望月諒子のレビュー一覧

  • 蟻の棲み家(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    話は面白かったけど解決編までがあんまりスラスラ進めず、あと帯に書いてあったようなどんでん返し感はあまり無かったかな。

    0
    2024年05月09日
  • 蟻の棲み家(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    読後、『どこがどんでん返し??』
    再読すれば納得するかもしれないが
    基本、再読はしない主義なので残念‼️

    0
    2024年04月27日
  • 大絵画展(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ガシェの来歴のくだりとっても興味ある。語っていた人物が物語内での聞き手に対して若干嘘を言っている、というかわざと伝えていないことがあることも含めて。

    また、近代絵画の価格があがっていく過程、アメリカへ渡った印象派の評価なども、なるほどな~って。
    最終的にどこに落ち着くのかってところまで、美術界の考え方に基づいている。勉強になりました。


    登場人物たちが魅力的に映えるのは2作目を読んでからかも。

    0
    2024年04月25日
  • 壺の町

    Posted by ブクログ

    不動産を引退した夫婦と娘が殺害され、娘の浮気相手の男が真相を探す話。絡んでくる阪神淡路大震災、壺の町という表現に胸を突かれる。しがらみが生み出した事件で、しがらみと人情は紙一重だと再認識する。どこに感情を持っていけば良いのか……混沌とする。

    0
    2024年04月15日
  • 蟻の棲み家(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    貧困・育児放棄・売春… 社会派ミステリーというのかな。
    初めて読む作家さんでしたが、帯に東野圭吾の『白夜行』や宮部みゆきの『火車』を思わせる…と大好きな作家さん2名の名があったので思わず手にしました。
    半分ぐらいまでは、主人公(?)のルポライターの感想や思いの説明が多く、この感じは私の好みではないな~となかなか進まなかったけれど、そこを過ぎたら急に展開が早く感じてあっという間に最後まで読み切りました。
    でもとにかく重たかったです。重たくて重たくて沼地に足首を取られてズブズブと引きずりこまれるような感じ…。
    重たい話が何もかも嫌いというわけではないけどここまで重たいと娯楽として読書をしている私に

    0
    2024年04月14日
  • 蟻の棲み家(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    最初から最期まで一貫して訴え続けてくる、“どんなにがんばってもクズから抜け出せない”と。辛辣でキツい


    第三章に入ってからの一読者としての振り回され方に緊張感がありました。可能性のうちのひとつであるとはいえ、どうかそうであってほしくないと願ってしまう、、、、ような真実、、、



    店頭でどーーんと平積みされているのに惹かれて読みました。本作者の小説、初めて読みました。
    文庫本の解説に作者の作品歴が紹介されていて、本作はフリーライターの《木部美智子》シリーズ5作目とのこと。他のも読みたいです。
    また、『大絵画展』2021、『フェルメールの憂鬱 大絵画展』2016、『哄(わら)う北斎』2020

    0
    2024年03月08日
  • 【新装版】呪い人形(木部美智子シリーズ)

    Posted by ブクログ

    木部美智子シリーズ、刊行順だと本書は第三弾になる。フリーライターの木部美智子が殺人事件を暴く。今回は法律で裁かれない悪人を、藁人形に釘を打って呪い殺すという老婆にまつわる話。多くの殺人事件が起こり、こんがらがってしまう。真犯人は暴かなくていいのだろうか?

    0
    2024年02月22日
  • 蟻の棲み家(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    最後、雑誌のライターが犯人を見つけ、事件をあばいていく。サスペンスドラマのラストで犯人の前で事件の説明をするのに、似ていた。

    0
    2024年02月18日
  • 蟻の棲み家(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    3.5くらいの評価になるかな。

    社会の低層に居る人たちのもがきを描くのはよくある構図なのでさておき、蟻の棲み家とはよく出来たタイトルだなぁとは思った。

    初読の作家さんなので少し読み進めづらいところはあったが、本の厚みの割にスラスラと読めたとは思う。

    どことなく昭和の匂いを感じる雰囲気なのは良かったな。好きなので。

    煽り文句に大どんでん返しとあったが、それほど衝撃のって感じではなく自然なひっくり返し方で好感であった。

    0
    2024年02月09日
  • 蟻の棲み家(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    許しても裏切られる

    その人のせいじゃないからと
    許しても裏切られる

    いつかはそれが正しかったと思いたいし

    やはり彼じゃなかった
    信じてたよ

    彼にとっては一貫性ある
    生きていくために必要だったから

    0
    2024年01月31日
  • 蟻の棲み家(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    貧困、格差、売春、報道のありよう
    重い、グロい、後味がしんどい
    そっちから どんでん返しくるか・・・(; * д * )

    望月諒子さんの作品
    ジャーナリスト木部美智子シリーズは、【殺人者】からの2冊目
    彼女目線での謎解きや、警部補とか報道番組チーフとの駆け引き?持ちつ持たれつ感 面白い

    文章は 確かに 会話だったり一人称だったり で独特 こんがらがる
    でも、すぐ慣れて ストーリーにグイグイ引き込まれるから あっという間

    0
    2024年01月25日
  • 大絵画展(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この方の小説はじめて読んだけど面白かったー。
    『医師ガシェの肖像』は本当にいま個人所蔵で行方はよく分かってないのか。でも水面下でサザビーズとかはちゃんとどこにあるか掴んでそう、、。

