入江真佐子のレビュー一覧 霧のなかの子 行き場を失った子どもたちの物語 トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 3.9 (14) カート 試し読み Posted by ブクログ これで今のところ日本で翻訳されているトリイ・ヘイデンのノンフィクションものをすべて読み終える。 なんというか、すごいなぁ。 この話では、高齢の患者が現れる。これから成長して未来を持つ子供と、これからの終末に向けて考えていかなければならない老人。もちろん、老人に未来がないというニュアンスで書かれてはいないけれど、子供と比較すればその違いは明らかである。 この先トリイは老人にもかかわっていくのだろうか? なんとなく気になる。 0 2013年04月13日 ヴィーナスという子 存在を忘れられた少女の物語 トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 4.3 (13) カート 試し読み Posted by ブクログ ビューティフル・チャイルド。 そう呼ばれる通り、少女の名前は「ヴィーナス」だった。 今の時代、痛名と呼ばれる名前を付けられた子供たちは、大人になって、自分の子に名前を付けるとき、どんな名前を付けるのだろうか。 かつては、成長の段階で変わるものであったり、個体識別のためであったりしたものが、過剰なまでの希望を望む名前になっている。 望まれた側が実際にどう思っているかは私は知らない。 0 2013年04月13日 愛されない子(下) 絶望したある生徒の物語 トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 4.3 (3) カート 試し読み Posted by ブクログ 彼女が魅力的過ぎて怖い。 そして彼女が不安定であるから魅力的だ、という彼に同意しそうになる自分も怖い………。幸せとは周りが決めることではなくて、当人の決めることなんでしょうねぇ。 ラストは脳内で壮大なエンディングロールを流してくれた。すごい。 0 2013年04月07日 愛されない子(上) 絶望したある生徒の物語 トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 4.8 (6) カート 試し読み Posted by ブクログ 今回のタイトルの「愛されない子」は誰のことだろうか? おそらく、彼女である。 子供時代に愛されず、大人になっているというのに、心は大人になれていない彼女。それがタイトルの「愛されない子」なのだろう。 なんつーか、下手すると一番人気の出る作品なのかもしれないね。 0 2013年04月07日 檻のなかの子 憎悪にとらわれた少年の物語 トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 4.1 (7) カート 試し読み Posted by ブクログ ……ノンフィクションなんだよねぇ? トリイヘイデンサーガとでも呼ぶべきなのか。子供の、かつて子供だった青年の物語。 チャリティと同時期にかかわっていたことや、ジェフの存在など、人生における人と人とのかかわりはほんとにタイミングなのだろうね。 そして。人生というのはドラマチックなのかもしれない。 0 2013年03月10日 幽霊のような子 恐怖をかかえた少女の物語 トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 3.7 (6) カート 試し読み Posted by ブクログ ネタバレ 怖かった。 人を疑うということと真実と能力の兼ね合いのバランスが絶妙。 10年後があってほっとした。 0 2013年02月17日 よその子 見放された子どもたちの物語 トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 4.3 (15) カート 試し読み Posted by ブクログ よその子。だ。確かに。 この本にはシーラは出てこない。努力したから報われるなんてこともない。けれども、そこには力強く生きている人がいる。 0 2013年02月17日 機械じかけの猫(上) トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 小説 / 海外小説 4.0 (7) カート 試し読み Posted by ブクログ またしても一気に読んでしまいました。面白かった。ただひとつ物足りなさがあるとしたら、今までのノンフィクションと違って、主人公がトリイでないということなのかもって思った。子ども達と触れ合って、悩んだり喜んだり絶望したり。人間らしい、愛にあふれたトリイの姿に癒されていたのかも。 0 2013年01月09日 機械じかけの猫(下) トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 小説 / 海外小説 3.9 (7) カート 試し読み Posted by ブクログ 面白かった。これを読む前にたまたまトリイの対談の本「子ども達は、今」という本を読んでいたんだけど、その内容とリンクしていた。トリイ自身の生い立ちともつながるところがあるのかも。想像力が人を救うこともあれば、壊すこともあるのか。その違いは、線引きはどこなのか?というような話...だと思う。 0 2013年01月09日 ヴィーナスという子 存在を忘れられた少女の物語 トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 4.3 (13) カート 試し読み Posted by ブクログ トリイの作品では、選択的無言症という、話す能力は持っているのに何らかの理由で話さない少年や少女が出てきます。この作品に出て来るヴィーナスという少女は、その中でもいちばん手こずった相手といえるほど全くといって反応を引き出せない子でした。まるで人形のように 反応なし…ヴィーナスをこう為らしめた家庭環境の酷さは私の居るところからは想像できないくらいひどいというか…あり得ないものでした。 