望月諒子のレビュー一覧
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ネタバレ2023/08/21予約
木部美智子シリーズ。関東大震災を生きた笹本弥生。
戦後一人残され、仕事先の呉服屋の残したものを闇市で売りさばき、やれることは何でもやって、資産を作り老後を高級ホームで過ごしていたが殺される。
資産管理を任せていた弁護士の深沢。と、13年前、深沢のかわりに司法試験の論文テストを受けてくれた宮田の関係。
熱心かつ良心的な弁護士の宮田は、何度も保証書を出し、裏切られ2億5000万にも達していた。
深沢が笹本弥生の預り金から融通して宮田に渡した直後、宮田は大金ごと事故、死亡する。
その宮田は、かつて弥生が働いていた呉服屋のご主人の孫だった。呉服屋から受けた恩義を忘れず、今世 -
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フリーライター木部美智子シリーズの一作目。
読み友さんからおススメされたシリーズもの。
電子出版で大ヒット、話題を呼んだ大型新人のデビュー作・待望の文庫化!とのことで期待高まるも、かなり読みにくかった…(^◇^;)
なんだろう?文学的っぽい感じ?の視点や描写、考察なんかがちょいちょい挟まれて書かれてるからかな〜?
やっと面白く読み進められたのは3/4程も過ぎた辺りから。
なかなかに根気を強いられましたが、おススメされたシリーズなので頑張りましたw
筋立ては面白いと思えたし、シリーズ2作目は連続猟奇殺人事件らしいので、続けていってみたいと思います!w -
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ぎっしりと詰まった文庫本466ページ。
病院で相次いで起こる不自然とも思える急死。
事件性に疑問を抱いた記者の木部美智子が、
鋭い観察力と行動力、幅広い同業者の情報網と
報道のノウハウを駆使して病院で起きた死の
違和感を追求し、真相にせまる物語。
記者特有の嗅覚で調べ上げる情報を武器に
警察とも駆け引きする美智子の肝が座った
記者魂に圧倒され、美智子という登場人物に
興味をそそられます。
『殺人者』の時と同様、関係者の下に何度も
足を運び、真っ向から質問をぶつける熱意と
危険な場所にも躊躇なく向かい相手と対峙する
様に記者としての揺るぎない信念が感じられて、
美智子の行動を通して事 -
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ネタバレ小説という「怪物」に呑み込まれてしまった一人の女性と、その燃えたぎるような情熱と夢に魅せられてしまった二人の男性の話 だったと思います
この作品が木部美智子シリーズの第一作であると同時にデビュー作と知って納得
文章から火傷しそうなほどの「熱」が伝わってくる作品でした
「小説を書くとは心の中に怪物を一匹飼うこと。その存在により書き続け、そしてそれに喰い尽くされる。」
彼女は自らの怪物に喰い尽くされてしまったのかもしれない 次第に精神を病み 現実と妄想の境目がわからなくなっていく
深淵を覗いてみたい その結果 彼女は何を得て何を失ったのだろうか
たとえ「神の手」を持っていても情熱と夢だけでは -
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望月諒子のデビュー作品にして、後のライフワーク的キャラクターとなるフリーライター木部美智子シリーズの一作目。
失踪した作家志望の来生恭子が物語のキー。彼女を担当していた文芸編集者誌の編集長、彼女の書いた小説を自分が書いたとと語る謎の女性、その主治医。そして別な事件を追うフリーライターの木部美智子。
サスペンスホラーの様相を呈した感もありながらのミステリー。
複数の登場人物の視点から語られるストーリーは絡まりまくって、どこに向かっているのか見通しが立たず、中々ストーリーに入り辛いし、荒削りな感はある。
ただ著者の作品の特徴は一度ギヤが入るとそのままラストまでのスピードが落ちないところはこの作品で -
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ネタバレプロットや文体含め、全体的には読み易い部類に入る小説だとは思うのだが、特に序盤、内部世界を読者にスムーズに理解させるべき状況説明については、ちょっと文章力が拙いのでは、と感じた。
また、回想ブロックのハイライトであるはずの”弥生ののし上がり”に関しても、あまりにあっさりし過ぎというか、現実感が伴わない表層的な描写に留まっている印象で、戦後のどさくさに紛れ金貸しというグレーな生業を背景に強かな女が成り上がっていく過程で必ずあったであろう、いわば汚泥のような手触りと表現すべきか、そういったリアルな生き様が見えなかったのが残念。
中盤以降、雑誌と新聞とテレビという3つの媒体が共闘するくだり以降はテン -
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北斎の版画をめぐる、頭脳戦。
だが、ちょっと合わなかった…
絵画もミステリも好きなのだが、本書は、私が思うに、山場に欠ける。
京都、銀座、そのほか各地を巡り、たくさんの絵画が登場し、たくさんの人物が北斎について語る。
でも、この人何の人だっけ?がよくあった。
絵について語る箇所もあり、確かにそれは絵画の背景を知るのには非常に有効だし、勉強になった。
面白い箇所だった。
けれども、探偵Qがモナリザの絵と対峙した時のスピード感や山場はない。
確かに対象が少し違うのかもしれない。
どちらかと言えば原田マハの系統なのだろう。
しかしあちこちに物語の舞台が飛び、人が入れ替わると読者としては、それについ