    絵画は描かれた時代背景、作者の人生、絵画の来歴、いろんなものが絡み合って1枚の絵それぞれにロマンが生まれて惹きつけられる。
    印象派が出てきた時ってほんとうに世界に激震が走ったんだろうな。ヨーロッパとアメリカの絵画を見る視点とか、ほんとうに絵画って面白い。

    ところでこの小説、騙されるのが読んでてしんどくて。最後にまた騙されるのかと脱力しそうになった。『三度の飯より警官の小芝居が好き』ってなんだよ、爆笑。
    ぜんぶ分

    0
    2024年01月20日
  • 大絵画展(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    新聞広告を見てなんとなく購入してしまったが、2011年に出版された作品の再文庫化だった(単行本・文庫は光文社)。なんとね(-_-;)。後発ゆえ大幅に加筆修正され、名画の口絵もある。
    転落人生のどんづまりで投資詐欺に引っかかり、後のなくなった男と女が、誘われるまま名画強奪に荷担するというお話。あまり深く考えずに読めばそれなりに楽しいが、ちょっと考え出すとあれこれ気になってくる。あまりにも御都合主義だし、懲りない馬鹿ばかりで呆れてしまった。美術界の不都合な事情を歯に衣着せず暴くのは爽快だったが。
    続篇・続々篇もあるようだ。こちらも新潮文庫で出るのかなあ?

    0
    2024年01月04日
  • 腐葉土(木部美智子シリーズ)

    Posted by ブクログ

    フリーライター・木部美智子シリーズ第二弾。関東大震災や空襲、戦後の混乱を一人で生きぬいた資産家の老女・笹本弥生が殺された。序盤はなかなか話が進まない。残り200ページぐらいからは、ページをめぐる手が止まらない。何となく真犯人の予想がついたが、実際は複雑だった。ある弁護士の死亡交通事故も、笹本弥生の雛人形も、全てが伏線だった。

    0
    2023年12月27日
  • 神の手(木部美智子シリーズ)

    Posted by ブクログ

    『殺人者』が面白かったので、筆者・望月諒子さんのデビュー作を読んでみた。幼児誘拐事件を追うルポライター・木部美智子が友人のフリージャーナリスト・高岡真紀から話題の小説が盗作である可能性を知る。さらに盗作の裏に、オリジナル作者・来生恭子殺害があるかも?最後100ページぐらいは、あっという間に読破したが、それまではちょっと読みにくかった。

    0
    2023年12月16日
  • 【新装版】呪い人形(木部美智子シリーズ)

    Posted by ブクログ

    社会派ミステリー。解説者が望月諒子の語りに掴まれると、絶叫マシンに乗ったかのようにぶんぶん振り回されると言っていたが…。何だろう。呪いとは?読みやすいけど、私的には、はまらなかった。

    0
    2023年10月05日
  • 腐葉土(木部美智子シリーズ)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2023/08/21予約 
    木部美智子シリーズ。関東大震災を生きた笹本弥生。
    戦後一人残され、仕事先の呉服屋の残したものを闇市で売りさばき、やれることは何でもやって、資産を作り老後を高級ホームで過ごしていたが殺される。
    資産管理を任せていた弁護士の深沢。と、13年前、深沢のかわりに司法試験の論文テストを受けてくれた宮田の関係。
    熱心かつ良心的な弁護士の宮田は、何度も保証書を出し、裏切られ2億5000万にも達していた。
    深沢が笹本弥生の預り金から融通して宮田に渡した直後、宮田は大金ごと事故、死亡する。
    その宮田は、かつて弥生が働いていた呉服屋のご主人の孫だった。呉服屋から受けた恩義を忘れず、今世

    0
    2023年09月11日
  • 神の手(木部美智子シリーズ)

    Posted by ブクログ

    フリーライター木部美智子シリーズの一作目。
    読み友さんからおススメされたシリーズもの。

    電子出版で大ヒット、話題を呼んだ大型新人のデビュー作・待望の文庫化!とのことで期待高まるも、かなり読みにくかった…(^◇^;)

    なんだろう?文学的っぽい感じ?の視点や描写、考察なんかがちょいちょい挟まれて書かれてるからかな〜?

    やっと面白く読み進められたのは3/4程も過ぎた辺りから。
    なかなかに根気を強いられましたが、おススメされたシリーズなので頑張りましたw

    筋立ては面白いと思えたし、シリーズ2作目は連続猟奇殺人事件らしいので、続けていってみたいと思います!w

    0
    2023年08月26日
  • 腐葉土(木部美智子シリーズ)

    Posted by ブクログ

    関東大震災と戦時中を乗り越え、必死に生き抜いた様子がありありと伝わった。笹沼弥生の死からいくつもの事件が発覚し、伏線も多く、簡単に予想がつかない所に面白さがあった。警察よりも新聞記者と雑誌記者が執念で真相にたどり着く。ホントに有りそうな話だと思った。両者の棲み分けも垣間見れた作品。

    0
    2023年07月21日
  • 神の手(木部美智子シリーズ)

    Posted by ブクログ

    犯人は薄々わかっている。中盤あたりで。
    登場人物にもイマイチ入り込めない。
    処女作ということで、次に期待したい。
    木部美智子を主人公にしたシリーズがあるが、この作品ではこの主人公の人となりが余り立っていなかったような気がするのだが。

    0
    2023年05月29日