0 2012年11月20日 ひまわりの森 トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 小説 / 海外小説 4.2 (10) カート 試し読み Posted by ブクログ ネタバレ 母親は子供に接しているとき、『自分の魂がまだ美しいのだ』という苦しい嘘をつくことで子供を守っている。 しかし子供が成長しその嘘に気づいたとき、大きな絶望を与える。 これほどの題材でなくても、母と娘というものはこのような経過を辿っているのだろうか。 0 2012年08月06日 タイガーと呼ばれた子 トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 4.2 (15) カート 試し読み Posted by ブクログ 「シーラという子」の続編。前作を読んだ時、そんな短期間で人が変わるか!と思ったが、やっぱり現実は難しい。でも、時間とともに、大人になるとともに、情緒障害を抱えた子も折り合いをつけていくものなのね、と感じた。シーラが、大学に行かなくてほっとした。それだと、ちょっとできすぎだから。 0 2012年04月14日 よその子 見放された子どもたちの物語 トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 4.3 (15) カート 試し読み Posted by ブクログ トリイ・ヘイデン集3作目 やっぱりトリイの人間性がいい。悲しいことも多いけど、愛があるところだと少しずつでも人間は成長するんだなと改めてて思った。 0 2012年03月22日 タイガーと呼ばれた子 トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 4.2 (15) カート 試し読み Posted by ブクログ 学校の先生もセラピストも限られた時間の中でしか愛せない。無条件の愛情を示せるのは母親しかいないし、それがどれ程子供にとって重要か改めて思い知らされた。 長い年月はかかったけど、最期にシーラが母親に宛てた手紙にいたって本当によかったと思う。 アクスラインのデブスの話のときも思ったけど、こうやって救われる子供って一体何割くらいなのかな? シーラという子を早く読みたい。 0 2012年03月12日 最悪なことリスト トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 小説 / 海外小説 3.5 (13) カート 試し読み Posted by ブクログ トリイ・ヘイデンの本は、いつも内容にひきつけられる。 この本は子供用に書いた物語。 だから今回はトリイがでてこない。 デイヴィットという男もそんなに都合悪くない。 世の中で一番最悪なこと。 なにもないこと。気にかけてくれる人がいない・帰る場所がない。 でも、本当に最悪なことは… ぜひ読んでほしい! 0 2011年09月17日 愛されない子(下) 絶望したある生徒の物語 トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 4.3 (3) カート 試し読み Posted by ブクログ ネタバレ 上巻にも勝るペースで読み終えた。 フィクションではない、 ノンフィクションであること。 このような日常がかつて実在してたこと。 現実の物語だということ。 ラドブルックの気持ちが痛いほど伝わった。 誰かに助けてほしい、 コントロールできなくなったときに、 誰かそばにいてほしい。 30歳をすぎて、 そんな自分を誰かに表現することが出来た彼女は、 ステキだと思う。 自分と向き合うことをやめなければ、 人は、変われる。 そんなメッセージをもらった気がする。 0 2011年08月07日 幽霊のような子 恐怖をかかえた少女の物語 トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 3.7 (6) カート 試し読み Posted by ブクログ シリーズの中でもかなり衝撃的かも。宗教団体の影が見え隠れしていて、その影響を受けた子の様子も恐ろしい。 0 2011年07月08日 タイガーと呼ばれた子 トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 4.2 (15) カート 試し読み Posted by ブクログ ネタバレ 勧められて読んだ 「シーラという子」の続編 シーラという子もそうだったけど、この人の作品は本当に面白い 「itと呼ばれた子」というの似たタイトルの本もあるけれど(これも有名)、比べ物にならない 内容はシーラの思春期の話 トリイのことを忘れてしまっていたシーラとトリイが、以前のような関係を構築していくお話 最後まで読んだ感想は一言 「もったいねえ」 天才だと思うんだけどなあ まあ人によって何が良いのかは違うのだろう そんなことは知っているけれどもやっぱり 「もったいねえ・・」 0 2011年03月27日 シーラという子 トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 4.3 (30) カート 試し読み Posted by ブクログ いくつもの著者とシーラの会話にドキッとさせられた。 日々悩んでいることや、考えていることにリンクする。 読んでよかった。 とりあえず、「星の王子様」を読み直そう。 0 2010年03月30日 よその子 見放された子どもたちの物語 トリイ・ヘイデン / 入江真佐子 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 4.3 (15) カート 試し読み Posted by ブクログ トリイ・ヘイデンの一冊目。どれくらいの創作が混ざっているかわらないけど、人はそもそも生きる力を持っているんだと思った。主人公である作者は非常に情熱的に子供に接する反面、きちんと一線が引かれていて時にドライな印象を受けるのは文化の違いなんだろうな。 0 2010年02月06日 <<<12345678910>>>