望月諒子のレビュー一覧
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ネタバレこの方の小説はじめて読んだけど面白かったー。
『医師ガシェの肖像』は本当にいま個人所蔵で行方はよく分かってないのか。でも水面下でサザビーズとかはちゃんとどこにあるか掴んでそう、、。
絵画は描かれた時代背景、作者の人生、絵画の来歴、いろんなものが絡み合って1枚の絵それぞれにロマンが生まれて惹きつけられる。
印象派が出てきた時ってほんとうに世界に激震が走ったんだろうな。ヨーロッパとアメリカの絵画を見る視点とか、ほんとうに絵画って面白い。
ところでこの小説、騙されるのが読んでてしんどくて。最後にまた騙されるのかと脱力しそうになった。『三度の飯より警官の小芝居が好き』ってなんだよ、爆笑。
ぜんぶ分 -
Posted by ブクログ
新聞広告を見てなんとなく購入してしまったが、2011年に出版された作品の再文庫化だった(単行本・文庫は光文社)。なんとね(-_-;)。後発ゆえ大幅に加筆修正され、名画の口絵もある。
転落人生のどんづまりで投資詐欺に引っかかり、後のなくなった男と女が、誘われるまま名画強奪に荷担するというお話。あまり深く考えずに読めばそれなりに楽しいが、ちょっと考え出すとあれこれ気になってくる。あまりにも御都合主義だし、懲りない馬鹿ばかりで呆れてしまった。美術界の不都合な事情を歯に衣着せず暴くのは爽快だったが。
続篇・続々篇もあるようだ。こちらも新潮文庫で出るのかなあ? -
Posted by ブクログ
ネタバレ2023/08/21予約
木部美智子シリーズ。関東大震災を生きた笹本弥生。
戦後一人残され、仕事先の呉服屋の残したものを闇市で売りさばき、やれることは何でもやって、資産を作り老後を高級ホームで過ごしていたが殺される。
資産管理を任せていた弁護士の深沢。と、13年前、深沢のかわりに司法試験の論文テストを受けてくれた宮田の関係。
熱心かつ良心的な弁護士の宮田は、何度も保証書を出し、裏切られ2億5000万にも達していた。
深沢が笹本弥生の預り金から融通して宮田に渡した直後、宮田は大金ごと事故、死亡する。
その宮田は、かつて弥生が働いていた呉服屋のご主人の孫だった。呉服屋から受けた恩義を忘れず、今世 -
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フリーライター木部美智子シリーズの一作目。
読み友さんからおススメされたシリーズもの。
電子出版で大ヒット、話題を呼んだ大型新人のデビュー作・待望の文庫化!とのことで期待高まるも、かなり読みにくかった…(^◇^;)
なんだろう?文学的っぽい感じ?の視点や描写、考察なんかがちょいちょい挟まれて書かれてるからかな〜?
やっと面白く読み進められたのは3/4程も過ぎた辺りから。
なかなかに根気を強いられましたが、おススメされたシリーズなので頑張りましたw
筋立ては面白いと思えたし、シリーズ2作目は連続猟奇殺人事件らしいので、続けていってみたいと思います!w -
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ぎっしりと詰まった文庫本466ページ。
病院で相次いで起こる不自然とも思える急死。
事件性に疑問を抱いた記者の木部美智子が、
鋭い観察力と行動力、幅広い同業者の情報網と
報道のノウハウを駆使して病院で起きた死の
違和感を追求し、真相にせまる物語。
記者特有の嗅覚で調べ上げる情報を武器に
警察とも駆け引きする美智子の肝が座った
記者魂に圧倒され、美智子という登場人物に
興味をそそられます。
『殺人者』の時と同様、関係者の下に何度も
足を運び、真っ向から質問をぶつける熱意と
危険な場所にも躊躇なく向かい相手と対峙する
様に記者としての揺るぎない信念が感じられて、
美智子の行動を通して事 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小説という「怪物」に呑み込まれてしまった一人の女性と、その燃えたぎるような情熱と夢に魅せられてしまった二人の男性の話 だったと思います
この作品が木部美智子シリーズの第一作であると同時にデビュー作と知って納得
文章から火傷しそうなほどの「熱」が伝わってくる作品でした
「小説を書くとは心の中に怪物を一匹飼うこと。その存在により書き続け、そしてそれに喰い尽くされる。」
彼女は自らの怪物に喰い尽くされてしまったのかもしれない 次第に精神を病み 現実と妄想の境目がわからなくなっていく
深淵を覗いてみたい その結果 彼女は何を得て何を失ったのだろうか
たとえ「神の手」を持っていても情熱と夢だけでは