バブルの王様

バブルの王様

1,881円 (税込)

9pt

4.0

トランプタワーを買い占めた日本人。

トランプタワーを買い占め、ジャパンマネーの力を世界に見せつけたその男は、バブルという時代を牽引し、そしてただひとり生き延びた。街金融アイチ会長、森下安道。洋服の仕立屋からのし上がり、貸付総額1兆円超のノンバンク・アイチを率いた彼は、ゴルフ会員権というビジネスモデルを考案、さらに世界の絵画取引に売って出て、世界的オークション会社の個人筆頭株主にまで名を上げた。
その繋がりは政界から暴力団まで幅広く、桁違いの資金力に、時のバブル紳士たちも惹きつけられた。「蝶ネクタイの会社乗っ取り屋」「兜町の風雲児」「地上げの帝王」…・・・森下は彼らの裏で「イトマン事件」をはじめ数々の経済事件に関わりながら、ただひとり時代のあだ花で終わることなく生き残った。まさに彼こそはバブルの王様と呼ぶに相応しい。知られざるその生涯を通じて、狂乱の時代を総括する。

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バブルの王様 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年10月22日

    バブル期にトランプタワーを買い占めた男・森下安道
    洋服の販売から成り上がり、街金融アイチ、そしてゴルフ会員権というビジネスモデルをつくり、世界的なオークションの個人筆頭株主になったというバブル紳士。
    桁違いの所有資産を持ち、世界にその名をとどろかせた森下安道。バブル期を生き延びたという彼の人生を綴っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月10日

    バブル期の王様として経済を操った森下安道という男の物語。貪欲すぎる程の拝金主義が紙面をとおしてビシビシと伝わってきた。終戦後の少年時代は極貧生活を強いられたが、丁稚奉公から起業。洋服店を継いだ後、資金繰りの厳しさから業種転換。判断力と修正力、まさに高速PDCAのお手本のような人。

    登場人物のみでな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月13日

    バブル期に活躍した裏の金融家森下安道の一代記。フリーのノンフィクション作家森功の綿密な取材を元に描かれている。はっきりとはしないが浮かび上がる人物像は資本主義の裏街道を知悉したインテリ金融家を思わせる。

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