森功のレビュー一覧

  • 地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団

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    いろんな世界を知るという意味では非常に興味深い本だった。

    未解決事件が多いのと、もはやスキーム化されているというので、この本を読んでいると、犯罪とのギリギリラインで莫大なお金を稼いでる人は世の中たくさんいるんじゃないかと思う。

    内容的に結論がはっきりしない事件の物語ばかりなので少しモヤモヤしたが、地面師について知っておくことは、自分が不動産や土地を持つ時に多少は騙されるリスクが減ると思うから、読むことをおすすめする。

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    2023年03月01日
  • 地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団

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    おもしろーい!これが実際あったのかドラマみたい!って軽い感じで読んでしまった(犯罪ルポなのにすみません)
    ただ、仕方ないことだけどどれも同じような流れだから途中で飽きた。

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    2023年02月28日
  • バブルの王様

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    バブル期に活躍した裏の金融家森下安道の一代記。フリーのノンフィクション作家森功の綿密な取材を元に描かれている。はっきりとはしないが浮かび上がる人物像は資本主義の裏街道を知悉したインテリ金融家を思わせる。

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    2023年02月13日
  • 地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団

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    ニュースだけではよく分からなかった事件が、なんとなくわかるような気がする。そんなルポ。
    生年月日が違っても見逃す行政書士とか、どこかおかしいなと思いつつ、急かされるとつい焦って契約入金してしまう不動産屋とか、ちゃんとしたプロだと思っていたけど人間のやることよなーなど感じた。

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    2023年02月06日
  • 国商 最後のフィクサー葛西敬之

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    政治絡みの部分は面白くスムーズに読み進められたが国鉄~JRでの労組関係は知識が乏しいうえ似た名称と聞きなれない人名の為か頭に入らなく眠気に誘われた
    読む人毎に知識と興味がある部分が違えばまたこの本への評価のグラデーションも変わるだろう
    この勢いで国鉄労組物を読みたい気もするが、知識不足ゆえついていけない気しかしないのが現実

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    2023年01月19日
  • ならずもの 井上雅博伝 ――ヤフーを作った男

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    引き際の潔さのみ感心した。というかこれが出来ない経営者が殆どなので、その他プライベートがどうだろうと関係なく、この一点だけで素晴らしい経営者だと言える。ヤフージャパンの牽引についてもっと書かれているかと思ったが、そういえば著者は森功氏なので経済本でないことに気付いた。人となりを描いた本だったが全く興味持てず。引き際のみ印象に残った。

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    2022年06月12日
  • ならずもの 井上雅博伝 ――ヤフーを作った男

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    世界全体が大きな流れに乗って変わる時、その流れを上手く利用できる少数の実業家が巨額の富を得る。しかし、だからといって彼が天才という訳ではなく、巡り合わせが良かったと考えるべきか。流れそのものを自ら起こす人は実業の天才と言えるかも知れないが。

    米国と日本のムーブメントにおける時間差を利用して事業を成功させてきた孫正義と、ほぼ対等のような立場で、その事業の一翼を担ったこの本の主役井上雅博ーヤフージャパン社長。自らの趣味であるレース事故で死去し、今は居ない。故人だから、成金的な趣味と実業家としての彼の二つの顔を赤裸々に語れたのかも知れない。暴露本ほど下品な内容でもないが、団地の生い立ちからの分析は

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    2021年12月25日
  • ならずもの 井上雅博伝 ――ヤフーを作った男

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    2017年4月25日、クラシックカー事故で逝去されたヤフー元代表取締役社長井上雅博氏。実質的創業者といってもいい。彼がヤフー社長でなかったら、いまのヤフー曳いては日本のインターネットは育っていたかどうか。それほどの大物でありながらマスコミ嫌いも手伝って彼の人物像はなかなか伝わってこない。そんな彼の人物像に迫る。

    但し情報が極端に少ないのか、内容的には井上氏の社長退任後の趣味、クラシックカーやワインや別荘の話が主なのが残念。事業家としての井上氏の姿を期待して読むと肩透かしを食らうかもしれない。そうしたなかで元PIM CEOとしてヤフーに召集された松本氏と井上氏との関係性は大変興味深い。パワハラ

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    2021年01月28日
  • ならずもの 井上雅博伝 ――ヤフーを作った男

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    物足りないというのが一番の感想。
    井上さんに関する情報が少なかったのか、少ない情報を継接ぎした感が否めない。

    仕事部分の話が思ったほど少なく、もっとそこにフォーカスした話だと思っていたので残念。
    プライベート部分もあくまでかかわった人たちの主観だし、亡くなった人についてどこまで本音で語ったのだろうと感じた。

    今生きていたらどうしていたのだろう。
    ヤフー退職後は趣味に生きたとなっているが、物足りなくなって自分で事業を始めたりしていたのか、など想像してしまう。

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    2021年01月17日
  • 官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪

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    安倍政権における官邸官僚の分析。第一次のお友達内閣の反省から、杉田、今井、北村、和泉、長谷川、柳瀬といった官邸官僚を登用し、内閣人事局の人事権を背景に霞ヶ関を操り、ある種破壊していったという内容。

