藤井先生の提言通りにしたら、世の中どうなるのだろう、と思いました。
    「朝まで生テレビ」でお二人の討論はよくお聞きしますが、田原さんが中曽根時代の話をやたら引き合いに出すのはここでも変わらずです。
  • 人を動かす「正論」の伝え方
    真実=正論を磨き上げる。最も重要な部分のみ短くまとめる。
    →相手に対する敬意を持て自ずと生まれてくる。
    テクニック:要するにを繰り返してブラッシュアップする
    キャッチーなフレーズ(柔らかい言葉)、数字の根拠、比喩を使ってわかりやすくする、対立の間違いを指摘する