入江真佐子のレビュー一覧

  • タイガーと呼ばれた子 愛に飢えたある少女の物語〔新版〕

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    「シーラという子」の続編。
    シーラが成長していくにつれて、過去に向き合っていく姿や、トリイがそれに愛情深く伴走していく姿が心を動かす本でした。トリイが先生であり友達であり母の役割をしながら、余裕がなく戸惑ったり怒ったりしているところがリアルでストーリーに引き込まれました。
    本気で人に向き合うお手本のような本だと感じました。

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    2022年02月05日
  • シーラという子 虐待されたある少女の物語〔新版〕

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    シーラや子供たちと過ごすトリイの考え方や話し方が、こうすればいいのかと子供に対する接し方のヒントをくれているように思えた。
    学校で毎年訪れる別れの時が思い出された。深く深く愛した友達がこの後どうなるのか気になる。

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    2022年02月19日
  • うそをつく子 助けを求められなかった少女の物語

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    ネタバレ

    『シーラという子』をだいぶ前に読んだ時の衝撃を思い出した。それからあの頃は、続けざまにこの著者のシリーズを読んで大人のひとりとして子どもに関わる仕事の大切さと困難な家庭のあるとこなどをあくまで客観的に知ってきた。
    今回のジェシーという女の子もその延長線上で、という感じで読み始めた。違うところがまず、トリイ自身の立場の違い。違う国に来て正式な職務として取り組めなかったのは何と歯がゆい事だったでしょう。まして、今回のジェシーはこれまでの以上の強者で。
    「うそをつく子」の本当の姿はすつかりはさらけ出せずに終わってしまったけれど教育現場と家庭の実態など辛い結末が尾を引く。

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    2021年12月01日
  • うそをつく子 助けを求められなかった少女の物語

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    ネタバレ

    最初は「何て胸糞悪い子なんだろう」と嫌な気分で読み進めていった。

    トリイとのやりとりで時折涙を流すのを読んで、マウントを取ろうと嘘をついてるのか、それとも本当に苦しんでるのか、どっちなんだろうと一緒に悩んだ。

    後半、トリイがジェシーのことを大好きと書いてあるところにちょっとグッと来た。
    トリイの振り回されないところ、この子の愛すべきところをちゃんと見つけてるところがすごい。

    ジェシーが自己破壊してしまうところもせつなかった。わからないことが怖かったんだ。

    読んでいくにしたがってせつない気持ちがわいてきた。ジェシーは幼い頃から寂しい、悲しい思いを嫌というほど味わってきた。何てかわいそうな

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    2021年11月17日
  • シーラという子

    m.h

    購入済み

    なんとも言えない

    中学生だった時から数十年ぶりに読みました。
    当時も衝撃を受けたことを覚えています。今改めて再読するとあの頃の私に理解出来ていたのか…?と疑問が出ましたが、きっとその時なりの感情があったのだと思います。
    色んな意味で涙が出るシーンがあります。
    ネタバレをせずだと、とにかく読んでください、としか言えない作品です。

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    2021年10月07日
  • うそをつく子 助けを求められなかった少女の物語

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    ネタバレ

    トリイがウェールズで暮らしていて(今も暮らしてる?),ボランティアとして接したジェシーという10歳の女の子(11歳かも)の物語.

    ジェシーは高齢出産で生まれた4人目の娘.上の二人の娘(双子)は既に成人して家を出て,3人目の姉はジェシーの8歳上で同居してるのかな.母親は産後鬱からしばらく子育てに参加できず,3人目の姉ジェンナがジェシーの面倒を見ていた.ジェンナはストレスからジェシーに性的いたずらをするようになり,これがジェシーの問題行動の根幹.この件については,物語の最後の方でトリイに心を開いたタイミングでジェシーが語った.

    ジェシーは他者や場を支配するために嘘をついたり攻撃的になったりする

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    2021年10月05日
  • シーラという子 虐待されたある少女の物語〔新版〕

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    とても衝撃的で、心に突き刺さる感じだった。特別支援学校で出会った生徒、一人ひとりのことを思い浮かべながら読んでいた。忘れられない本になりそう。

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    2021年08月06日
  • わたしたちが孤児だったころ

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    日常がもっと好きになるような小説だった。その時代の空気感、時代感が伝わってきた。自分自身の理想の世界を作り上げるために生きていたっていいじゃないか。どんな現実にぶつかってもそれが自分の信念なら変える必要はないと、自分の人生観を考えさせてくれた作品だ。

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    2021年05月14日
  • わたしたちが孤児だったころ

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    イギリスと上海(中国)の間を行き交い、事件解決と共に、アイデンティティを追求する男の物語。

    「戦争」が絡む文学を手にすると、そこに人間への希望と失望を必ずやみることになる。
    そして、戦争と平和が、こんなにも「隣人」であることに衝撃を受ける。

    本を閉じたとき、嗚咽ではなく、心の襞を静かに潤わす涙が出た。

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    2020年03月17日
  • 自閉症のぼくが「ありがとう」を言えるまで

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    自閉症、言葉そのままなんだな。

    自らが(肉体に)閉じ込められた症状って書いてるもんな。

    表に見えることだけが真実じゃないってことについて、
    星の王子さまもさんざん教えてくれているのに、
    もっとこのことについて
    考えた方がいい、
    考えなくちゃならないんだ。

