入江真佐子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
"一気に読んでしまった。最悪なことリストの一番は何もないこと、そう思っているデイビットは6年に6件の里親に預けられた孤独な少年。今度の里親でも障害児として1年したの学年に入れられる。言葉で表現できない分けんかすることをおぼえてたデイビット。梟の卵を見つけたことから友達が出来変わっていく。本当に最悪なことは何かを失うこと。失ってからそれがどんなにいいものだったかわかること。デイビットが変わっていったのは、友達が出来たから、守りたいと思うものが出来たから、そしてそれを見守ってくれる人と出会えたから。作者の作品の中で(と言ってもすべて読んだわけではないけれど)は明るい希望ある作品だと思う。
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレAudible
かつて、彼の作品を読んだ時に原文で読みたいと思ったほど美しい文章だった。それは、この彼の5作品目となる長編小説でも変わらない。
日中戦争中の上海が主な舞台なので、日本語を話せないという著者だが、それでも中国を苦しめた阿片と、中国を攻める日本軍のことはどのような思いで描いたのだろうと思わずにはいられなかった。それがこの物語を時々苦しくしたが、イデオロギーに固執していないのは救いだった。
上海で生まれ育ったイギリス人の少年が、相次いで両親が失踪し、故郷イギリスの叔母の元で育てられ、やがてケンブリッジ大学を卒業した後、探偵として名士になる。遺産を相続した後は、孤児を養女に取るほど