森功のレビュー一覧

  • 日本の暗黒事件

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    大半がリアルタイムに見聞きしてきた事件だったから、当時の記憶と照らし合わせたりしながら、とても興味深く読み進めることが出来ました。参考文献が殆ど示されていないこともあって、ともすれば宝島MOOKと紙一重って感じもしますが、推論を極力排し、自身の取材で判明した事実関係が主に述べられているから、うそ臭さを感じないのも良いです。週刊誌とかとも違い、リアルタイム性を求められない分、咀嚼された内容になっているのも信頼性が高いと思いました。グリコ・森永は当時から印象が強くて、同社製品を食べるようになったのも、随分経ってからだった記憶があります。事件の詳細は知らなかったけど、なるほど、まさしく「レディ・ジョーカー」だったんですね。かの作品の優れた出来映えを改めて実感した次第。他のどの章も押しなべて面白かったです。

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    2017年06月22日
  • 腐った翼 JAL65年の浮沈

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     同じテーマを扱った町田徹『JAL再建の真実』講談社現代新書,2012年と合わせて読むと良い。本書は,2010年刊行の単行本を文庫化。定価900円(税別)と文庫本にしては高額だが,400頁に及ぶルポルタージュには読み応えを感じる。最終章の最後に書かれた「真剣に会社を思い,社会的な意義を見出して,経営の舵を握った社長がいただろうか。少なくとも政治家や官僚の悪癖や利権構造の壁を打破しようとした経営者は,見当たらない。なにより,ここまで企業を腐らせてきた責任は誰がとったのか。」(406頁)という文章は,そのまま東日本大震災後の東京電力にも該当しよう。それが,「日本型経営システム」の公共事業版であるならば,このうえなく残念な話である。
     公共事業の今後という点では,JR北海道とJR四国も経営面で限界を迎えつつある。航空業界と鉄道業界との相違はあるものの,いずれ債務を税金で肩代わりしなければならなくなった時,JALの経験がどのように活かされるのか,我々はしっかり見極める必要がある。

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    2017年03月28日
  • 紛争解決人 伊勢崎賢治・世界の果てでテロリストと闘う

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    紛争地の悲惨さ残酷さ複雑さ、現場にいる者しか分からない真実に衝撃を受けた。憲法改正に賛成・反対なんて現場を知らずして語るべきではないと感じたし、日本が世界でどのような役割を果たせるのか、きちんと見極めることの重要性を実感した。

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    2016年10月16日
  • 同和と銀行 ―三菱東京UFJ“汚れ役”の黒い回顧録

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    真相に迫っていくスリルとか、多角的な検証はなく、サブタイトルにもある通り、良くも悪くもある銀行員の回顧録。なんでこんなに小西が権力を握れたのかわからないんだけど、差別と権力にあるようなことをやってきたのかねえ。しかし、いつも思うことだけど、こんなに非生産的で行きていける昭和期はうらやましい。

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    2016年04月14日
  • 大阪府警暴力団担当刑事 捜査秘録を開封する

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    ネタバレ

    暴力団の抗争はなぜ起きるのか。警察はそれにどのように対処していくのか。この本の中で、島田紳助や中田カフスの一件にも触れられており、面白く読み見ました。森功氏の別の著書で取り上げられていた同和からみのお話も出てきます。

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    2015年12月08日
  • 血税空港 本日も遠く高く不便な空の便

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    赤字を抱える日本の地方空港の現状が分かります。「空港の大問題がよくわかる」に対して国内財政の見地からの分析が主です。

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    2011年01月22日
  • 地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団

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    地面師たち、を一通り読んでみて事件自体をもっと知りたかったのでちょうどいい本でした。
    実際の登場人物一覧があるので、誰がどのキャラなんだろうと楽しくなりました!
    地面師って騙すだけじゃないんだよな、と再認識させられる。
    曲がりなりにもちゃんと仕事をしていた過去があるから余計に騙されてしまいそう。

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    2026年09月13日
  • ならずもの 井上雅博伝 ――ヤフーを作った男

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    ヤフージャパン創業時のいろんな話が出て、興味深かった。
    ヤフージャパンの株価が1億超えたとか、ヤフーBBのモデムを配ったくだりとか懐かしい思いで読めた。

