望月諒子のレビュー一覧

  • 腐葉土(木部美智子シリーズ)

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    ネタバレ

    プロットや文体含め、全体的には読み易い部類に入る小説だとは思うのだが、特に序盤、内部世界を読者にスムーズに理解させるべき状況説明については、ちょっと文章力が拙いのでは、と感じた。
    また、回想ブロックのハイライトであるはずの”弥生ののし上がり”に関しても、あまりにあっさりし過ぎというか、現実感が伴わない表層的な描写に留まっている印象で、戦後のどさくさに紛れ金貸しというグレーな生業を背景に強かな女が成り上がっていく過程で必ずあったであろう、いわば汚泥のような手触りと表現すべきか、そういったリアルな生き様が見えなかったのが残念。
    中盤以降、雑誌と新聞とテレビという3つの媒体が共闘するくだり以降はテン

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    2021年03月28日
  • 哄(わら)う北斎

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     浮世絵で誰もがみたことのある北斎の肉筆画をめぐるコンゲーム。
     CIAからの指示を断れないイタリア男とその相棒。
     古物商、絵画商、新進気鋭の実業家がでてきてどこに落ち着くのか想像できない物語が展開される。

     見たことのない、北斎の肉筆画が文章の合間から浮かび上がる感覚がある。絵を見てみたい。

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    2020年11月30日
  • 哄(わら)う北斎

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    北斎の版画をめぐる、頭脳戦。
    だが、ちょっと合わなかった…
    絵画もミステリも好きなのだが、本書は、私が思うに、山場に欠ける。
    京都、銀座、そのほか各地を巡り、たくさんの絵画が登場し、たくさんの人物が北斎について語る。

    でも、この人何の人だっけ?がよくあった。
    絵について語る箇所もあり、確かにそれは絵画の背景を知るのには非常に有効だし、勉強になった。
    面白い箇所だった。
    けれども、探偵Qがモナリザの絵と対峙した時のスピード感や山場はない。
    確かに対象が少し違うのかもしれない。
    どちらかと言えば原田マハの系統なのだろう。
    しかしあちこちに物語の舞台が飛び、人が入れ替わると読者としては、それについ

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    2020年11月07日
  • 哄(わら)う北斎

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    タイトルには『大絵画展』とは銘打ってはいないが、前2作の主要メンバーが登場しており、絵画を絡めたコンゲーム小説なのでシリーズとしては3作目にあたるのだろう。騙しの仕掛け自体は楽しめた。
    前2作に引きつづき、登場人物の口をして熱く語られる美術業界に対する批判的な言論が随所に見られる。フェノロサや林忠正等、開国間もない明治初期の日本文化を海外に広めた背景やその評価、日本美術の閉鎖性やマーケット等について、これらを面白く取るかどうかで評価が割れるかもしれない。
    タイトルでは北斎と銘打ってはいるが、冒頭から最後までキーとなるのは実はクリムトの絵画『婦人の肖像』。実物の絵画は本当に行方不明になり20数年

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    2020年10月04日
  • 哄(わら)う北斎

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    絵画ミステリーとしてまあまあ面白いのだが、マハさんのようなアートへのリスペクトが全く感じられず、興醒めする作品。

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    2020年08月13日
  • 腐葉土(木部美智子シリーズ)

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    あれこれ盛りだくさんの日常で、近頃読書スピードが落ちている。ま、それはそれでヨシなんだけどね〜。
    どこかで読んだよね、この作家さん、と思ったら『フェルメールの憂鬱』だった。ほかにも読んでみたいと思ったということよね、記憶に残っているということは。
    資産家女性が老人ホームで殺されたことから、あれやこれやが発覚。ま、発覚させるために死を選択したのだけれど。それにしても、そこまでするか。
    過去に他人のおかげでここまでやってこられたのだ、という思いがあればそういう行動になる!?

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    2019年06月19日
  • 田崎教授の死を巡る桜子准教授の考察

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    マンションも車も靴も鞄も洋服も買って、足らないものは男だけという四十二歳の翻訳家兼准教授と独特なリアル感のある大学模様。出没する着ぐるみゴリラ等の大学内都市伝説やネット掲示板の軽犯罪武勇伝からの創作課題。サバサバと合理的で淡白な桜子目線の文章に今一入り込めなかった。教授の死の真相が呆気なく悲しい。

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    2018年10月12日
  • 鱈目講師の恋と呪殺。桜子准教授の考察

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    ネタバレ

    前半はとっ散らかってこれどうやって納めるのさ・・・って思ってたら結構綺麗に納めてた。
    慣れなくて薄い本なのに結構時間が掛かってしまった。
    取っ掛かりがとても読みにくい。。。
    とにかくキャラが立ってるなーって感じ。
    教授って酷い奴ばっかりだな。

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    2018年06月27日
  • ソマリアの海賊

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    これでロマンスがからめばハーレクイン。それぐらいあり得ない設定、ハリウッド的トンデモ冒険活劇でテンポよくて笑えた。ちゃんと世界をまたにかけるルパン的泥棒とかスパイとか出て来てさぁ大変。かなりステレオ的なソマリ人が出てくるが、たしかにそういうソマリ人も結構居るなぁ、、と思いながら楽しく読んだ。

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    2016年01月29日
  • 神の手(木部美智子シリーズ)

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    かなり先まで読み進めてから、ようやくこの本はミステリであることを認識した。かように仕込みがややこしい。もう少しまとめられても良さそう。

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    2014年01月15日
  • ハイパープラジア 脳内寄生者

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    私の大好きな海堂尊先生の本のようなスピード感。たまりません。
    大学病院の脳外科医がオペ中に患者の髄液に触れてしまってから、不思議な感覚に陥って・・・・・ストーリーがとてもリアルで実は、誰かの身のまわりでも起きているんではないのかと思ってしまうような感じです。
    だた、読み進めるうちにお話の結末が見えてくるのがちょっと残念です。

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    2010年11月22日
  • 神の手(木部美智子シリーズ)

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    なかなか読めなかった
    どうしてかというと難しいけど
    どこに焦点を持って行っていいのかわからなかったからかも

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    2010年03月29日
  • ハイパープラジア 脳内寄生者

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    そうか、「神の手」書いた人だったのか。これは、ホラーSFになるかな。ヒトの脳から脳へ渡り歩いていく何か。色んな人の記憶を積み上げて。避けようがなくてコワイです。

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    2009年10月04日
  • 神の手(木部美智子シリーズ)

    購入済み

    長い!割には面白くない!!

    2024年9月読了。
    前から気になっていた作家さんだったので購入即読み。

    小説家や出版業界をテーマにしたミステリーと云うのは、無さそうで質は結構多く、その中で比べれば「中の下」ぐらい…。

    盗作疑惑、失踪した謎の作家、本人しか知らない様なことを知っている赤の他人……等、その類のミステリーではよく扱われるので、途中「ホラー方向へ向かうのかな」とも思わせたが、大体序盤に想像した通りの結末。

    矢鱈と時制に拘り、『○○年○月○日△時△分…』の記述が多く、その度に「さっき書いてあったのは何年だっけ?」と一々前に戻ってチェックして読んだが、その年月日自体はそれほど『衝撃のトリック』に繋がると云う訳でも

    #ダーク #切ない #じれったい

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    2024年09月11日