あらすじ
結婚するためにウェールズへ旅立つまでの短い間、トリイは障害児教室の代理教員を 引き受けます。今度のクラスは6人。――注意力散漫で、突拍子もないことばかりす る少女マリアナ、それに負けない騒々しさの少年ダーキー。重い情緒障害を持ち、話 をしない少女レスリー。アイルランドの紛争で父親を失った姉妹のジェラルディンと シェモーナ。同じくアイルランドの紛争を逃れてきた、姉妹のいとこにあたる少年 シェイミー。この6人の子どもたちによってトリイは、6年ぶりに教室へ戻ってきた 感傷にひたる間もなく、てんてこまいの毎日に放りこまれます。/掲出の書影は底本のものです
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Posted by ブクログ
中学生か、小学生だったか、
トリイの「シーラという子」を読んで衝撃を受けた。
それから6年以上の月日が経って、
トリイの本ともう一度出合うことが出来た。
電車の中で読みながら、
一喜一憂するのであった。
教育とは何か、
人とコミュニケーションをとるとは何か、
生きることの多様性を目の当たりにする。
何年経っても、
読みながら胸が締め付けられる想いは同じ。
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
結婚するためウェールズへ旅立つまでの短い間、トリイは障害児教室の代理教員を引き受ける。そこには、いつもトリイを魅了してやまない、障害を抱えてなお生きる勇気にあふれた子どもたちの姿があった。クラス作りに没頭するトリイは、たちまち人手不足に悩まされる。そんな時に助手をかってでたのは、生徒の母親であるラドブルックだった。高慢で人をよせつけない彼女がなぜ?トリイの奮闘に心うたれる、感動のノンフィクション。
Posted by ブクログ
初めて読んだトリイ・ヘイデンの本。
ラドブルックを追いかけて読んでほしい。
彼女が自暴自棄だったのからだんだんと道を見つけていって、女性は特に共感を持たれるのではないかと思う。
Posted by ブクログ
トリイヘイデンの本を読み始めて6冊目だが、一番好きかもしれない。
今までのは子供が主人公だけど、これは同時に大人も主人公。私も「大人」として世界に入ってしまった。
だからかな。