    特に、杉田、北村、和泉などの前半生からスタイルや軌跡を追っているのは面白い。また、これらが各省庁の官僚機構のトップではなく、二番手、三番手だったという分析も良い。

    しかし、それ以外は週刊誌的な内容、かつ、はなから官邸官僚を批判するトーンで書いており、納得感がない。

    こうして見ると、経産・警察の天下に菅長官に近い和泉が食い込んでいる形。菅内閣になり、経産グループは消えたが和泉の勢力は残り、何故か

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    2020年12月10日
  • 官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪

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    知人に薦められた本。

    和泉補佐官がいかにして名を上げ、入り込んで、力を持ったのかの記述は面白い。
    いわく、小泉政権下で都市再生本部事務局次長として、公共事業に代わる新たな成長産業として、都市再生という旗印を掲げて仕掛けた、と。このあたりから「国交省に和泉あり」と霞ヶ関にその名が轟くようになっていったと。
    民主党時代になっても政治家との人脈から内閣官房に残り、参与になり、さらに自民に戻った第二次安倍政権で補佐官となった。それには菅官房長官の強い推薦があったという。
    菅が横浜市議のとき建設事務次官だった高秀を市長に擁立したころにも、和泉によく頼っていたのではないか。そして菅が国交政務官になったあ

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    2020年11月08日
  • 総理の影~菅義偉の正体~

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    大阪の政局やカジノの章は横道に逸れすぎた感があったのでもっと本人にフォーカスしてほしかった。他の著者が書いた本も読んでもう少し多面的に知識を深めてみたい。

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    2020年10月13日
  • ならずもの 井上雅博伝 ――ヤフーを作った男

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    インターネットの世界を日本で築いた立役者の一人。60歳の定年を迎えたすぐ後に、趣味のクラシックカーレースに参戦中、大きな木にぶつかり生涯を終えた。井上さんの人柄、飄々としつつも、ヤフーのリストラで涙を流し、意思を持った人と伝わってくる。望むならやはり本人の伝記が読みたかった。

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    2020年09月20日
  • 総理の影~菅義偉の正体~

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    菅さんの考えが良く分かりました。田中角栄氏が高等小学校卒、菅新首相が満州帰りの家で育った。努力すれば夢は叶うという勇気をいただきました。今後は首相としてどのように政治を行うのか楽しみです。

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    2020年09月16日
  • ならずもの 井上雅博伝 ――ヤフーを作った男

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    井上雅博伝が5割、残りの5割はヤフー・ジャパンやソフトバンク、日本のインターネット業界の生い立ち、その他クラシックカーコレクター界隈の話などという構成。謎が多い人物ゆえに、周辺の状況から染み込むように推測をして行くといった内容である。信じる信じないは読者次第、実の本人は果たしてどう考えていたのか、さらに考察させられざるを得ないが、なりたくてもそうなれるものではないことは自明か、と。

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    2020年07月25日
  • ならずもの 井上雅博伝 ――ヤフーを作った男

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    日本はこういう人に支えられて成長してきた。目立つことが嫌いな切れ者。最近は先に目立とうとする人が多すぎる。全体的に一発屋が多いような気がする。でも、やはり最後は目立ちたかったんだな、名誉が欲しいんだなと。みんな一緒だな。

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    2020年07月22日
  • ならずもの 井上雅博伝 ――ヤフーを作った男

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    孤独な寂しい人の話だった。

    前半は一つの事にのめり込めるオタクの成功物語。
    最後は、誰かや社会や何かのために働く意義を見つけ出せない金持ちの悲哀

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    2020年06月29日
  • ならずもの 井上雅博伝 ――ヤフーを作った男

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    彼にはビジネス(インターネット関係)に関わり続けて欲しかった。晩節が……
    後味があまりよくない
    まあ、小説じゃなくノンフィクション

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    2021年07月16日
  • 腐った翼 JAL65年の浮沈

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    本作では、破産に至る道のりが書かれているけど、今吹き荒れるコロナ渦によって、改めて重大な局面が突きつけられている。だからこそ今のタイミングで、と思ったんだけど、これだけ入れ替わり立ち替わり馴染みのない固有名詞が出てくると、正直ツライ。一部にとっては超重要名詞なのかもしれないけど、個人的にはあくまで、数ある会社の歴代社長。綿々と繰り返される政治との癒着、トップ層の足の引っ張り合い、は何となく分かったけど、ただそれに目を通しているだけなのはしんどい。という訳で、最初の三章、および最終章を読んで、あとは止めました。読み直すことも、きっとないでしょう。

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    2020年05月08日
  • ゴルフトーナメントスポンサー興亡史

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    ネタバレ

    ゴルフトーナメントのスポンサーはその時代や企業の勢いを反映する。トーナメント黎明期には新聞社、自動車メーカ、タイヤメーカ等が自社商品の販売促進の一環としてマーケティング費用をつぎ込んだ。時代が変わり、消費者金融、パチンコ、ゲーム、IT関連企業が企業のイメージアップ戦略としてスポンサーとなっている。この流れはプロ野球の流れと重なる部分もある。プロアマは貴重な取引先接待という位置づけ。企業トップがゴルフ好きだとスポンサードの話が進むケースがやはり多い。

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    2020年01月08日