    後半近くの、別荘をいくらで建てたとかクラシックカーがいくらしたとかについて延々と書かれているところは興味が湧かず流し読み。

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    2026年09月11日
  • 地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団

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    地面師関連の本は何冊も読んでいるが
    本書が1番わかりやすく、のめり込んで読んだ

    被害者たちは取引に対して何度か疑いをかけて
    いるのに、最後まで取引に応じ
    結果、何億ものお金を騙し取られる

    なぜなんだ

    何度読んでも、何冊読んでも
    不可解な詐欺事件だ…

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    2026年08月30日
  • 地面師vs.地面師 詐欺師たちの騙し合い

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    ネットフリックスドラマ「地面師たち」のその後、とでもいえるだろうか。
    事件直後に「地面師」という本を出版した著者が、
    その後、メンバーの一人、獄中のカミンスカス操から手紙をもらったことから、
    さらにその後を追ったものとなっている。
    いやいや、メンバー同士のだましあいというか、だれもほんとうのことをいわないと
    いうか、何が正しいのかさっぱりわからない。
    この本は必然的にカミンスカス操の証言が中心になるが、ほんとかどうか、
    よくわからない。実にごちゃごちゃしている。
    ネットフリックスのドラマのように統制が取れてない。
    ハリソン山中はいないのだ。
    まして、ハリソン山中のように殺しは絶対にしない。あれはドラマだ。
    しかし55億円が動いた。積水は払った。
    怪しい、とわかった後でも地面師との交渉は続いた。
    そのあたり、サラリーマンの悲しい性なのだろうか。
    結局真実はわからない。

    一部 積水ハウス事件「主犯」の告白
    ◆第一章 残された謎を追え
    一七人の逮捕者たち/知られざる不良のプロフィール/刑務所仲間が語るカミンスカス/市橋達也との交流/〈受け取った金員は一億円だけ〉/突如あらわれた相続人
    ◆第二章 ラスボスの正体
    内田マイクの登場/融資詐欺から地面師詐欺へ/〈司法取引した〉のは誰か/無数の名前を持つ男
    ◆第三章 カネはどこに消えた?
    逃げ切った大物地面師/55億5000万円の行方/タワマンに運び込まれたスーツケース/なりすまし犯が逃げた/名門ゴルフ場での逃匿謀議/フィリピンへ高跳び/新たな巨大詐欺/そして詐欺師は消えた/カミンスカスを問い詰める
    第二部 未解決地面師事件の「その後」
    ◆第四章 新橋「白骨遺体」事件の闇
    放浪する素封家地主/六度も転売された物件/真の所有者は誰か/いまだ決着はつかない
    ◆第五章 汚されて戻らぬ土地
    騙されたほうが悪い?/法律事務所からの不審な知らせ/東京同時多発地面師/台湾華僑なりすまし事件/詐欺の現場は弁護士事務所/聖路加レジデンスのニセ地主/見逃された「偽造ミス」/地面師本人が筆者に語る/死人に口なし
    ◆第六章 アパホテル「12億円詐欺」事件の真相
    内田マイクの「黒い履歴書」/狙われた大都会の空白地/とぼける中間業者/「ピエール瀧」のモデルのような男
    ◆終章
    積水ハウスの社内抗争/詐欺と気付いていた可能性/絡み合う謎/詐欺師と詐欺師の騙し合い

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    2026年08月16日
  • 地面師vs.地面師 詐欺師たちの騙し合い

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    Netflixドラマも大ヒットして多くの人が知るところとなった積水ハウス地面師詐欺事件。綾野剛が演じた役のモデルとなったカミンスカス操(服役中)から著者宛に「私は無罪です」と訴える手紙が届いたところから本書は始まる。著者も指摘するように言い分も聞いても「なるほどカミンスカスは利用されただけだったのか!」と考えるのはさすがに無理があるけれど、一応決着したことになっている事件に残された不可解・未解明の謎には陰謀説的な興味を惹かれる。まぁ積水ハウス側の真相はもう表には出てこないのだろう。地面師たちの方も全くもって一枚岩じゃないのが真相究明をややこしくさせるのだろうな。そのため誰が何の意図を持っていつどのように動いたのかが非常に複雑で、特に時系列の観点でやや読みづらいのは本書の難点(文章の問題というよりは地面師詐欺事件がそもそも複雑怪奇すぎるのが大きそう)