    体は重くて、
    思い通りにならない物質で、(痩せたり太ったり、病気になったり損傷したり)
    でもこの世界に生きるには必要不可欠なんだもんな。

    その体と脳がつながって、
    思った通りに動かせるってことは、
    すごく複雑なことで、
    できるから考えないけど、
    ひとたびできなくなったら。

    もしくは生まれてからこのかたずっとそうだったなら。

    イドさ

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    2017年12月02日
  • タイガーと呼ばれた子

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    ネタバレ

     再読。著者本人もそう思っていたようだし編集者も書かない方が良いと結論を出していた『シーラという子』(1980)の後日譚で、7年後思春期の13歳になっていたシーラとの再会を描いたのが本書『タイガーと呼ばれた子』(1995)だ。時期的には『シーラという子』の出版から15年後ノンフィクションシリーズ8作中の6作目にあたる。
     この作品の中で出版準備中の『シーラという子』をシーラ本人に読ませていることから1980年より少し前の出来事であったことが推察される。さらにこの時シーラが14歳の誕生日を迎えていることから、今現在40代後半もしかすると自分とさほど歳が違わないかも知れないということに気づいて、な

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    2013年08月20日
  • シーラという子

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    ネタバレ

     先日から漫画『こどものじかん』を読んでいてヒロイン・九重りんにどうしても重なって見えたのが、現実世界に存在する本書の主役シーラだった。そして、少し前からどうしても再読したくなって続編の『タイガーと呼ばれた子』とセットで安い古本を買って積んであったので『こどものじかん』のラストを読み終えてすぐに読み始めた。
     この二人のキャラクターの共通点は年齢の近さと髪の長い美しい少女(金髪)であるという外見のイメージだけでなく、大人が怖じ気づくほど大人びた問題児であるところ。野木田先生(ヒロイン九重りんが1年生の時の担任)と九重りんの関係は年齢的にも『シーラという子』そのままのイメージになるので、ずっと教

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    2013年08月20日
  • タイガーと呼ばれた子

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     これは著者自らの体験したことを書いたノンフィクションなのだけれど。
     だけれど、ノンフィクションだからと言って真実ではなく、書き記された時点で一つの物語なのだな、と思った。
     とても強い少女と、優しく見守る先生が出てくる。

     が、少女は先生に「あなたは本に書かれてるみたいに優しい人じゃない。いつもイライラしている」という。
     どきりとした。
     自分のことは(意図的ではなくとも)その時強く感じたことを書き記すし、信じたくないことは書かないだろう。ましてや相手のことなどわかる筈もない。

     物語として強いなぁと思った。
     面白いといっていいのかわからないけど、面白かった。
     前作ともども一読し

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    2013年02月06日
  • シーラという子

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    読書を始めるきっかけになった本。
    児童虐待や発達障害など重いテーマのノンフィクションだけど、シーラとトリイの絆が眩しすぎて、読後はとても優しい気持ちになれる。

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    2012年08月22日
  • シーラという子

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    年に数回とても興味を引く本に出会うが、これはその一冊。情緒障害の女の子と教師の話。続編を早く読みたいと思った。

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    2012年04月08日
  • シーラという子

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    先に「タイガーと呼ばれた子」読んでしまったので、大まかな流れはわかっていたし、その後のシーラがどのように成長していったかもわかっていたが、とても面白く読めた。
    シーラとトリイがどのようにして信頼関係を築いていったのかがよくわかる。
    なかでもすごいと思うのが、トリイが自分のエゴに近い怒りの感情をそのまま書いていて、さらにそれが間違えだったと素直に認めている過程まで細かく書かれているところに、トリイの人間性が表れていてとても好感が持てた。

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    2012年03月12日
  • よその子  見放された子どもたちの物語

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    自分がそこにいるように、辛い場面では自分も辛くなるようなリアルさがある。だから皆の成長が自分のことのように嬉しい。表面の行動ではなく、その奥の気持ちに答えているようにすると、人は変わるのかも。とても難しいけれど。

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    2011年11月02日
  • 最悪なことリスト

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    再読。もしかして、と想像することが大切だと思えた。子供と大人という線引きをするのではなく、相手に対してどう誠実でいるか。話を聞いてくれる存在は必要。

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    2012年09月15日
  • 霧のなかの子 行き場を失った子どもたちの物語

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    トリイの大ファン♪
    久々に気合をいれて読もうと思って手にとりました。

    いつもトリイの素晴らしく華麗な姿に感動。
    でも今回はすごく苦戦。そこがまた人間と人間の難しさでもあり、魅力でもあると感じました。

    とにかくトリイの本は大きな刺激になります。

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    2011年09月17日
  • ヴィーナスという子 存在を忘れられた少女の物語

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    トリイの大ファン。
    何年かぶりにこの書籍を再度読みました。

    やっぱり教育は難しいと思い知らされると同時に
    教育ほど素晴らしいものはないと思いました。

    私のお気に入りは「ビリー」。
    障害をもつ子が変なしぐさをしても笑わないのは、その人のことを知っていて思ってあげているから。
    でも笑ったのはその内容がおかしかったからで、それなら笑っていい。その人が障害があると忘れているから。
    みたいな発言をしたビリーは暴れるしうるさいけど、素敵な考えをちょこちょこ言ってくれる。
    『先生は僕たちが大好きです』とのコメントはあたたまる。そういう教師がふえてくれることを祈ります☆

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    2011年09月17日