【感想・ネタバレ】ゴルフトーナメントスポンサー興亡史のレビュー

あらすじ

霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)――2020東京五輪のゴルフ競技開催会場こそ、言わずもがな、日本のゴルフ興隆の地である。1957年にそこで行なわれた試合が火付け役となり、一大ゴルフブームが到来。70年代にはビッグトーナメント全盛期を迎える。スポンサーにはタイヤメーカー(住友ゴム)に加え自動車(三菱自動車)、カード会社(三井住友)が参入、バブル崩壊後はパチンコ・不動産など新興が勢いを増した。プロゴルフのスポンサー企業の移り変わりを辿ることで、戦後経済の盛衰を浮き彫りにする。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ゴルフトーナメントのスポンサーはその時代や企業の勢いを反映する。トーナメント黎明期には新聞社、自動車メーカ、タイヤメーカ等が自社商品の販売促進の一環としてマーケティング費用をつぎ込んだ。時代が変わり、消費者金融、パチンコ、ゲーム、IT関連企業が企業のイメージアップ戦略としてスポンサーとなっている。この流れはプロ野球の流れと重なる部分もある。プロアマは貴重な取引先接待という位置づけ。企業トップがゴルフ好きだとスポンサードの話が進むケースがやはり多い。

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2020年01月08日

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