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    2026年06月14日
  • 地面師vs.地面師 詐欺師たちの騙し合い

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    ネトフリ「地面師たち」は面白かったが、エンタメに振れ過ぎで実状と乖離が著しかった。やはり本物の凄みや不可思議さ、闇の深さは全然違う。事実は小説より奇なり。。カミンスカスとの文通から始まり、メインの積水ハウス海喜館地面師詐欺事件やNTT・アパホテルの事件等々地下茎のような地面師たちの蠢きと騙し合いは、まさに奇想天外・摩訶不思議を地で行くもの。本作面白かったが、あまりにも複雑過ぎ、かつ行きつ戻りつが多く、読みにくい。図録や年表、系統図をもっと活かして書いてほしかったところ。。

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    2026年06月05日
  • 地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団

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    行ったことのある喫茶店も出てきて地面師はこんな身近な所にもいたのかと思った。
    被害額の割には刑期が短いと感じた。

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    2026年05月27日
  • 地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団

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    Netflixのドラマを見て興味を持ち購入。
    ドラマとの共通点や違いに気づきながら読み進めるのが面白かった。
    登場人物や関連業者が多く、ここまで手が込んだ一大プロジェクトのような詐欺が実際に多数起きているとは…驚きだった。
    続編も読んでみたい。

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    2026年05月10日
  • 地面師vs.地面師 詐欺師たちの騙し合い

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    積水ハウス事件の主犯とされた受刑者が「自分は騙された」と著者に送る所から始まる前著の続編。
    この辺はもう人種が違うなというのと、途中の事件の手口がようこんなん考えるなと感嘆しっぱなし。
    積水ハウスの事件も、結局は社内闘争の隙を突かれたというのも何とも言えない。

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    2026年03月26日
  • 地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団

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    積水ハウス事件をはじめ、実際に起きた地面師事件のノンフィクション。
    誰が加害者で誰が被害者なのか、警察の捜査も難航する。逮捕はされても起訴は免れるなど、法の網をかいくぐる犯罪組織の実態がよくわかった。

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    2026年01月28日
  • 腐った翼 JAL65年の浮沈

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    ネタバレ

    ドラマ「沈まぬ太陽」を読んでからこの本を読みました。ドラマや映画は、会長人事などやや美談に過ぎたる点もありますが、魑魅魍魎として自身の利権や保身に走る役員たち。なんともまぁ、こんな会社で働きたくないものですし、公共交通機関としてどうなのかな?と。労働組合の問題も多難。経営者側の取り込みなどによる明らかな差別など信じられません。某鉄道会社の労使問題もすごかったようですがこちらも・・・昨今での飲酒問題もあり問題は根深いようですね。

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    2025年12月18日
  • 地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団

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    地面師たちの元になった話で、こちらはハリソン山中ではなく内田マイク。
    あの地面師たちのリアリティが高いのも頷ける。

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    2025年12月12日
  • 地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団

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    ネトフリ地面師たち の原作を買ったつもりで手に取った1冊。
    手練手管を尽くし大掛かりな詐欺を仕掛けるにしてはスピード感がすごすぎる。

    どこでなりすましキャストを調達してくるのかと思ったら手配師がいたり、役割が決まってたり、わざとペーパーカンパニーを噛ませて複雑にしたり。やっぱり背後にはその筋の人々が見え隠れしたり…。それで御用達の士業役までいるのかよ!

    アングラ社会を垣間見るような読書体験ができた。

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    2025年12月06日
  • 地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団

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     詐欺師たちが本気でだましにかかったら、地主は太刀打ちできないじゃないですか!

     ノンフィクションで地面師たちの足跡を追う。
     不起訴にならず、逮捕されても数年後には地面師に戻ってきている。

     プロをだまして、巨額の金額を動かしてだまし取る。
     有名な積水ハウス時間を筆頭に、東京都内で暗躍する地面師たちを追う。

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    2025年06月15日