三宅乱丈のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレミューバはあれほどデュルクを大事に思ってくれていたのに
それでも信じるのはデュルクでは無いのだな。
彼のせいで奴隷化されるところだったのは
本当に恐ろしいことだが、そんな発想をする彼らでは無く
デュルクを心から恨んでしまうのは辛い。
カーマの色々なことが明らかになるが、ひとつも
彼らにも事情があったのだなと同情できることがない。
ただただ気持ちが悪い。
予知の足が獣奴のようになっていた理由はこういうことだったか。
イムリたちの描写の雰囲気がとても好きだ。
広島弁や色々混ぜて使っているのだろうか。
民族の暮らしとして読んでいたい。
あれからどれくらいの時間が経ったのだろう。 -
購入済み
一応
悟のセリフで終わっていれば、未来を感じる終わりという
ことも出来たように思うが、その後と、作者の後書きがあるため
そうとはいかなくなってしまった。次作へ期待。 -
購入済み
シンクロ
他人の心象風景に入り込み、さらにそれを弄ることができる
能力者達の話。描き方が独特。イムリの時も思ったが、
猜疑心や嫉妬といった悪感情や、能力は低いのに自尊心だけ
強いような人物を描くのが上手い。 -
購入済み
怪作完結
凄いページで終了。
新撰組の内部抗争、攻撃性といったものが、ホールモーンの
バランスが崩れたせいだ、という描き方が面白かった。
別の長編でもそうだったが、三宅先生は猜疑心とか嫉妬心とか
を描写するのが上手な方だと思った。 -
購入済み
怪作?傑作!?
新撰組が密偵のために密かに使っていた薬の使い方を誤って、
乳房が生えてしまった、というとんでもない設定のお話。
これが史実に沿って進行するのだから凄い。
生えただけでほぼ男性のままのキャラと、性格までいかにも
女性っぽくなってしまうキャラがいて、そのさじ加減が絶妙。 -
ネタバレ 購入済み
果たして薬は
生えたものを治す薬があると聞いて、高価ながらそれを求めようと
なんとか秘密裏に資金を工面しようとして起こるひと騒動。
どんどん焼けとその中での新撰組の動きが描かれている。