森功のレビュー一覧
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ヤフー元社長の井上さんの伝記。
経営手腕の天才であり、社長退任後は趣味の世界に没頭し、趣味の世界で亡くなる。
孫さんとの関係性、単純な上司と部下という関係性ではないエピソード。ソフトバンク社長室長時代は社長より偉い社長室長と呼ばれ、孫さんより遅く出社し、海外出張では孫さんに荷物を持たせて自分はタバコをふかすなど図太い面も。一方て休日も孫さんと付き合わなくてはならないからという理由でゴルフはやらない。
ヤフーBB事業など大きな仕事には、孫さんと直接交渉を避けるために部下の松本さんを代わりにソフトバンクに送り込んでいた。井上さんの後任として松本さんを打診したが断られ、宮坂さんを選んだ。松本さんはヤ -
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様々な地面師事件について紹介している本。地面師たちは、詐欺を計画する者や公的書類を偽造する者、地主のなりすまし役を手配する者など、それぞれ役割分担して犯行を行う。また、加害者と被害者の境界を曖昧にするために地主の親族を引き入れたり、最終的な買い手に売る前に転売を繰り返したりと様々な手を使い、時には弁護士や司法書士まで犯罪に加担するという。本当に詐欺師は頭がいい。
制度上、地面師によって自分の土地が善意の第三者に売られてしまった場合、その土地を取り返すことは難しいという。地主にとって恐ろしいことなのは当然だが、土地を買ったほうにとっても、詐欺に関わった土地に住むというのは居心地が悪い。不動産の -
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2017年4月25日、クラシックカー事故で逝去されたヤフー元代表取締役社長井上雅博氏。実質的創業者といってもいい。彼がヤフー社長でなかったら、いまのヤフー曳いては日本のインターネットは育っていたかどうか。それほどの大物でありながらマスコミ嫌いも手伝って彼の人物像はなかなか伝わってこない。そんな彼の人物像に迫る。
但し情報が極端に少ないのか、内容的には井上氏の社長退任後の趣味、クラシックカーやワインや別荘の話が主なのが残念。事業家としての井上氏の姿を期待して読むと肩透かしを食らうかもしれない。そうしたなかで元PIM CEOとしてヤフーに召集された松本氏と井上氏との関係性は大変興味深い。パワハラ -
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安倍政権における官邸官僚の分析。第一次のお友達内閣の反省から、杉田、今井、北村、和泉、長谷川、柳瀬といった官邸官僚を登用し、内閣人事局の人事権を背景に霞ヶ関を操り、ある種破壊していったという内容。
特に、杉田、北村、和泉などの前半生からスタイルや軌跡を追っているのは面白い。また、これらが各省庁の官僚機構のトップではなく、二番手、三番手だったという分析も良い。
しかし、それ以外は週刊誌的な内容、かつ、はなから官邸官僚を批判するトーンで書いており、納得感がない。
こうして見ると、経産・警察の天下に菅長官に近い和泉が食い込んでいる形。菅内閣になり、経産グループは消えたが和泉の勢力は残り、何故か -
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知人に薦められた本。
和泉補佐官がいかにして名を上げ、入り込んで、力を持ったのかの記述は面白い。
いわく、小泉政権下で都市再生本部事務局次長として、公共事業に代わる新たな成長産業として、都市再生という旗印を掲げて仕掛けた、と。このあたりから「国交省に和泉あり」と霞ヶ関にその名が轟くようになっていったと。
民主党時代になっても政治家との人脈から内閣官房に残り、参与になり、さらに自民に戻った第二次安倍政権で補佐官となった。それには菅官房長官の強い推薦があったという。
菅が横浜市議のとき建設事務次官だった高秀を市長に擁立したころにも、和泉によく頼っていたのではないか。そして菅が国交政務官になったあ