望月諒子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
書店で平積みにされていて、
表紙を見て「!」となった一冊。
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美術ミステリー史上
もっとも鮮やかに描かれた
大どんでん返し!
ゴッホ、モネ、ルノワール……
2000億円の名画を強奪せよ
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詐欺に遭い、多額の借金を抱えた二人がいる。
この詐欺を挽回するため、金を手に入れるため、
絵画強奪に加担することになる……。
もともと美術館とかアートが好きで興味はありましたが、
原田マハさんの本で、さらに好きになり、
前情報が少しある中で読めて良かったです。
途中は、あれ誰、これ誰となり、
冒頭の主要登場人物を
チラチラみながら読み進めました。
悪い奴はちゃんと悪くて、
搾取される人間は、搾取され続ける。
そこに大どんでん返し。
と言っても、完全なる正義もヒーローもなく。
ただ、絵画を取り囲む世界って、
こんな世界なのか、と驚きました。
確かに絵を描くためには、
買ってくれる人、
支援してくれる人が必要なのはわかりますが、
そこからビジネスや資産となると…。
騙し騙され、奪い奪われ。
最後まで読み切ったときは、脱力でした。苦笑 -
Posted by ブクログ
ネタバレフリーライター木部美智子シリーズ第4弾。
高級老人ホームで殺害された資産家老女・笹本弥生。弥生殺害事件を調査するフリーライター・木部美智子の目線で語られる弥生を巡る人間達。孫、ホームでの弥生の担当者、顧問弁護士、新聞社デスク・・・。そこに、大学を巡る詐欺事件、弁護士の謎の事故死などが複雑に絡まり合い、事件の行き着く先は予想もつかない。
現在の時間軸の間に挟み込まれる、弥生の過酷なまでの人生。関東大震災、東京大空襲を生き延びた壮絶な過去の記憶。焦土の中、ただ「生きる」ことだけを正義として冷徹にのし上がってきた弥生の生きざまには激しく心を揺さぶられる。
夫にも娘にも、孫にさえも愛されず、最後まで孤独にあった弥生の人生の結末のつけ方に胸が締め付けられる。
主人公木部美智子の淡々と、しかし一本筋の通ったライターとしての在り方は清々しさを覚えるし、彼女と協力して調査を進める記者・亜川もまた魅力的。
遠田潤子作品ほど湿度のあるドロドロ感はないものの同様の熱量をもち、太田愛作品ほどのエンタメ要素はないが同様の骨太さをもったミステリは、圧倒的な密度ゆえに、最後は考えることさえできないほど頭が疲労して、読み終わってひたすら放心。
全てを読み終わってみると、「腐葉土」というタイトルの深さが実感される。いや~凄い作品でした。