入江真佐子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
トリイヘイデンのノンフィクションの7冊目。親がなく里親の家を転々とする、発達の遅れがあるデイビッドが、今回の里親の所へ来て、大人が自分を受け入れてくれる、認めてくれるという経験、友人ができるという経験などを通じて成長していく物語。一気に読めたと思ったら、訳者あとがきによれば、もともとトリイが子供のために書き、アメリカでは児童書として販売されたということで、読みやすかったのだろう(日本やイタリアでは一般書として販売になっている)トリイといえば『シーラという子』。これがなんといっても秀逸。子どもを評価する言葉の豊富さ、繊細さ、視点のこまやかさなどに強い衝撃を受けたのを今も鮮明に覚えている。トリイが
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