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Posted by ブクログ
今でこそ我が地元から成田空港へは駅前からバスが発着している。
しかし、私がよく海外へ行ってた頃にはなかった。
なので、上野まで出て京成スカイライナーが成田へ出る手段だった。
スーツケースを転がして、東京メトロの上野駅から京成の駅まで
えっちらおっちら歩いていたっけ。もう成田に行くまでに疲れちゃう。
本書は成田をはじめ、日本の空港が抱える問題に焦点を当てた
ルポルタージュである。
こんな狭い国土に99もの空港があるんだね。知らなかったよ。
そういえば千葉県在住の友人に「千葉には国際空港がある。
埼玉にはないだろう」と自慢された。ふんっ、空港はなくても
埼玉には新幹線が走っておる。なんて妙な張り合いをしたっけ。
さて、日本の空港である。道路のことは少しは勉強したので分かって
いるのだが、空港のことなんてあんまり考えなかた。道路特定財源と
同じように空港整備特別会計なんてのがあるんだね。
民営化以前の高速道路と一緒でプール制のこの財源は、やっぱり
どんぶり勘定。赤字空港の財政を支える為にあるようなもの。
ほとんどの空港が赤字を抱え、路線の撤退も続くなか、廃港にも
出来ないし、貨物に特化した空港にすることも出来ない。
民主党政権時代、国交省だった口先番長・前原が「羽田をハブ
空港にする」なんて言ってなかったっけ。だったら成田はどうす
るんだ?死人まで出して作ったのに…と思ったものな。
自治体の要望や国交省の思惑もあるんだろうが、ぼこぼこと
空港を作ったのはいいけど閑古鳥が鳴いているようじゃ、
そもそもの必要性が疑われる。
ダメダメな話ばかりでなく、成功している地方空港の話や海外
の空港の取り組み、航空会社等へのインタビューも収録され
ており日本の空港を取り巻く問題が分かりやすく書かれている。
99なぁ。離島を除いて、日本にこんなに必要なんだろうか。道路
より無駄じゃないのか。
Posted by ブクログ
日本の空港の仕組みがわかる良書です。その仕組みとは、話題になった高速道路よりもバカらしく、おカネを効率よく吸い取る仕組みです。(空港特別会計を通じて、儲かっている空港の収益を他の赤字空港の補助に混ぜこむ。)
日本の地方空港の問題点とは、ずばり「作りすぎ」。背後にある地域にどれだけの人口がいて航空路線が必要かが収支を決めると分析します。人口60万人ほどの島根県には出雲空港と石見空港がある。隣接する鳥取県にも米子空港と鳥取空港がある、という塩梅です。
その中で地域と県を上げて利用率を上げることに成功した能登空港や、貨物取扱で気を吐く小松空港の事例が挙げられます。
日本とばし、は空の世界にも広がっています。韓国の仁川空港は日本の28空港と定期便を持っています。つまり、日本の地方からは、仁川に飛び、そこからヨーロッパや中東に乗り継いだほうがはるかに便利になっています。
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