望月諒子のレビュー一覧
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探偵役が女性フリーライターの物語。
警察顔負けの捜査力、いや取材力で事件の真相を明らかにしていきます。
しかし、正直読みにくかった。
盛り上がる感じでもなく、ハラハラドキドキがあるわけでもなく、貧困家庭の闇、社会の暗部を見せつけられて、げんなり。さらに犯人のくずっぷりが嫌になっちゃいます。
東京中野区で次々と発見された女性の射殺体。
蒲田の食品工場の恐喝事件を追っていたフリーライターの木部美智子は、恐喝事件との関連性を突き詰めていきます。
恐喝事件は、さらに、第三の殺人をほのめかす脅迫まで発展。
この事件に絡む登場人物たちが辛い。
被害者の女性たちの生き方、貧困さ。
企業恐喝に絡む者たち。暴力と虐待。
母親や家族からはじき出された者たちの末路という感じ。
そして、事件の真相に迫るにあたって、容疑者が二人。
どちらかが真犯人というところで、美智子が明らかにした真相。
という展開です。
解説を読むと、これシリーズ化されているんですね。
木部美智子シリーズの5作目とのこと。
知らなかった。
ほかの作品も読んでみたいと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの方の小説はじめて読んだけど面白かったー。
『医師ガシェの肖像』は本当にいま個人所蔵で行方はよく分かってないのか。でも水面下でサザビーズとかはちゃんとどこにあるか掴んでそう、、。
絵画は描かれた時代背景、作者の人生、絵画の来歴、いろんなものが絡み合って1枚の絵それぞれにロマンが生まれて惹きつけられる。
印象派が出てきた時ってほんとうに世界に激震が走ったんだろうな。ヨーロッパとアメリカの絵画を見る視点とか、ほんとうに絵画って面白い。
ところでこの小説、騙されるのが読んでてしんどくて。最後にまた騙されるのかと脱力しそうになった。『三度の飯より警官の小芝居が好き』ってなんだよ、爆笑。
ぜんぶ分かった上で再読したいお話でした。 -
Posted by ブクログ
新聞広告を見てなんとなく購入してしまったが、2011年に出版された作品の再文庫化だった(単行本・文庫は光文社)。なんとね(-_-;)。後発ゆえ大幅に加筆修正され、名画の口絵もある。
転落人生のどんづまりで投資詐欺に引っかかり、後のなくなった男と女が、誘われるまま名画強奪に荷担するというお話。あまり深く考えずに読めばそれなりに楽しいが、ちょっと考え出すとあれこれ気になってくる。あまりにも御都合主義だし、懲りない馬鹿ばかりで呆れてしまった。美術界の不都合な事情を歯に衣着せず暴くのは爽快だったが。
続篇・続々篇もあるようだ。こちらも新潮文庫で出るのかなあ? -
Posted by ブクログ
ネタバレ2023/08/21予約
木部美智子シリーズ。関東大震災を生きた笹本弥生。
戦後一人残され、仕事先の呉服屋の残したものを闇市で売りさばき、やれることは何でもやって、資産を作り老後を高級ホームで過ごしていたが殺される。
資産管理を任せていた弁護士の深沢。と、13年前、深沢のかわりに司法試験の論文テストを受けてくれた宮田の関係。
熱心かつ良心的な弁護士の宮田は、何度も保証書を出し、裏切られ2億5000万にも達していた。
深沢が笹本弥生の預り金から融通して宮田に渡した直後、宮田は大金ごと事故、死亡する。
その宮田は、かつて弥生が働いていた呉服屋のご主人の孫だった。呉服屋から受けた恩義を忘れず、今世話になっている深沢の為に財産を譲ることは呉服屋の孫を間接的に助けることになる…
本の8割過ぎるまで、話があちこちに広がるため集中できず時間がかかった。その後はスムーズ。
弥生の戦後を生き抜く様が目に見えるようで、まさに地獄を見たら何でもできる、とつくづく感じた。 -
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フリーライター木部美智子シリーズの一作目。
読み友さんからおススメされたシリーズもの。
電子出版で大ヒット、話題を呼んだ大型新人のデビュー作・待望の文庫化!とのことで期待高まるも、かなり読みにくかった…(^◇^;)
なんだろう?文学的っぽい感じ?の視点や描写、考察なんかがちょいちょい挟まれて書かれてるからかな〜?
やっと面白く読み進められたのは3/4程も過ぎた辺りから。
なかなかに根気を強いられましたが、おススメされたシリーズなので頑張りましたw
筋立ては面白いと思えたし、シリーズ2作目は連続猟奇殺人事件らしいので、続けていってみたいと思います!w