森功のレビュー一覧
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★チームのバランスは★安倍政権の官邸官僚は2種類いると後書きで記している。菅官房長官を支える官房副長官の杉田和博(警察庁)や首相補佐官の和泉洋人(国土交通省)、そして第一次政権から続く首相秘書官の今井尚哉首相秘書官や長谷川栄一、柳瀬唯夫といった経産省出身者。個人に焦点を当てた章立てでそれぞれのストーリーはよく分かっただけに、チームとしてどのようなパワーバランスで成り立ったのかが気になった。
出身官庁でトップになるようなスーパーエリートでない人物だからこそ、官邸で安倍政権に忠誠を尽くしたという書きぶり。ただ、本当にフィットするのは技官の和泉だけではないか。和泉については何が重用されているのか -
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バブル期の王様として経済を操った森下安道という男の物語。貪欲すぎる程の拝金主義が紙面をとおしてビシビシと伝わってきた。終戦後の少年時代は極貧生活を強いられたが、丁稚奉公から起業。洋服店を継いだ後、資金繰りの厳しさから業種転換。判断力と修正力、まさに高速PDCAのお手本のような人。
登場人物のみでなく、当時の経済事件-ロッキード、リクルート、イトマン-や山一抗争など時代背景を知るのに参考になった。
当たり前だけど、戦後のカオスから始まり、高度経済成長、バブルといったエネルギッシュな時代といまは全然違う。
現在は不景気&インフレ、、学校で習ったスタグフレーションではないか。
時代の -
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元三和銀行員・岡野氏が、飛鳥会代表・小西氏の人物像や行動を振り返る、回顧録。
ノンフィクションであるが、意外と読み易い。
パッと見は「銀行が脅されて80億円の融資をして、それが貸し倒れた」と思われがちな事件。でも銀行にとっても小西氏は都合の良い存在だった、という内容。
岡野氏は、みんながビビってた小西さん相手に自分はよく渡り合った、銀行内でもお偉い方に感謝されてた、と全く後悔ない様子…
小西逮捕の騒動の後は自殺者まで出てしまってるし、後任や後世に迷惑・負担をかけてしまう、「そのときが良ければ」の取引はするべきじゃないよなあと思ってしまった。 -
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ネタバレ面白かった。
菅さんがどんな人か、都合の良いことも悪いことも、概ね中立に書かれていて、様々な人への取材や事実に基づいて書かれていると感じた。
自民党によるNHK支配の話しも興味深い。NHKが反権力の姿勢や中立的立場というのは確かに感じていた。警視庁に続きNHKも自民党に支配されたらもう中国と変わらんな。着実に放送会社には自民党縁故が増えてる。
抜粋ネタバレ
町を歩いてどこにどんな嫁さんがいて、子供がどうしてるか全部覚えてこい。一飯一宿の義理と人情、やせ我慢覚えた。
菅さんは兎に角マメで仕事が早い。
秘書に求める仕事高い水準で厳しい。
横浜、藤木企業人脈など。 -
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先週最終回のテレ東の「ネット興亡記」はラスボス登場的に孫正義を取り上げていました。ヤフー!の件で使われる彼の写真の斜め後ろには必ず井上雅博がいて、ヤフー!事業におけるニコイチ感を改めて感じながらも、番組的には軽く触れるだけだったので、ちょっと違和感を覚えました。本書を手にしたのは令和になる直前のNHKスペシャル平成史スクープドキュメント第8回の情報革命 ふたりの軌跡~インターネットは何を変えたか~がめちゃ面白かったからです。金子勇と井上雅博。特に井上については毎日触れている情報プラットフォームを本家アメリカと一線を画す日本独自のサービスに育て上げた秘密をもっと理解したいと思っていました。本書は
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第2回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞受賞作。副題からもわかるように、ひところ国会を賑わせた「加計学園」問題について、著者が叮嚀な取材で追ったもの。本書でまず眼を引くのが、「第一章 第二の加計学園」というタイトル。加計学園問題が森友学園問題と並び称されているのは周知のとおりで、本書では後者についてもちゃんと触れられているのだが、章題の「第二の加計学園」とは、じつは森友学園のことなのである。先に社会問題化したのは森友のほうで、巷間でも加計を「第二の森友」とみる向きもあったが、じっさいは順番が逆で、森友こそ加計の手法を参考にしていたのである。この点をまず正しく理解しないと、この問題の経緯
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今でこそ我が地元から成田空港へは駅前からバスが発着している。
しかし、私がよく海外へ行ってた頃にはなかった。
なので、上野まで出て京成スカイライナーが成田へ出る手段だった。
スーツケースを転がして、東京メトロの上野駅から京成の駅まで
えっちらおっちら歩いていたっけ。もう成田に行くまでに疲れちゃう。
本書は成田をはじめ、日本の空港が抱える問題に焦点を当てた
ルポルタージュである。
こんな狭い国土に99もの空港があるんだね。知らなかったよ。
そういえば千葉県在住の友人に「千葉には国際空港がある。
埼玉にはないだろう」と自慢された。ふんっ、空港はなくても
埼玉には新幹線が走っておる。なんて妙な