望月諒子のレビュー一覧

  • 腐葉土(木部美智子シリーズ)

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    いやー 読みごたえありました
    その満足度に星5ツです

    まず弥生ばあさんの生きざまを知るための関東大震災と東京大空襲の描写がスゴイ。これだけの中を生きてきたんだから、これだけのばあさんになったと納得させらせる。
    そしてミステリーとしても、いくつかの事件が上手く絡み合って、それでいて最後にはちゃんとまとまってる。
    登場人物が多くて途中で「これ誰だっけ?」になったけど、そこはスルーしましょう。

    もし映像化するなら、弥生ばあさんを演じられるのは 樹木希林さん ですよね

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    2015年08月31日
  • 腐葉土(木部美智子シリーズ)

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    読みごたえがある作品で、何だかんだで続けて2度読み。
    かなり重たい内容で、凄まじい人生と、複雑な人間関係と、人の想いと。決して楽しい作品ではないが、2度読みたいと思わせられた内容だった。

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    2014年03月24日
  • 踊る男

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    相変わらず書きっぷりが硬派で、シリーズで一番面白かった
    後で分かるが、なんと言ってもタイトルが良い
    というか、怖い

    脇の甘いモンスターなんて言い回し、いいなぁ

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    2026年03月18日
  • 踊る男

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    木部美智子が事件を追うシリーズ。

    アルバイト先をストーカー騒ぎの末に辞めた井守拓実は、それ以前にも厄介事を犯して仕事は長続きしていなかった。

    トー横で少女を暴行、Xの中傷投稿、連続暴行事件…これらに共通項を見出した木部が、警察より早く井守へと辿り着く。

    伊部の自宅へも大胆に入り込む木部の行動力に驚かされるが、堂々と対峙するのも相当な勇気がいるのではと思う。

    伊部の不可解な行動を木部は、復讐心よりゆがんだ恋愛感情と解釈するが、こだわりの強い幼稚な我儘男であり、不気味でとんでもないサイコパスだった。






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    2026年03月13日
  • 踊る男

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    木部美智子シリーズ第7弾。

    トー横で売春をしていた14歳の暴行事件、Xの中傷投稿、連続暴行事件。一見無関係な事件に共通項を見出していく木部美智子。
    全てが状況証拠。推論はできるが確証はない。理解不能な動機で次々と犯罪を続ける男に木部美智子がとった行動は…。

    今回も面白かった。
    フットワーク、洞察力、柔軟な考え方、他者への優しさなど木部美智子の魅力を挙げるとキリがないが、今回も最後はなかなか危ない橋を渡ったな〜と。脇を固める中川くんや秋月刑事もいいし、このシリーズは絶対に見逃せない。

    友情や義理人情などという人間関係を排除し、コスパを重視した現代社会。合理化して階層化した社会で切り捨てられ

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    2026年03月11日
  • 野火の夜(新潮文庫)

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    盗難されたらしい血のついた5千円札が多数見つかった。同じくしてジャーナリストが増水した川で死亡した。事故か?他殺か?5千円札の血は誰の血なのか?というお話。
    ジャーナリストの木部美智子のシリーズ。途中で戦後の満州引き揚げの場面が出てくるが、母が満州にいたこともあって興味深く読んだ。親子で出てくる登場人物などがいて、途中頭が混乱したが、最初のページに登場人物が整理して書いてあるのでわかりやすかった。

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    2026年03月03日
  • ハイパープラジア 脳内寄生者

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    特に期待値はなかったけれど、思いがけずに楽しめた。とても面白かった。脳内に巣くった寄生者がヤドカリのように次々と宿主を変えながら生き長らえていくという物語。あの名作「パラサイトイブ」を彷彿とさせるようなストーリーだが、ここではその寄生者の意志が単独ではなく、複数の人格が累積している状態にあるというのが変化球だった。だからといって未来が見えたりする理屈や根拠は全くなく、およそ現実味のないファンタジーではあるものの、感染から徐々に異常に気付き始める過程はとてもスリリングで、舞台となる大学病院内での確執はリアル感があり、読み物としてはとてもよくできていると思った。
    瞬間を写し出す遠近法は、長い時間軸

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    2026年02月25日
  • 腐葉土(木部美智子シリーズ)

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    二転三転する状況、終盤の展開はミステリーとしては面白い。けど圧巻は背景描写。戦時中の陰が突き刺さった。良い本でした。

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    2026年02月19日
  • 【新装版】呪い人形(木部美智子シリーズ)

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    不可解な死が続く中で、呪い人形というタイトルに引っ張られながら読むと最後にどんでん返しにあいました。
    面白かったので、他の作品も読んでみよう思います。

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    2026年01月07日
  • 野火の夜(新潮文庫)

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    血塗られた大量の五千円札が街中で見つかる。
    その後、それを弁護士事務所に持ち込んだ男が殺害される。
    元を辿れば愛媛の真珠の養殖で栄えた村にたどり着く。
    原発、貧富、田舎、満州開拓団、友情、どれもをまといながら事件は複雑に絡み合う。

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    2025年10月05日
  • 蟻の棲み家(新潮文庫)

