あらすじ
その身に宿した破壊的な「印」、イムリの純粋な血により最強となった「命令彩輪」。「覚醒者」ミューバを止められるものは、もう誰もいない…。ダ・ヴィンチ“今月のプラチナ本"選出、文化庁メディア芸術祭入賞…圧倒的なストーリーテリングで絶賛の呼びつづけるファンタジー・サーガ、第16巻。
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泣けました
ラルドとイマルの侍従関係に胸が熱くなりました。今は大切ですが、今後の展開をしっかり見据えないと思ってもみないところまたは望まない事の過ちを知らず知らず犯してしまい、取り返しが出来なくなってしまう。口は災いの元であり熟慮することが大切であると学びました。次回がとても楽しみです。
Posted by ブクログ
憎悪の覚醒者・ミューバ。反逆のイコル・イマク。憤怒のイムリ・ニコ。抗い難い衝動は人々を争乱の渦の中へと巻き込んで行く。破滅の予感。多数の犠牲者が出ると分かっていても、もう誰にも彼らを止めることは出来ない。デュルクはこの残酷劇の救世主に成り得るのか⁈
ラルドへの仕打ちが哀しすぎますね。カーマ社会の内部からイコルの差別撤廃を目指すという、1番平和的な方法を模索していたのに…。報われない。
でも面白いです。このままクライマックスに向け、最高のカタルシスを期待してます。
Posted by ブクログ
ミューバの怒りがデュガロに向かうのはわかるが
なぜラルドをこんなに目に合わせるのだろう。
デュルクとの決定的な決裂の為の展開なのだろうか。
お別れなんて納得できないのに
お見送りだけで済ませられる訳はないが
イマクが戻ってこないとなると
ヴィテジのことも心配になってくる。
機転を利かせたつもりでも、促迫されたら意味がない。
トパロもどうなるのか。
運命を担うのがデュルクだけでなく、
イマクもまたその道へ踏み出すのかと思うと
怖いが期待もしてしまう。
なんでも無意味に恋愛要素を入れられると興醒めするが、
アンゾとニコが仲を深めていく様子はとても温かく素敵な光景だ。
誓いをして幸せそうでほっとしたし、
ニコがデュルクに反論したり、内心で不満を持っていたりするのを
アンゾが嗜めてくれるのも安心要素のひとつだったのに
ここから全てが綻びはしないか不安だ。