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    ネタバレ

    俺は視聴者の脳に酒を流し込んでいるんだ。犯人は、吉沢未男か長谷川翼のどちらかだ。どちらかが芝居を打っている。そして逃げ損ねた方は死刑なんだよ

    重くて暗くて、こういうのがノワールっていうらしい。社会派でサスペンス。翼が犯人だったらいいと願いつつも、荷が重すぎる。
    社会から、死んでようやく人権が与えられる、というのが刺さる。逃れられない環境の中で、自分たちが社会の底にいることも、歪に育っていることも気づかず生きている人の方が多数派なのか。それともぬかるみの中で陸地を探している人の方が多数派なのか。
    事件はフィクション感が強いけど、テーマとしているところはそこまでファンタジーものではないのが重たい

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    2025年06月28日
  • 神の手(木部美智子シリーズ)

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    外科医の白川は若い癌患者の最後の手段として安楽死を選んだ。若い患者は心臓が強く癌が全身に廻ってツラい状況にあったとしても死ねず苦しい期間が長くなる。日本で安楽死が認められる日は来るのか?

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    2025年05月30日
  • 蟻の棲み家(新潮文庫)

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    個人のディテールを積み上げて人物をより一層浮かび上がらせる 嫌いじゃない手法     
     自分も真面目に生きれば光は当たらなくても生きてはいけると思っている 足掻いても進まない纏わりつく沼のカケラにすら触れる感触が想像できないのかも知れない

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    2025年04月10日
  • 蟻の棲み家(新潮文庫)

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    初めて読んだ作者の小説だったので、
    調子が出るまで時間がかかったし、
    しばらく時系列がまとまらなくて苦労しました。
    結末は予想を裏切られ、ちょっと面白かった!

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    2025年02月10日
  • 腐葉土(木部美智子シリーズ)

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    かなり長編であるため読むのに時間がかかりました。しかし、その内容量以上の面白さがありました。単にミステリーだけとって見ても濃密なストーリーと事件の全貌に驚愕します。その描き方も魅力的です。木部と亜川の2人の仕事だけでは割り切れないほどの事件の全貌を知りたいという活力は素晴らしいです。
    個人的にこの小説の最も良い点は笹本弥生の戦争による凄惨な体験をした描写の細さです。この経験を得ての彼女の生き方というものに考えさせられると同時に腐葉土というタイトルの奥深さが増します。

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    2025年01月17日
  • 腐葉土(木部美智子シリーズ)

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    文体が難しくページも多いため、読みやすい本ではありません。
    ただ、戦後の悲惨さやそれをのしあがる弥生の力強さ、登場人物の強い思いを感じることができました。
    題名が全てを物語っていると思います。

    「事件は、どんな事件でも、それを引き起こした人の人生の上でしか起こり得ない。」
    「人間がいまの自分を肯定するために、もしくはいまの自分に言い訳するために自分の過去を反復する時、ずいぶんしっかりした過去を作り上げていきます。」
    「僕らは僕らだけの正義にしがみついて空を飛んだ。」

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    2025年01月15日
  • 蟻の棲み家(新潮文庫)

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    初読の作家さん。
    物語は、三章で構成される。
    二人の女性が、銃殺された状態で発見される事件が
    起こる。 
    フロンティアという雑誌記者が、食品会社へのクレームで恐喝され続けている事件を取材しているうちに、三人の人物が浮かび上がり、殺人事件とも関わっている可能性が出てくる。

    物語の始めは、展開が遅く読みづらいけど、事件が
    解明されるに従って、事件を起こした犯人達の背景が、リアルでのめり込んで読むことが出来た。
    どんでん返しもあって、印象に残る作品だった。

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    2025年01月09日
  • 最後の記憶 〈新装版〉

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    臓器を移植して人格が変わっていくみたいなストーリーを読んだことがあるけれど、また違う視点で面白かった。
    このタイトルが、なるほど!素敵だなと思った。

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    2024年12月30日
  • 蟻の棲み家(新潮文庫)

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    連続射殺事件。犯人一味は捕まるがどちらが主犯なのかというところが興味深い。そしてそれを追求するフリーライターの恐るべき嗅覚と実行力には驚いた。

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    2024年12月29日
  • 大絵画展(新潮文庫)

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    ネタバレ

    バブル期にイギリスのオークションで日本人に180億円で落札されたゴッホの『医師ガシェの肖像』・・・日本でのバブルが弾けると共に、この絵は銀行の担保物件となって誰の目に触れることもなく倉庫の中に眠っていた。
    時を同じくして、デザイナーの荘介とスナックオーナーの茜は、それぞれが多額の借金の挙句、投資詐欺事件に巻き込まれ、さらに膨大な借金を背負う。追い込まれた二人は絵画強奪を持ちかけられ……息つく暇ない騙し合いの末、最後に笑うのは・・・!?

    痛快な「コン・ゲーム」小説で、テンポのよい流れで、物語はどんどん進んで最後の最後で大どんでん返しがあり、読者をあっと言わせるのがミソ。
     ※「コン・ゲーム」と

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    2024年12月10日